アレックス・モールトン
MOULTON APB リヤキャリア取り付け

MOULTON APB のお客さんが来店。「ポーターコラボのリヤバックが付けたいんですけど」「在庫ありますよ〜!」来たー!ちょっとお高いですが在庫しててよかった。でもお客さんリヤキャリアの取り付けが問題ですよ。TSR 専用でその他のフレームは、SST 分割フレームにしか適合しません。でも高額商品なので何とか売りたい。一旦お預かりしても〜宜しいでしょうか。

PORTER オリジナル TSR 専用リヤバック 46.000円(税別)
サイズ:H74×W26×L45cm。

MOULTON TSR リヤキャリア 14.400円(税別)

SST 装着例。シートチューブ前側ダボ用パイプとシートクランプで固定する。

だが APB は、ダボ用パイプが後ろ側の高い位置にあるしパイプの幅も狭い。ここは適当なカラーでつじつまを合わせ M8 × 80mm ステンキャップボルトで固定。だが上側のステーは、シートクランプの遥か上後方に行ってしまう。ここで良い物を見つけた。

GIZA PRODUCTS キャリアダボ付きシートクランプ 1.000円(税別)
28.6 / 31.8 / 24.9mm 37g

シートクランプなので当然つばがある。ご存じ 28.6 / 31.8 / 24.9mm の数字はシートチューブ外径の値だ。ここで偶然が! APB のシートポスト外径をノギスで測ってみるとなんと31.71mm であった。これは、31.8mm が使えるぞ!

つばをリューターで落とせばどの高さでも直接シートポストを掴める。

どうよこれ、スライド自在!
明日につづく、

MOULTON APB のお客さんが来店。「ポーターコラボのリヤバックが付けたいんですけど」「在庫ありますよ〜!」来たー!ちょっとお高いですが在庫しててよかった。でもお客さんリヤキャリアの取り付けが問題ですよ。TSR 専用でその他のフレームは、SST 分割フレームにしか適合しません。でも高額商品なので何とか売りたい。一旦お預かりしても〜宜しいでしょうか。

PORTER オリジナル TSR 専用リヤバック 46.000円(税別)
サイズ:H74×W26×L45cm。

MOULTON TSR リヤキャリア 14.400円(税別)

SST 装着例。シートチューブ前側ダボ用パイプとシートクランプで固定する。

だが APB は、ダボ用パイプが後ろ側の高い位置にあるしパイプの幅も狭い。ここは適当なカラーでつじつまを合わせ M8 × 80mm ステンキャップボルトで固定。だが上側のステーは、シートクランプの遥か上後方に行ってしまう。ここで良い物を見つけた。

GIZA PRODUCTS キャリアダボ付きシートクランプ 1.000円(税別)
28.6 / 31.8 / 24.9mm 37g

シートクランプなので当然つばがある。ご存じ 28.6 / 31.8 / 24.9mm の数字はシートチューブ外径の値だ。ここで偶然が! APB のシートポスト外径をノギスで測ってみるとなんと31.71mm であった。これは、31.8mm が使えるぞ!

つばをリューターで落とせばどの高さでも直接シートポストを掴める。

どうよこれ、スライド自在!
明日につづく、
BS モールトンチェーンリング交換の依頼 4

トップギヤで歯飛び! っていったい何が起きたんだろう?そう言えば試運転した時ローからトップまで気持ちよく変速するかだけ確認して踏み込んでいなかった。アウターローのチャラチャラ音だけ気にしていたのだ。乗ってみるとダン、ダンと必ず2回連続して歯飛びする。これは2セット使ったミッシングリンクに他ならない。

早速カセットスプロケを外して検証に入ろう。

さーてミッシングリンクが何処にどう悪さしているのだろう。

レコンカプレオ11速カセットの時も判別には時間がかかった。でも今回は、Shimano Capreo 純正ロックリングと純正9速カセットだ。
RECON 11s トップ 9T の歯飛びの原因に迫る(その2)【橋輪Blog】

レコンの時のようにロックリングを置いてみよう。

ロックリングは、自由に動ける。これじゃない。

裏側はどうだ?ミッシングリンクもアウターリンクも同じ位置関係に見えるが。

テンションを掛けるためにクリップでつまんでみる。左の紙はレシート。

アウターリンクは、全てレシートが通るのでギヤブロックとの間に隙間がある証拠。

発見したり!ミッシングリンクのオーバル部分は、レシートが通らないではないか。ここでローラーが持ち上げられて歯飛びが「ダン」次のミッシングリンクが来て「ダン」結果「ダン、ダン」である。

元々装着されていたチェーンを見ると、

「CN-7701」9速時代の DURA-ACE だ。これはもうない。

原因が判明したところで Shimano の9速用チェーン CN-HG53 114L を2本(1本2.800円)用意。こちらのジョイントは、アンプルピンだ。

122リンクにしたいのだから7ピン分をもう一本からカットしてアンプルピン一本追加で8ピン。114+8=122リンク。

試運転をして本当に完成。いや〜純正カプレオにミッシングリンク使っちゃいけないんですね。知らなかった。
追伸:

(2)で製作したピポットボルトナットと書きましたが、オーナー曰くこれ BS の純正ではなく、オーバーホールを依頼したモールトンショップ「コーフー」さんのオリジナルなんだって。
やっぱ BS でもここショボいみたいよ

トップギヤで歯飛び! っていったい何が起きたんだろう?そう言えば試運転した時ローからトップまで気持ちよく変速するかだけ確認して踏み込んでいなかった。アウターローのチャラチャラ音だけ気にしていたのだ。乗ってみるとダン、ダンと必ず2回連続して歯飛びする。これは2セット使ったミッシングリンクに他ならない。

早速カセットスプロケを外して検証に入ろう。

さーてミッシングリンクが何処にどう悪さしているのだろう。

レコンカプレオ11速カセットの時も判別には時間がかかった。でも今回は、Shimano Capreo 純正ロックリングと純正9速カセットだ。
RECON 11s トップ 9T の歯飛びの原因に迫る(その2)【橋輪Blog】

レコンの時のようにロックリングを置いてみよう。

ロックリングは、自由に動ける。これじゃない。

裏側はどうだ?ミッシングリンクもアウターリンクも同じ位置関係に見えるが。

テンションを掛けるためにクリップでつまんでみる。左の紙はレシート。

アウターリンクは、全てレシートが通るのでギヤブロックとの間に隙間がある証拠。

発見したり!ミッシングリンクのオーバル部分は、レシートが通らないではないか。ここでローラーが持ち上げられて歯飛びが「ダン」次のミッシングリンクが来て「ダン」結果「ダン、ダン」である。

元々装着されていたチェーンを見ると、

「CN-7701」9速時代の DURA-ACE だ。これはもうない。

原因が判明したところで Shimano の9速用チェーン CN-HG53 114L を2本(1本2.800円)用意。こちらのジョイントは、アンプルピンだ。

122リンクにしたいのだから7ピン分をもう一本からカットしてアンプルピン一本追加で8ピン。114+8=122リンク。

試運転をして本当に完成。いや〜純正カプレオにミッシングリンク使っちゃいけないんですね。知らなかった。
追伸:

(2)で製作したピポットボルトナットと書きましたが、オーナー曰くこれ BS の純正ではなく、オーバーホールを依頼したモールトンショップ「コーフー」さんのオリジナルなんだって。
やっぱ BS でもここショボいみたいよ
BS モールトンチェーンリング交換の依頼 3

チュービングで作られた BS モールトンのフロントディレイラー台座は、計4本のボルトを緩めることによって角度調整ができるものだった。

これで前後に自由に動けます。

後ろ開きだったのを

セオリー通りに調整してみました。

使うチェーンは、KMC X9 9速用で116リンク。リヤセンターが長いモールトンのお客さんには、何時も2本買って頂いているのですが、

色々いじらさせて頂いたので、X9 新品の歯切れがありましたのでこれで延長します。

ジョイントにはKMC ミッシングリンク CL566R。

元のチェーンの駒を数えると120リンクでしたので半端4リンクを加えて120リンクとなり、

ミッシングリンクで繋ぐので計122リンク。(ミッシングリンク2セット使い)

奇数は増やせないので3T アップで2リンクプラスで丁度かな。

フロントディレイラーの再調整をして取り付け完了です。フロントの変速性も良好です。

このワイヤー錠も当時物ですかね。それではちょっと試運転してみましょう。で、走ってみるとアウターローでチャラチャラ音が半端ないです。メンテベンチで回したときは何ともなかったのに!


もしかして?

タイダウンベルトで1人が乗車した1G を掛けてみると、

あ〜チェーンがケージに干渉してますね。

このラバーサスペンション、柔らかい上にストロークが相当多いようです。

最終的に変速が出来るギリギリまで上げました。やはり最初のセッティングには意味があったんですね。
「お待たせしましたこれで完成です」で引き渡し後すぐにお客さんが戻ってきました。「トップで歯飛びしちゃうんですけど!」ええええ・・・何が起きた?
明日につづく、

チュービングで作られた BS モールトンのフロントディレイラー台座は、計4本のボルトを緩めることによって角度調整ができるものだった。

これで前後に自由に動けます。

後ろ開きだったのを

セオリー通りに調整してみました。

使うチェーンは、KMC X9 9速用で116リンク。リヤセンターが長いモールトンのお客さんには、何時も2本買って頂いているのですが、

色々いじらさせて頂いたので、X9 新品の歯切れがありましたのでこれで延長します。

ジョイントにはKMC ミッシングリンク CL566R。

元のチェーンの駒を数えると120リンクでしたので半端4リンクを加えて120リンクとなり、

ミッシングリンクで繋ぐので計122リンク。(ミッシングリンク2セット使い)

奇数は増やせないので3T アップで2リンクプラスで丁度かな。

フロントディレイラーの再調整をして取り付け完了です。フロントの変速性も良好です。

このワイヤー錠も当時物ですかね。それではちょっと試運転してみましょう。で、走ってみるとアウターローでチャラチャラ音が半端ないです。メンテベンチで回したときは何ともなかったのに!


もしかして?

タイダウンベルトで1人が乗車した1G を掛けてみると、

あ〜チェーンがケージに干渉してますね。

このラバーサスペンション、柔らかい上にストロークが相当多いようです。

最終的に変速が出来るギリギリまで上げました。やはり最初のセッティングには意味があったんですね。
「お待たせしましたこれで完成です」で引き渡し後すぐにお客さんが戻ってきました。「トップで歯飛びしちゃうんですけど!」ええええ・・・何が起きた?
明日につづく、
BS モールトンチェーンリング交換の依頼 2

ブリヂストンモールトンの BSM-S18。フレームが分割できるセパレートフレーム構造をもつモデルである。20年ほど前に購入して暫く乗っていなかったが、つい最近オーバーホールしてまた乗り始めたのだそうだ。

これがリヤサスペンション。

リヤアームピポットには、製作されたボルトナットを使用し精度はモールトンより断然良さそうに見える。

ここから分割できるようだ。オーナーさん一度も分割したことないそうなので、ここはひとつ興味本位で。

リヤブレーキ、シフター2本のケーブルをケーブルコネクターで分離。

キャップボルトを緩めてみます。

あら、あっさり分離しました。

ボルトを締めていくとどうなるのか?

ブロックが上がってきました。

ブロックの下にはダブルナット。

締めこむと抜けてくるってことは?

なるほど逆ネジになってんのね。

塗料ののってる右側のネジ山は不明ですが一応クリーニングしておきました。

やっぱここは、グリスだろうね。

さて本題のチェーンリング。

ギヤ板は、Sugino で、インナー42T、アウター53T。

フロントディレイラーは、Shimano FD-R440A。

リヤディレーラー、カセットスプロケは、トップ9T の Shimano Capreo。

でもってホイールサイズは、17インチ。

これもう作ってないと思われるが BS でモールトンタイヤ作ってたんですね。

タイヤサイズは、17×1 1/4(32-369)。9T トップでも漕ぎ切ってしまうのでアウターリングを大きくしたいという依頼であります。

POWER TOOLS Minivelo Chanring 56T 9.000円(税別)

3T アップだからフロントディレイラー持ち上げておきたいけどレンチでフレーム傷つけそうです。

先端の短いスタビータイプでやりましょう。

ケージがチェーンリングのアールと合っていませんね。

複雑な構造のフロントディレイラー台座は、取り付け角の変更が出来そうですね。
でもこれだけの完璧なオーバーホールをするショップであれば、フロントディレイラーの取り付け角度に気付くはず。何か意図してやったのか。とりあえず再調整してみようか。
明日につづく、

ブリヂストンモールトンの BSM-S18。フレームが分割できるセパレートフレーム構造をもつモデルである。20年ほど前に購入して暫く乗っていなかったが、つい最近オーバーホールしてまた乗り始めたのだそうだ。

これがリヤサスペンション。

リヤアームピポットには、製作されたボルトナットを使用し精度はモールトンより断然良さそうに見える。

ここから分割できるようだ。オーナーさん一度も分割したことないそうなので、ここはひとつ興味本位で。

リヤブレーキ、シフター2本のケーブルをケーブルコネクターで分離。

キャップボルトを緩めてみます。

あら、あっさり分離しました。

ボルトを締めていくとどうなるのか?

ブロックが上がってきました。

ブロックの下にはダブルナット。

締めこむと抜けてくるってことは?

なるほど逆ネジになってんのね。

塗料ののってる右側のネジ山は不明ですが一応クリーニングしておきました。

やっぱここは、グリスだろうね。

さて本題のチェーンリング。

ギヤ板は、Sugino で、インナー42T、アウター53T。

フロントディレイラーは、Shimano FD-R440A。

リヤディレーラー、カセットスプロケは、トップ9T の Shimano Capreo。

でもってホイールサイズは、17インチ。

これもう作ってないと思われるが BS でモールトンタイヤ作ってたんですね。

タイヤサイズは、17×1 1/4(32-369)。9T トップでも漕ぎ切ってしまうのでアウターリングを大きくしたいという依頼であります。

POWER TOOLS Minivelo Chanring 56T 9.000円(税別)

3T アップだからフロントディレイラー持ち上げておきたいけどレンチでフレーム傷つけそうです。

先端の短いスタビータイプでやりましょう。

ケージがチェーンリングのアールと合っていませんね。

複雑な構造のフロントディレイラー台座は、取り付け角の変更が出来そうですね。
でもこれだけの完璧なオーバーホールをするショップであれば、フロントディレイラーの取り付け角度に気付くはず。何か意図してやったのか。とりあえず再調整してみようか。
明日につづく、
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