アレックス・モールトン

SLOW CYCLING EPISODE 6 FRANCE【橋輪Blog】

SLOW CYCLING EPISODE 6 FRANCE



今夜は、SLOW CYCLING EPISODE 6 FRANCE って動画をご紹介します。フランスの田園地帯を2台のモールトン(Y フレームと TSR-30SP かな)が寄り道の旅をします。

今夜は、DAHON tern の営業が大阪からやってくるそうなのでこの辺で早退します。


MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(完成納車編)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(完成納車編)

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外したクランクやらを元に戻せば初期整備は完成するが、2021年モデルの可能性が高いので輸入元ダイナベクターよりお達しがあったリヤハブ点検をやっておきましょう。

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カセットスプロケを外します。



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おっと、フリーのスプラインにグリスが塗ってありますね。うちではここに給油はしませんが、点検した形跡有りですね。


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おっと、真っ黒なグリス!



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これたっぷりグリスアップされてますね。この間点検したメッキ足 TSR は、グリスが一滴もありませんでしたからね。てことは、フロントサスがハードタイプに交換されてるからスプリングもこの黒いグリスで満たされてるってことね。


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分割フレームお勧めパーツのハイトルクロックリング(4.000円税別)を装着。



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手締めだけでなくレンチが掛けられますのでフレーム合成が格段にアップします。



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MOULTON TSR-9 SP 初期整備完成であります。初期整備と言ってもぼくがやったのは、殆どリヤサスピポットだけですけどね。整備前に試乗した際は、フロントサスペンションが路面の亀裂を綺麗に吸収して、その後リヤがガツンと突き上げるっていうモールトン特有の動きだったんだけど今度はリヤもしっかり吸収してくれてますよ。でもさー、塗装剥がしてシム入れてなんてやってんのぼくだけなのかな〜?

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するとオーナー K さん英国高級車ジャガーで来店。



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TSR と全く同じブリティッシュグリーンであります。



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でもこれトランクに入らないよね?



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流石分割フレーム、奇麗に収まりました。



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英国通であります。ありがとうございました!



MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(その6)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(その6)

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さて分厚い塗装を剥がしたフランジ内々は痩せてきて今度は、スピンドルがスカスカです。どのくらいの隙間かシックネスゲージで測ってみましょう。

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これくらいか、



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0.5mm です。



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今度は、スピンドルを入れて仮組します。



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ラバーコーンもセット。



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ピポットボルトは、ネジ山が掛かってるくらい。そしてメインフレームよりリヤアームを手前に引き寄せます。


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シックネスゲージでフランジとブラスブッシュの隙間を測定します。(その5)で述べたように下側は、半月状に塗装が残っているので測れませんので両サイドに差し込みます。


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両サイドは、少しきついですが、



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上方は、スッパっと入りました。



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隙間は、0.5mm です。てことは、フランジが少し上方に開いているってことですが、今回修正せず無視します。(少し勉強した)(上方に開いていた方がシムを張り付けたままセットしやすい)


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精密シムリングのストック。



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測定通りであれば、スピンドル外径のシム(右側)で0.5mm を作りブッシュ側0.8mm でぴったりですが、


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平行度の出たフランジに複数のシムを挟み込むのは大変なんです。



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そこで内径8mm 外径19mm のスピンドルもブッシュも両方カバーできる0.2mm 厚のシム2枚で0.4mm とします。


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スピンドルをセットします。



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当然0.1mm の隙間が出来ますが、この方がセットしやすく、セットした後ピポットボルトを締め込めば(締め込んだ時だけ)両側0.05mm づつ修正され平行度が出るとの目論見。


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このセットでもう一度仮組します。



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ピポットボルトをガチで本締めします。今ピポットボルトとフランジ、シム、スピンドルが一体になった状態。


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ブラスブッシュの中をスピンドルが滑っている状態ですので軸方向に隙間分動けます。



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勿論スイングアームも上下にスルスル動けます。



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このフランジが修正された状態でリヤアームを引き寄せます。



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フランジとブッシュのクリアランスは、0.3mm。これ新たに考え出した方法です。グットアイディアでしょ!


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ブッシュ側は、0.3mm シム1枚で済みます。



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グリスで張り付けます。



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全然セットしやすいですね。



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それでも0.2mm シムが1枚はみ出てきました。マイナスドライバーで押し込みます。



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ピポットボルトを本締め。



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さてリヤアームの動きは如何に?



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スタンド、リヤキャリパー、リヤディレーラー、チェーンなどの重量物が付けたままなので自然落下してきますが、空荷だったら落ちてこないほどにフリクションが掛かっています。ガタがゼロでスムースな動きのベストセッティングとなりました。この作業も回を重ねるたびに多少は上達してきます。

明日は、完成納車編を



MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(その5)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(その5)

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フランジ内にスピンドルが収まりませんが、今までの経験上塗装を剥がせば入ると思います。先ずは、左右フランジの平行度を見てみましょう。

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スピンドルを入れずに仮組します。



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ラバーコーンもセット。



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これ新たな方法でフランジの裏からライトを当てます。



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ほぼ平行ですね。後で書きますが、この時点では隙間ゲージなど使わずに、この程度の目視点検でよいかと最近思っています。


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前回やった剥離してのメッキ加工やステンレスフレームと違い測定しにくいからです。



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この円の部分の塗装を剥がすわけですから、



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当然下側の隙間ゲージの測定はできませんからね。



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ラジコンパーツで作った回転砥石で塗装を落とします。



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TSR 用に新たに製作したもの。サンドペーパーが大分減ってます。



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これいまいちなんだよな〜!JR 砥石に FUTABA ガイド。



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非常に効率が悪い。



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バージョンアップします。


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これでガイドいらず。



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サンドペーパーも両面テープ止めとしバンバン張り替えられるよう多めに製作。



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ペタンと貼って、



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チョキチョキすれば、はい新品。



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サンドが無くなってきたな〜くらい削れば、



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はいこの通り。ペーパーは、一か所使い捨て。



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左フランジも仕上がりました。



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はい、ストンと入りました!今夜はここまで、

次回につづく、



MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(その4)【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP 初期整備の依頼(その4)

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叩き込んだのだろうか全く動かないスピンドル。ここは KIMORI 特製工具で行きましょう。

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これが木森さんお手製の SST。これ TSR にピッタリなんです。



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こちらから差し込んで、



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叩き棒を挿入。



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ハンマーで叩き抜きます。



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出てきました。



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ここは、グリスの一滴もなく手付かずだったようです。ここ今までの経験からしてブッシュのバリが原因です。このサイズのストレートリーマを購入しましたが、リーマ修正すると必ず削れ過ぎてしまいます。

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なのでこのスピンドルを使って右から左、左から右へと打ち込み続けると30回ぐらいでバリが取れます。


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スムースに回るようになりました。



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スラスト方向もスムース。



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何時もの方法でスピンドル長を確認します。飛び出したスピンドルに、



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平らなものを当てがい面一にします。



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反対側に若干飛び出したスピンドルに爪が引っかかればブッシュとスピンドル長の関係は、OK!



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次は、スピンドルとフランジの具合を見ます。

次回につづく、



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