アレックス・モールトン

モールトン DOUBLE PYLON のメンテナンス 2 【橋輪Blog】

モールトン DOUBLE PYLON のメンテナンス 2

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ダブルパイロンのフロントサスペンション Flexitor(フレクシター)の分解は、喉から手が出るほどに楽しみだが、本題のリヤサスペンションピポットの修理に入ろう。

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ダブルパイロンは分割式なので、作業がやりやすいようにフロントセクションを外してしまいましょう。先ずはカプラー(間違わないようにOリングで色分けされている)を緩めて3本のワイヤーを外しておきましょう。


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ロックリングを緩めます。



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連結部をアレーンキーで緩めます。



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するとパイプが抜けて、



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分割できます。



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大分コンパクトになりましたね。



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リヤアーム分割のためにワイヤーケーブルはこのように纏めておきましょう。



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問題のリヤピポットですが、



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時計の針で10分ほど緩めただけでガタガタになります。



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ピポットシャフトを抜いてみます。



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皿ビスは、AM-GT と同じですが、ダブルパイロンはこれ用に作ったボルトのようです。



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先生の AM-GT Mk-兇鯤解した際、全ネジのピポットボルトが出てきたときには、ビックリしたが。



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これでハイドラスティックの取付を外せば後方に分離できました。出てきた油はグリスではなくオイルのよう。



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更にコンパクトになりました。ターミネーターの部品みたい。



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右側のブッシュです。スピンドルがいい塩梅で僅かに飛び出ていますね。



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左側はひどいです。ブッシュよりスピンドルの方が引っ込んでます。これでフルトルクで締め付けたらリヤアームは動かなくなりますね。


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真ん中に見える芋ねじは何でしょう?



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外してみましょう。



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どうやら給油口のようです。どうせ加工するならTSR のようにグリスニップルを付ければいいのに。これは最後のグリスの充填で苦労しそうですね。



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例によってスピンドルが出てきませんので引き出します。(本来であれば指で押せば出てくるはず)



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ようやく抜けました。これで本当に動いていたのかな?



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長さを測ると73.18mm。



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今度は勝手が分かってますからね。ピポットボルトを入れてっと。ボルトは締めてはいけません。



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スラスト(左右)方向にガタがありすぎですね。スピンドルが減ってしまっているか初めから短かったかのどちらかですね。ラジアル(上下)方向のガタはスピンドルシャフト内径とピポットボルトの太さが合ってない証拠です。取りあえずピポットリペアーキットの発注であります。

次回につづく、




モールトン DOUBLE PYLON のメンテナンス 【橋輪Blog】

モールトン DOUBLE PYLON のメンテナンス

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ダブルパイロンのメンテナンス依頼を受けました。オーナーは、AM-SPEED にカラーオーダーのGOKISO ハブを装着した I さんです。修理内容はリヤアームピポットボルトが100Km ほどの走行ですぐに緩んでしまうこと。さてTSR のように解決できるのか?

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100Km ほどの走行ですぐに緩んでしまうというピポットボルト。



作業前に三つほど・・・ フォークの直撃に注意!

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モールトン博士が開発し、NEW SERIES から採用された Flexitor(フレクシター)。スプリングを使わずゴムのトーション(ねじれ)を応用したサスペンションです。こちらの解析を始めてしまうと修理が終わりませんので又の機会に。(後に触ることになる”オッサン”のお陰で)


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よくバーテープを巻いていないドロップバーのピストなどでハンドルがくるっと回ってしまい、トップチューブを直撃。みたいなことがこのフレームでもありそうです。



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この部分がヒットすそうです。普段は気を付けていても転倒などでは必ずいくでしょう。



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メインフレームは、ステンレスでフォークは塗装ですので、このような貼ってしまうと半透明になるシリコンの保護テープなどで予防することをお勧めします。ばくは作業前にやっつけそうだったので貼っておきました。



ダブルパイロンのここが嫌い!

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フレクシターのトーションを発生させるゴムが横パイプ内に巻かれていますが、どうもアッセンブリーしてから塗装しているようで、ゴムが見えている部分にも塗装が乗っています。



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しかもひび割れてきていて、自分で塗ったみたい。1.800.000円の自転車がこれかよって思ってしまう。



何故にこんな塗り分けなのか?

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AM & NEW シリーズは、ビビットなカラーからシックな色合いまで12色の中からオーダー可能だが、ステンレスフレームにおいて何故一部だけ塗装なのか?もしかして塗装部分は鉄なのかもしれない。磁石を近づけてみた。

モールトンカラーサンプルは、⇒ こちら


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フォークは、鉄だった。画像に写っている部分は、上部が細いテーパードフォークでこの下がストレートパイプ。2017年モデルでは、上下でテーパードになる可能性が高い。



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ステアリングコラムより舵取りの役目をするクランプアームにも磁石は付いたが、それにクランプされるトーションゴムが入る横パイプ(モールトンのステッカーが貼られている部分)には付かなかった。



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ロアー側もしかり。



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BB シェルも鉄だが、その上のパイロン(やぐら)が集中するピポット部分には張り付かなかった。




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意外だったのがモールトン・ウイッシュボーンステムで、クイル、ウイッシュボーンアーム共に鉄にクロームメッキと思われる。

明日は、本題に入る




HED の20インチ(406)ホイール緊急入荷!【橋輪Blog】

HED の20インチ(406)ホイール緊急入荷!

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HED の20インチ(406)ホイールが、JET 17 に交じって臨時入荷です。HED ロゴは、2017の NEW デザイン。アルミ、カーボンハイブリッドのクリンチャーで、エンド幅はフロント100mm リヤ130mm のシマノ11速対応モデルです。価格は、今現在のところ未定となっています。

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2017年モデルのNEW ロゴ。



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フロントハブエンド幅は、100mm。



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ブレードスポーク使用でフロント24ホールのラジアル組。



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アルミ、カーボンハイブリッドのクリンチャー。



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クイックとバルブエクステンダー、コア回しが付属。



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リヤは、クロス&ラジアル組の24ホール。



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フリーは、シマノ11速に対応。



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1.8 / 2.8mm のシムが付属して9・10速も取付可能。



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雰囲気を見るためSCHWALBE KOJAC を組んでみました。



ぼくのモールトンTSR でプチHED 体験

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控え目なロゴマークで、シックなフレームカラーでも邪魔してませんよね!

22回にも及んだ ”お城で作っていないモールトンはダメなのか?”  シリーズをモールトンのページに纏めてみました。ぼくも含めたモールトン初心者又は、モールトンに興味がある方にお勧めの内容となっています。是非一度覗いてみて下さい。 アレックス・モールトン


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さてさて、自分好みの TSR 始まる!

先生のモールトン SUPER SPEED Di2 完成編 【橋輪Blog】

先生のモールトン SUPER SPEED Di2 完成編

昨年7月 KIMORI COLOSSUS HR の納車の際お預かりしたモールトン2台。その2台目の完成には半年以上の期間を頂いてしまいました。今日はようやくお披露目が出来そうです。

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仕上げのバーテープは、先生のリクエストでLizard Skins のレッドを選択。カーボンコンパウンドのブレーキシューも交換しておきましょうか。


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DURA のチェーンを装着。55T のチェーンリングでは、116リンクでめいっぱい。リヤセンターが460mm もあるモールトンは、700C フルサイズの自転車よりも50mm ほど長い。


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最新バージョンにアップグレードしましょう。



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SM-PCE1 からのケーブルは、



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STI の2番目のポートに繋ぎます。



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各機器のアップグレードが完了。



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GOKISO ハブとBB に合わせた赤のバーテープでアクセントを付けて完成です。



先生、モールトン SUPER SPEED Di2 完成しました

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先生のモールトンのメンテナンス受けたことから何となく修理依頼が増えてきた。これは先生がアレックスモールトンとぼくを結びつけたのか。今年3月より橋輪は、アレックスモールトン販売店となった。

アレックスモールトン販売店一覧

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Moulton TSR-9 FX  220.000円(税別) 完成車

モールトンをより詳しく知るためにTSR-9 FX ってモデルを研究用に買ってみた。こちらはラインナップ中最も価格の安いモデル。俗にいう”お城製”ではなく英国パシュレー社でライセンス生産されるもの。研究を始めるに当たって素敵な Blog タイトルを思いついた。

”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” 乞うご期待!


先生のモールトン SUPER SPEED Di2 その6 【橋輪Blog】

ハイドラスティックユニット解説

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ダイナベクターの富成次郎さんよりハイドラスティックユニットの断面図の画像を頂きました。これを元に作動を解説してみたいと思います。

ハイドロ
ラバーコーンの中にeの部屋があり、ここに液体(ラジエーターに入れる冷却水のクーラントらしい)が入っていている。ゴムが圧縮されるとdの壁に開いた穴からcの部屋に液体が移動する。aの部屋は上部のフレンチバルブから加圧されたエアーが入っています。この指定空気圧は、1〜2kg/cm でこれ以上入れると破裂するらしい。この圧力は、bのダイヤフラムを押し下げてcの部屋に流入した液体を速やかにeの部屋に戻す働きをしているようだ。液体の移動の際、dに開けられた小さな穴(ラビリンス)を通過することでダンパー効果を狙っているみたい。取りあえず1万円掛けて切断せずに済んだわ。

とまー、凝った構造だが、ぼくには、ソリッドラバーとハイドラスティックの違いが全く体感出来ないと言う感想であります。あのオースチンミニもハイドラスティックを採用していたようだが後期型では、コスト面でソリッドラバーに戻したとか。よ〜解りませんな!

明日は、完成編を!

本日、お通夜の受付を頼まれてますのでお先に失礼します。

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