アレックスモールトン

先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その5 【橋輪Blog】

モールトン博士が発明したラバーコーンの秘密

DSC_7803

以前にも書きましたがイギリスの大衆車モーリスミニに採用されたラバーコーンサスペンションは、アレックスモールトン博士が発明したって話は有名です。では何が凄いかってお話しです。

DSC_8655
ハイドラスティックユニット 32.000円(税別)
モールトンのリヤサスには、ソリッドラバーコーンと、こちらの液体を封入させたタイプがあります。


DSC_8656
下側にはフレームにねじ込むネジ山。



DSC_8657
168g とヘビー級な部品。



DSC_8658
交換は至って簡単。



DSC_8659
アルミナットを外し、



DSC_8663
本体を緩めるだけ。



DSC_8664
外したハイドラスティックユニットを見てみる。何やらファイバーワッシャーが付くネジが。ここからオイルを入れるのか?


DSC_8665
オイルが噴き出すと期待してポンプで圧を掛けてみたが、



DSC_8666
何も起らない。やはり壊れているのか? 真っ二つにカットして内部構造を見てみたいものだ。JCL日本切断研究所なる会社があって何でも綺麗に切断してくれるらしい。ワインボトル相当で1カット1万円だって。(後に先生に聞いたところ転倒した際にゴムが剥離してオイルが出たそうな)



DSC_8682
こちらハイドラスティックだが内部構造がどうなっているやら知るすべがない。二つの部屋があって流体が行き来しているらしい。フレンチバルブからエアーを入れるが、エアーサスペンションではないので固さの調整は出来ないらしい。むしろ流体の移動を促す目的のようだ。よってコーン状のソリットラバーだけの動きをぼくなりに説明してみたい。

be4103fe[1]
ただのゴムブロックに力を加えると黄色の曲線を描くゴムの弾性。これをコーン状にすることにより青の直線となるモールトン博士のラバーコーン。体重50kg の人と100kg の人が乗っても弾性が変わらない秘密がここにある。この直線に近づけるものは、近未来には出てこないだろうと工業界は言っている。


DSC_8683
今、50kg の人が乗車して1G が掛かっているとする。黄色線で囲まれラバーの底の部分が下のアルミの皿と接触している。この状態から衝撃を受けると更にラバーが圧縮される。


DSC_8683 - コピー
次に100kg の人が乗車。赤線の部分までラバーが潰れる。アルミの皿の半分ぐらいまで接触面積が広がっている。


DSC_8683 - コピー - コピー

もうお分かりだと思おうが、50kg の人と100kg の人では、最初の接触面積に違いが現れるということ。お相撲さんのへそは、小さな子供の指1本でも凹むが、腹全体を凹ませるには大人が体当たりしてもしんどいのと同じメカニズムだ。


DSC_8678
能書きを垂れたところでアッセンブリーに移ろう。



DSC_8677

あら!DURA 11速のチェーンが在庫切れ!



先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その2 【橋輪Blog】

モールトンDi2 ディレーラーハンガーアダプターを製作する?

DSC_8333
DSC_8293
IMG_0646

昨日の絵に誤解がありましたので書き足しました。製作したアダプターにリヤディレーラーを取り付けるのではなくて、アダプターをリヤディレーラーとリヤエンドの間に挟み込むのです。リヤディレーラーを浮かせるだけであればワッシャーでも良いのですが、Bテンションボルトの受けを作るために 5mm ボルトで回り止めが出来るこんな形を思い付きました。これって A6063 あたりの柔らかめのアルミ材を使ったとしてもヤスリの手作りでは丸一日掛かるでしょう。それを元に耐久性のあるスチールで製作する? 量産したらレーザーカットと曲げの型代だけでも30万円? ともあれ何mm 浮かすかを検証せねば。

DSC_8297
エンド内側とリヤディレーラーの10mm 取付ボルトの先端を合わせるとこんな感じ。



DSC_8301
根本にはネジ山がないから2mm ほどの余裕があるように見える。



DSC_8302
Sugino チェーンリングスペーサー BK 1.600円(税別)
内径10 / 外径15 / 厚み0.5mm  5枚セット


DSC_8307
大変便利なものを見つけた。これで0.5mm 飛びに測れる。



DSC_8309
先ずは4枚 2.0mm 入れてみる。



DSC_8310
面からは少し引っ込む感じ。



DSC_8319
レンチを掛けて回して行くと3山掛かった。



DSC_8323
IMG_0640
Bテンションボルトの当たりを見るとエンドに掛かるのは1/3ほど。こりゃ危ねーな。



IMG_0643
次ぎに3枚 1.5mm にしてみる。



DSC_8315
丁度面一だね。



IMG_0644
Bテンションボルトの掛かりは半分まで増えた。



IMG_0645
大分トップに近づいたぞ! これならアジャスト量で行けちゃうかも?



DSC_8294
そこらにあるもので繋いでみる。



DSC_8295
ジャンクションAからはバッテリーと右STI。今はフロントディレーラーは無視。



DSC_8324
最後にジャンクションAからリヤディレーラーへと繋ぐと・・・・・あれ、今少し動いたような気が?



DSC_8327
ドンピシャ来てるじゃんか? 何で1.5mm で行けちゃったの?



DSC_8329
ジャンクションA でアジャストモードに、



DSC_8331
思いっきり行き過ぎでんじゃんか!



IMG_0642
もっかい1枚抜いて 1.0mm でも大丈夫じゃん。Bテンションボルトの掛かりも増えるし。



シマノさんに嘘つかれました!

DSC_6033
最初にこれ見た時、絶対 2mm 以上無いと駄目だと思って絶望してたもんね。

何だよ〜、リヤディレーラーがただトップに行ききってなかただけじゃんか! シマノさん曰く「出荷時は、トップ(パンタグラフが一番縮んだ状態)の位置になってます」って言ってたじゃん。(今まで取り付けてきたのはULTEGRA Di2 も含めて全てトップで出荷されていたが)やっぱり縮み切ってなかったんだ。やっぱさっき電気入れた時少し動いたもん。ずるいよ! 危ねーな、モールトンに30万円投資するとこだったじゃんか!

DSC_8333

先生、申し訳ありませんでした。悩んでないでもっと早くテストすべきでした。


先生のモールトン SUPER SPEED Di2 【橋輪Blog】

先生のモールトン SUPER SPEED Di2

DSC_8274

Di2 リヤディレーラーのお蔭で作業が止まっている先生のモールトン SUPER SPEED Di2。ない頭振り絞って考えたこと。

DSC_8275
DSC_8276
クランク、STI レバー、 フロントディレーラーまで装着が終っているが、



DSC_8277
リヤディレーラーだけがどうしようもない。



DSC_8279
4mm エンドのお蔭でトップ位置がここだ。



DSC_8282
しかもBテンションボルトの当たりは4mm エンドの真ん中にドンピシャで、キモリの時の様に1mm ワッシャーなどでは全然追いつかない。


DSC_8284
トップギヤとガイドプーリーを一致させるべく取付ボルトを緩めて行くと、



DSC_8287
ここまで離れてしまう。



DSC_8290
この隙間を埋めるスペーサーはどうだろう。



DSC_8291
マッドガード取付用の5mm 穴がある。こいつを使って、
DSC_8293
モールトンDi2 ディレーラーハンガーアダプターなるものを作ったらどうか?



DSC_8288

問題は、相手はアルミではなくステンレスってところが強みだが、この10mm 取付ボルトのネジ山が何巻掛かるかだ。

本当に誰かやった人いないの〜?


本日は、モールトン輸入元ダイナベクターのモールトン研究室へ【橋輪Blog】

本日は、モールトン輸入元ダイナベクターのモールトン研究室へ

本日は、モールトン輸入元ダイナベクターのモールトン研究室へお邪魔して来ました。研究室長の富成次郎さんとは20年ぶりの再会。モールトンに関する色々なお話を聞かせて頂きました。そこでぼくが興味を持ったのが、ダブルパイロンを含むお城(モールトン城)製のハイエンドではなく、英国パシュレイ社でライセンス生産されるもの。今後発売を予定しているそれは、日本人の使い方からするとオーバークオリティーな補強トラスを減らし軽量化したフレーム。しかも価格は30万円を切ると言う。お城製でもライセンス生産でも使っているサスペンションは同じものなので、これは良いかなと思いました。そうそう完成間近のダイナベクター・モールトンDV-1 のプロトタイプにも試乗させて頂きました。オリジナルで設計したアンチノーズダイブ式の新型フロントサスペンションがとても良い動きをしていたのを付け加えておきます。

IMG_0610
富成次郎氏の通勤用 Moulton APB。かなり古いモデルだ。ママチャリタイプのアップハンドルが特に良い。(階段の上は神田明神)



IMG_0611
オーソドックながらこちらも良い動き。



IMG_7920[1]
これに乗らせて頂き一瞬で思い出したのが、映画「大脱走」でジェームス・コバーンが盗んだ自転車で逃走するシーン。気負いなく何処まででも走って行けちゃう感じ。この楽しさが自転車の原点だなと思う。



以下、2012.3.18の記事より

DSC_3249
DSC_3252
95年RED BARONエアショーの表紙を飾った航空ファン

7月号は竜ケ崎で、10月号は、その後北海道にフェリーしてショーを行った記事。
たしかこの前にもう一冊あったはずだが見つからない。
4月18日にプレスオンリーの記者公開にダイナベクター(アレックスモールトン総輸入元)の富成次郎さんと行った時の記事だ。(次郎さんは、筋金入りの戦闘機マニア)
パイロットジャンプスーツを着て行ったら、スティーブ・ヒントンに「おまえもパイロットか」と言われ握手を受けた。
Vector.Y氏のLA便りからY.橋輪の”おたく”便りに【橋輪Blog】


20年ぶりの再会だったが、やはり最後は飛行機の話。意外と飛行機好きって周りに居ない物で、マニアックな話になるとお互い尽きないのである。

あ、次郎さんランチご馳走様でした。ビールも!

GOKISO クライマーハブ・アレックスモールトン適合モデル(装着編)【橋輪Blog】

GOKISO クライマーハブ・アレックスモールトン適合モデル(装着編)

DSC_7799

昨日ご紹介したGOKISO クライマーハブカーボンホイールを装着するアレックス・モールトン AM-SPEED S です。こちらのオーナー I さんも先生と同じくダブルパイロンも所有。何時もお父さんと二人でツーリングを楽しんでいます。今回のメニューは、ホイール交換に伴う駆動系のクリーニングと調整&フロントサスペンションスプリングをハードからスタンダードへと戻す作業です。しかし、またもやモールトンのメンテナンス。モールトンの代理店ではないのに。骨ほね自転車(KIMORI)があると骨ほね自転車が寄ってくるのか?

DSC_7802
フォークからはグリスが流れ出ていますね。



DSC_7803
SPEED S のラバーコーンは、オイルが入ってないソリッドタイプ。



DSC_7800
DSC_7801
DSC_7804
DSC_7805
DSC_7806
CAMPAGNOLO ATHENA のフルコンポ。



DSC_7807
DSC_7808
車体は綺麗にしていますが、流石に駆動系は手付かずか。



DSC_7811
変速も同期していないよう。



DSC_7809
カンパのハブは、エンドどうなってんだろう?



DSC_7819
早速外してみまひょ!



DSC_7821
ホイールサイズは17インチ。ベロシティーのリムでモールトン特有のオフセットタイプ。どんな効果があるんだろう?


DSC_7815
DSC_7816
これはハブシャフト旋盤で落としてありますね。



DSC_7823
ところでうちカンパの工具なんてあんの?



DSC_7824
あった!



IMG_4069
Lifu ♯09B3 カンパ対応カセットロックリングツール 1.100円(税別)



DSC_3547
IMG_4070
KIMORI のシングルスピードにMICHE(ミケ)のBB 組み込む時に使ったやつだ。



DSC_7825
ピッタリ!



DSC_7826
おー、カセット外れて良かった。



DSC_7827
プーリーも行っときましょうか。



DSC_7828
ごってり埋まってますな。



DSC_7832
ピンのグリス溜まりの溝の方向。



DSC_7834
ガイドプーリーの方は内側だ。



DSC_7836
これ分からなくなるからな。



DSC_7838
同じように見えるが一応。



DSC_7839
洗ってる間にどっちか分かんなくならない様にタイラップをガイド側に。



DSC_7842
完璧にリフレッシュ。



DSC_7851
洗ってみたらアッパー、ロワー、回転方向の矢印があったのね。微妙に形も違う。



DSC_7853
リヤディレーラーもクリーニング完了。



DSC_7854
これも1mm ぐらいのワッシャー嚙ましてるね。テンションの切り欠きがギリだ。



DSC_7855
カンパのカセットとフリーも一か所しか合いませんが、



DSC_7857
トップギヤだけ何処でも付いちゃう。



DSC_7858
一か所だけ背が低い歯の流れからここだろうな。



DSC_7860
ロックリングを付けて完成。



IMG_0582
次フロント行ってみよう。



DSC_7862
クランクは抜かずにクリーニング。てか抜き方分かりましぇーん?



DSC_7863
フロントディレーラーもクリーニング。



DSC_7866
チェーンリングは、STRONG LIGHT。



DSC_7867
インナーリングにネジ切ってあんのね。



DSC_7880
5アームの取付け一部がクランクにネジ切ってあるタイプ。これネジ入って行かねっす。



DSC_7878
ロックタイトがびっちり固着してます。



DSC_7882
こいつの出番。



DSC_7883
ヒートガンで十分に炙る。



DSC_7885
スチールのチェーンリングボルトをタップ代わりにするもダメ。



DSC_7886
地道にこそぎ落とすしかないか。



DSC_7888
ようやく入った。



DSC_7890
チェーンリング取り付けに格闘すること1時間。



DSC_7891
こんなクランクならいくらでもあるがカンパはね。焦った焦った。



IMG_0581
リムテープとバルブエクステンダー取付。



DSC_7865
DSC_7864




DSC_7898
ブレーキシューもカーボン用に交換。



DSC_7893
DSC_7894
 フロントディレーラー、リヤディレーラー調整して本日はここまで。



DSC_7903
DSC_7905
DSC_7906
DSC_7907
DSC_7908
DSC_7910
DSC_7909

フロントサスのスプリング入れ替える前に一度この状態で乗って頂きます。

GOKISO の乗り心地は如何に!

記事検索
  • ライブドアブログ