こんにちは、Yuboです!
私はとくに家電に詳しいわけではないのですが、社長のやっさんからの要望で DVDとBlue-rayの違いに関するリクエストを頂いたので、とりあえず私の拙い知識をフル稼働させて頑張って書いてみたいと思います。
とはいえ、一般の方でも、DVDよりBlue-rayの方が画質が綺麗だとか、データ容量が大きいといったことは既にご存じでしょう。ですから、ここではそういった一般的な仕様等については、敢えて踏み込まずに、より実用的な観点から記事を書かせて頂きたいと思います。
最近はBlue-rayプレイヤーやメディアそのものも安価に手に入るようになってきたこともあり、TSUTAYAなどでレンタルする際もDVD版だけでなく、Blue-ray版も併せて陳列されるようになってきました。一般にBlue-rayプレイヤーは、DVDプレイヤーでもあるので、Blue-rayプレイヤーさえもっていれば、借りてきたDVDやBlue-rayが再生できない、といったことはまずないと思われます。
でも、このことは、自分で調達したすべてのDVDやBlue-rayが、必ず自宅のプレイヤーで再生できるということを意味しません。別の言い方をすると、TSUTAYAなどで一般にレンタルできるDVDやBlue-rayは、日本で一般に普及しているプレイヤーで再生できるモノだけが厳選されているが故に、問題なく再生することができるのです。
その際、一番再生できない問題を引き起こす可能性があるのは、「リージョンコード」と呼ばれるものです。これは世界中の地域ごとに割り当てられている一意のコードでして、もしDVDまたはBlue-rayにリージョンコードが割り当てられているとすると、再生できるプレイヤーが、そのリージョンコードに対応しているプレイヤーに限定されることになります。
またリージョンコードで大切なことは、日本と同じリージョンコードを持つ国はどこかをしっかりと認識しておくことです。例えば、米国で販売されているDVDやBlue-rayを調達して、日本で販売されているプレイヤーを使ってこれを再生したい場合、一般にはDVDはNGでBlue-rayはOKです。理由は、米国と日本のリージョンコードを比較した場合、DVDのリージョンコードは異なり、Blue-rayのリージョンコードは同じだからです。
もう一つ、リージョンコードについて混乱しやすいのは、ディスクとプレイヤーそれぞれに対応できるリージョンコードが個別に存在しているということです。例えば、日本のリージョンコードはリージョン2ですが、リージョンコード2のDVDは、リージョンコード2に対応しているプレイヤーで再生する必要があります。
リージョンについては、例えばAmazonのサイトにも簡単な説明がありますので、よろしければ参照してみてください。
DVD/ブルーレイの仕様
ここで、私が所有しているいくつかの種類のDVDやBlue-rayを使って、実際に再生できるかどうかを試してみましょう。今回利用したのは、以下の3作品です。
〔検証1〕逆襲のシャア(CHRS COUNTERATTACK)
USのAmazonで購入したものです。
結果は予想したとおり、リージョンコードの制限にかかってしまい、再生できません。
〔検証2〕天空の城ラピュタ(CASTLE IN THE SKY)
こちらもUS Amazonで購入したものですが、DVDはやはりリージョンコードのために再生できないものの、Blue-rayは再生できました。理由は米国と日本のリージョンコードが同じだからです。
〔検証3〕ANNE FRANK REMEMBERED
こちらは、アムステルダムのアンネ・フランクの家で、購入したリージョンフリー版のDVDです。
リージョンフリーのため、問題なく再生できますが、よく考えてみたらヨーロッパと日本のDVDリージョンコードは同じなので、仮にリージョンコード制限が付けられていたとしても再生できる可能性が高いですね。
ちなみに、BDP-S1500には、リージョンフリー・プレイヤーが出回っておりまして、私自身は試したことありませんが、若干値段がはるものの、これを使えばDVDのリージョンコードにかかわらず、どのようなDVDでも再生できるようです。
またプレイヤーに埋め込まれたリージョンコードというのは、書き換え可能なものと書き換え不可なものがありまして、たとえばMac等グローバルに販売されているパソコンに付属するドライブのリージョンコードは、5回まで書き換え可能となっていました(私の知る限り)。
私の場合、米国から調達したDVDを再生する際には、専用のドライブを使っていて、リージョンコードごとにドライブを切り替えています。
以上が、私の経験値に基づくDVD / Blue-rayに関する知識の小ネタです。今後はBlue-rayがメディアとしては主流になっていくと思われますが、そうなると日本と米国のどちらで購入したらよいかという疑問が出てくると思われます。
敢えて私見を述べさせて頂くとすれば、これは作品次第としかいいようがないですね。たとえば、音声が2.1チャネルなのか、5.1チャネルなのかでも全然変わってきてしまいますし、英語が必須の人にとっては、米国版がオススメになります。
結局のところ、各自の目的に照らし合わせて購入を検討する、というのが最善策だと思われますが、ネット上に記述された仕様は必ずしも当てにならないことには留意すべきだと思います。期待している音声や字幕が入っていなかったり、音声チャネルが正しくなかったりしたら、米国の場合、返品にも余計に手間がかかりますから、その点にも配慮して、調達先を検討されるのがよろしいかと思われます。
次回以降、機会があれば、これらの基礎知識を前提に、ホームシアターの世界に少しずつ踏み込んでみたいと思います。
私はとくに家電に詳しいわけではないのですが、社長のやっさんからの要望で DVDとBlue-rayの違いに関するリクエストを頂いたので、とりあえず私の拙い知識をフル稼働させて頑張って書いてみたいと思います。
とはいえ、一般の方でも、DVDよりBlue-rayの方が画質が綺麗だとか、データ容量が大きいといったことは既にご存じでしょう。ですから、ここではそういった一般的な仕様等については、敢えて踏み込まずに、より実用的な観点から記事を書かせて頂きたいと思います。
最近はBlue-rayプレイヤーやメディアそのものも安価に手に入るようになってきたこともあり、TSUTAYAなどでレンタルする際もDVD版だけでなく、Blue-ray版も併せて陳列されるようになってきました。一般にBlue-rayプレイヤーは、DVDプレイヤーでもあるので、Blue-rayプレイヤーさえもっていれば、借りてきたDVDやBlue-rayが再生できない、といったことはまずないと思われます。
でも、このことは、自分で調達したすべてのDVDやBlue-rayが、必ず自宅のプレイヤーで再生できるということを意味しません。別の言い方をすると、TSUTAYAなどで一般にレンタルできるDVDやBlue-rayは、日本で一般に普及しているプレイヤーで再生できるモノだけが厳選されているが故に、問題なく再生することができるのです。
その際、一番再生できない問題を引き起こす可能性があるのは、「リージョンコード」と呼ばれるものです。これは世界中の地域ごとに割り当てられている一意のコードでして、もしDVDまたはBlue-rayにリージョンコードが割り当てられているとすると、再生できるプレイヤーが、そのリージョンコードに対応しているプレイヤーに限定されることになります。
またリージョンコードで大切なことは、日本と同じリージョンコードを持つ国はどこかをしっかりと認識しておくことです。例えば、米国で販売されているDVDやBlue-rayを調達して、日本で販売されているプレイヤーを使ってこれを再生したい場合、一般にはDVDはNGでBlue-rayはOKです。理由は、米国と日本のリージョンコードを比較した場合、DVDのリージョンコードは異なり、Blue-rayのリージョンコードは同じだからです。
もう一つ、リージョンコードについて混乱しやすいのは、ディスクとプレイヤーそれぞれに対応できるリージョンコードが個別に存在しているということです。例えば、日本のリージョンコードはリージョン2ですが、リージョンコード2のDVDは、リージョンコード2に対応しているプレイヤーで再生する必要があります。
リージョンについては、例えばAmazonのサイトにも簡単な説明がありますので、よろしければ参照してみてください。
DVD/ブルーレイの仕様
ここで、私が所有しているいくつかの種類のDVDやBlue-rayを使って、実際に再生できるかどうかを試してみましょう。今回利用したのは、以下の3作品です。
- 逆襲のシャア(CHRS COUNTERATTACK) DVD、リージョンコード1
- 天空の城ラピュタ(CASTLE IN THE SKY) DVD、リージョンコード1&Blue-ray、リージョンコードA
- ANNE FRANK REMEMBERED DVD、リージョンフリー
〔検証1〕逆襲のシャア(CHRS COUNTERATTACK)
USのAmazonで購入したものです。
結果は予想したとおり、リージョンコードの制限にかかってしまい、再生できません。
〔検証2〕天空の城ラピュタ(CASTLE IN THE SKY)
こちらもUS Amazonで購入したものですが、DVDはやはりリージョンコードのために再生できないものの、Blue-rayは再生できました。理由は米国と日本のリージョンコードが同じだからです。
〔検証3〕ANNE FRANK REMEMBERED
こちらは、アムステルダムのアンネ・フランクの家で、購入したリージョンフリー版のDVDです。
リージョンフリーのため、問題なく再生できますが、よく考えてみたらヨーロッパと日本のDVDリージョンコードは同じなので、仮にリージョンコード制限が付けられていたとしても再生できる可能性が高いですね。
ちなみに、BDP-S1500には、リージョンフリー・プレイヤーが出回っておりまして、私自身は試したことありませんが、若干値段がはるものの、これを使えばDVDのリージョンコードにかかわらず、どのようなDVDでも再生できるようです。
またプレイヤーに埋め込まれたリージョンコードというのは、書き換え可能なものと書き換え不可なものがありまして、たとえばMac等グローバルに販売されているパソコンに付属するドライブのリージョンコードは、5回まで書き換え可能となっていました(私の知る限り)。
私の場合、米国から調達したDVDを再生する際には、専用のドライブを使っていて、リージョンコードごとにドライブを切り替えています。
以上が、私の経験値に基づくDVD / Blue-rayに関する知識の小ネタです。今後はBlue-rayがメディアとしては主流になっていくと思われますが、そうなると日本と米国のどちらで購入したらよいかという疑問が出てくると思われます。
敢えて私見を述べさせて頂くとすれば、これは作品次第としかいいようがないですね。たとえば、音声が2.1チャネルなのか、5.1チャネルなのかでも全然変わってきてしまいますし、英語が必須の人にとっては、米国版がオススメになります。
結局のところ、各自の目的に照らし合わせて購入を検討する、というのが最善策だと思われますが、ネット上に記述された仕様は必ずしも当てにならないことには留意すべきだと思います。期待している音声や字幕が入っていなかったり、音声チャネルが正しくなかったりしたら、米国の場合、返品にも余計に手間がかかりますから、その点にも配慮して、調達先を検討されるのがよろしいかと思われます。
次回以降、機会があれば、これらの基礎知識を前提に、ホームシアターの世界に少しずつ踏み込んでみたいと思います。