tern Verge X30h SRAM DD3 の修理依頼(その2)

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上写真のプラネタリギヤユニットに付いているガーターばねは全くの無傷なのにフリーボディー側のガーターばねばかりが破損するのかって訳は、その作動(伸び縮み)回数に雲泥の差があるからです。

プラネタリギヤユニットの爪は、3速トップギヤの時だけパチパチと動いていてフリーボディーの方は、作用(爪が掛かってスプリングが動かない状態)しているのは、1速ローギヤの時だけで、2速ミドルギヤと3速トップでは、常にパチパチと動いています。

フロントトリプルギヤクランクに例えると、ずーとインナーギヤを使ってることはないしトップギヤに入れっぱなしってこともないからミドルギヤを多用する時間が長いと思います。この時間帯は、フリーボディーの爪だけが、ずーっとパチパチなっているわけです。


説明は、こちらで ⇒ OX PECO の SRAM i-3 変速不良(その8)


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プラネタリギヤユニットの分解洗浄点検異常なし。



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ドライの状態で組付けておきます。



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でもって届いたのが、こちらのサンプル。なんと微妙にコイル径、環内径の違うものを5本ずつ4種類送って頂きました。これら全て在庫があったものだそうです。凄い!


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測定結果がこちら。Cのみステンレス製でA B D がスチールの鋼線。



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爪の割が1.54mm なので全てが適合だが、



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B は、ちょっと固いかな。



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コイル径、1.20mm の環内径24mm、一番バネ定数の低いCをチョイス。



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全く問題ないが爪を動かしてみると、



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爪を倒すとスプリングがはみ出るような?



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右のプラネタリギヤハウジング(こちらも i3 の時に勝手に命名)に触るんじゃないかな?


爪が最大どの程度まで倒れるのかわからないのとプラネタリギヤハウジングは、軸受けに固定されいないため多少のブレがある。やはり触るかも?やっぱりオリジナルのコイル径1.1mm には意味があるのかも?そしてコイル径1.1mm までのガーターばねを特注するのです。

明日につづく、