アレックス・モールトン

先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その6 【橋輪Blog】

ハイドラスティックユニット解説

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ダイナベクターの富成次郎さんよりハイドラスティックユニットの断面図の画像を頂きました。これを元に作動を解説してみたいと思います。

ハイドロ
ラバーコーンの中にeの部屋があり、ここに液体(ラジエーターに入れる冷却水のクーラントらしい)が入っていている。ゴムが圧縮されるとdの壁に開いた穴からcの部屋に液体が移動する。aの部屋は上部のフレンチバルブから加圧されたエアーが入っています。この指定空気圧は、1〜2kg/cm でこれ以上入れると破裂するらしい。この圧力は、bのダイヤフラムを押し下げてcの部屋に流入した液体を速やかにeの部屋に戻す働きをしているようだ。液体の移動の際、dに開けられた小さな穴(ラビリンス)を通過することでダンパー効果を狙っているみたい。取りあえず1万円掛けて切断せずに済んだわ。

とまー、凝った構造だが、ぼくには、ソリッドラバーとハイドラスティックの違いが全く体感出来ないと言う感想であります。あのオースチンミニもハイドラスティックを採用していたようだが後期型では、コスト面でソリッドラバーに戻したとか。よ〜解りませんな!

明日は、完成編を!

本日、お通夜の受付を頼まれてますのでお先に失礼します。

先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その5 【橋輪Blog】

モールトン博士が発明したラバーコーンの秘密

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以前にも書きましたがイギリスの大衆車モーリスミニに採用されたラバーコーンサスペンションは、アレックスモールトン博士が発明したって話は有名です。では何が凄いかってお話しです。

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ハイドラスティックユニット 32.000円(税別)
モールトンのリヤサスには、ソリッドラバーコーンと、こちらの液体を封入させたタイプがあります。


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下側にはフレームにねじ込むネジ山。



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168g とヘビー級な部品。



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交換は至って簡単。



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アルミナットを外し、



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本体を緩めるだけ。



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外したハイドラスティックユニットを見てみる。何やらファイバーワッシャーが付くネジが。ここからオイルを入れるのか?


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オイルが噴き出すと期待してポンプで圧を掛けてみたが、



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何も起らない。やはり壊れているのか? 真っ二つにカットして内部構造を見てみたいものだ。JCL日本切断研究所なる会社があって何でも綺麗に切断してくれるらしい。ワインボトル相当で1カット1万円だって。(後に先生に聞いたところ転倒した際にゴムが剥離してオイルが出たそうな)



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こちらハイドラスティックだが内部構造がどうなっているやら知るすべがない。二つの部屋があって流体が行き来しているらしい。フレンチバルブからエアーを入れるが、エアーサスペンションではないので固さの調整は出来ないらしい。むしろ流体の移動を促す目的のようだ。よってコーン状のソリットラバーだけの動きをぼくなりに説明してみたい。

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ただのゴムブロックに力を加えると黄色の曲線を描くゴムの弾性。これをコーン状にすることにより青の直線となるモールトン博士のラバーコーン。体重50kg の人と100kg の人が乗っても弾性が変わらない秘密がここにある。この直線に近づけるものは、近未来には出てこないだろうと工業界は言っている。


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今、50kg の人が乗車して1G が掛かっているとする。黄色線で囲まれラバーの底の部分が下のアルミの皿と接触している。この状態から衝撃を受けると更にラバーが圧縮される。


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次に100kg の人が乗車。赤線の部分までラバーが潰れる。アルミの皿の半分ぐらいまで接触面積が広がっている。


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もうお分かりだと思おうが、50kg の人と100kg の人では、最初の接触面積に違いが現れるということ。お相撲さんのへそは、小さな子供の指1本でも凹むが、腹全体を凹ませるには大人が体当たりしてもしんどいのと同じメカニズムだ。


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能書きを垂れたところでアッセンブリーに移ろう。



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あら!DURA 11速のチェーンが在庫切れ!



先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その4 【橋輪Blog】

内装バッテリーを改め外装タイプで行く

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バッテリーのシートチューブ内装を改め外装ロングタイプを現物合わせで試みる。調達した図面より行けると判断し計測したエレクトリックワイヤーもそれに合わせて全て取り寄せた。

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外装バッテリー用ロングマウント。



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トラスを貫通するのは大丈夫そう。



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問題はバッテリーを抜き差しできるかだ。



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取付けはこんな感じ。



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ボトルケージ取付上側のボルトだけ入れてみる。



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下側はピッチが合わず。



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下のボルトを入れるには少し上に上げるしかない。



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フレームとの隙間が狭い。



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最終的にタイラップで止めるここは、何かラバーを噛ませるとして、



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果して外せるか? レバーをリリース。



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取れない!



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下のボルトを無視したら。



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セーフ!ギリ外せる。



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下穴のピッチをちょっと広げてあげよう。



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間に噛ますラバーはこんなんで、



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3M 両面で貼ります。



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タイラップで固定すれば完了。



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先生は、ジャンクションから充電するから大丈夫と言ってくれたが、バッテリー外せて良かった。



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お次はジャンクションA。



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取付バンド付属。



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ディーラーマニュアルではステムの裏側に取付けとなっているが、LEDランプが乗車姿勢で確認できる位置が良いと思う。そうそうジャンクションAでもバテリー残量の確認が出来ます。いずれかのシフトスイッチを0.5秒以上押すと、緑点灯(2秒間)で100% 緑点滅(5回)で50% 赤点灯(2秒)で25% 赤点滅(5回)で空ってな具合。まあ先生の場合GAMIN でモニターするからいいですが、一応ね。


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ジャンクションBはここに取り付け。その前に依頼されていたリヤのラバーコーンサスペンションユニットを交換しておきましょう。

明日は、モールトン博士が発明したラバーコーンの秘密を!


先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その3 【橋輪Blog】

バッテリーマウントに難あり

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リヤディレーラーの取り付けの問題も解決の兆しが見えてきた先生のモールトン SUPER SPEED Di2。バッテリーの搭載方法が決まれば、エレクトリックワイヤーを注文できるのだが、こちらもちょっと待ったが掛かった。

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これらの機器を繋ぐだけだが、バッテリーの位置が機決まらなければ始まらない。



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当初予定は、何時ものキモリ方式で外付バッテリーを搭載する予定だった。が、38.2mm ほどあるモールトンのシートチューブに MINOURA のオーバーサイズのバンドが回り切れないことが判明。


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SUPER SPEED は、BB シェルごとリヤアームがスイングするタイプなのでシートチューブ下に隙間がある。これは、シートポストにビルトインできる内装バッテリーが使えるかも?


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これは行けるかも?



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シートチューブの中を覗いてみると、



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ピポットシャフトとフレームパイプが T 形に溶接されてるぞ!



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一度エレクトリックワイヤーを1本通してみたが、入れるのに5分、抜くのに30分掛かった。



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しかもエッジが鋭く、稼働部分なので断線を恐れて諦めることに。



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おっと先生、良い所にポンプ付けてますね!



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これいいんじゃん!



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内装バッテリーホルダー。ポンプはポッケに入れて貰って。



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隙間は、ゴムバンドで嵩増し。



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ばっちりホールド出来てますよ。一応一つの手段ね。



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外装バッテリー用ロングマウント。これがモールトンのトラスフレームを潜り抜けられるかがポイント。



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シマノのカタログには寸法の記載が無いが、フレームメーカーが持つ図面を極秘で入手した。



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実際の寸法を当たってみる。



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ここにレールを通そうってわけ。



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ボトルケージボルトのピッチが、64mm。



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この下のボルト中心から、



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バッテリー先端までが168mm。



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バッテリー先端から図面の斜線の距離(バッテリースライド量含む)が123mm。際どい!



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決して安い部品では無いが、取り寄せして現物合わせの勝負に出るしかないな!

限りなくアウトに近いセーフのような予感


先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その2 【橋輪Blog】

モールトンDi2 ディレーラーハンガーアダプターを製作する?

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昨日の絵に誤解がありましたので書き足しました。製作したアダプターにリヤディレーラーを取り付けるのではなくて、アダプターをリヤディレーラーとリヤエンドの間に挟み込むのです。リヤディレーラーを浮かせるだけであればワッシャーでも良いのですが、Bテンションボルトの受けを作るために 5mm ボルトで回り止めが出来るこんな形を思い付きました。これって A6063 あたりの柔らかめのアルミ材を使ったとしてもヤスリの手作りでは丸一日掛かるでしょう。それを元に耐久性のあるスチールで製作する? 量産したらレーザーカットと曲げの型代だけでも30万円? ともあれ何mm 浮かすかを検証せねば。

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エンド内側とリヤディレーラーの10mm 取付ボルトの先端を合わせるとこんな感じ。



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根本にはネジ山がないから2mm ほどの余裕があるように見える。



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Sugino チェーンリングスペーサー BK 1.600円(税別)
内径10 / 外径15 / 厚み0.5mm  5枚セット


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大変便利なものを見つけた。これで0.5mm 飛びに測れる。



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先ずは4枚 2.0mm 入れてみる。



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面からは少し引っ込む感じ。



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レンチを掛けて回して行くと3山掛かった。



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Bテンションボルトの当たりを見るとエンドに掛かるのは1/3ほど。こりゃ危ねーな。



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次ぎに3枚 1.5mm にしてみる。



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丁度面一だね。



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Bテンションボルトの掛かりは半分まで増えた。



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大分トップに近づいたぞ! これならアジャスト量で行けちゃうかも?



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そこらにあるもので繋いでみる。



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ジャンクションAからはバッテリーと右STI。今はフロントディレーラーは無視。



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最後にジャンクションAからリヤディレーラーへと繋ぐと・・・・・あれ、今少し動いたような気が?



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ドンピシャ来てるじゃんか? 何で1.5mm で行けちゃったの?



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ジャンクションA でアジャストモードに、



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思いっきり行き過ぎでんじゃんか!



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もっかい1枚抜いて 1.0mm でも大丈夫じゃん。Bテンションボルトの掛かりも増えるし。



シマノさんに嘘つかれました!

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最初にこれ見た時、絶対 2mm 以上無いと駄目だと思って絶望してたもんね。

何だよ〜、リヤディレーラーがただトップに行ききってなかただけじゃんか! シマノさん曰く「出荷時は、トップ(パンタグラフが一番縮んだ状態)の位置になってます」って言ってたじゃん。(今まで取り付けてきたのはULTEGRA Di2 も含めて全てトップで出荷されていたが)やっぱり縮み切ってなかったんだ。やっぱさっき電気入れた時少し動いたもん。ずるいよ! 危ねーな、モールトンに30万円投資するとこだったじゃんか!

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先生、申し訳ありませんでした。悩んでないでもっと早くテストすべきでした。


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