アレックス・モールトン

先生の MOULTON APB その9【橋輪Blog】

リヤディレーラーハンガーの固定

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前後サスペンションのリペアーが完了したところで作業がストップしていた先生の MOULTON APB。シマノ リアディレーラーブラケットユニットなる部品のお蔭でリヤハブの選択肢が狭まれていました。これって多分クイックハブではなくてナット止めで使われてた部品なのだと思います。

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リヤハブは、Shimano SORA で、105 10 Speed 11-25T が装着されていましたが、フロントシングルで行くので11-28T に変更したいと思います。



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ところがこのSORA ハブのシャフトですが、左側は5mm 厚エンドより少し飛び出しているくらいで、



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右側は、エンドに面一ぐらい。



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なのでシャフトにディレーラーハンガーが全く掛かりません。




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クイックシャフトが通ってもここまで動いてしまいます。




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全ネジシャフトなので、玉押しを緩めてスプロケ側にオフセットさせて組めば良かったのに。




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フロントハブ:金輪 100mm フロント SL ハブ24H シルバー 6.000円(税別)
リヤハブ:Q2 R10 REAR 24H 10 Speed ポリッシュ 10.000円(税別)
リム:ALEX DA16 20”(406)24H ポリッシュCNC 3.500円(税別)
ホイールは、どうしてもこのピカピカに光るこのセットで組みたいがシールドベアリング仕様だ。カップ&コーン全ネジ仕様のポリッシュハブなど見つけようもなかった。


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Q2 ハブをリヤエンドに乗せてみましょう。



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これが最悪でディレーラーハンガーには全く掛かりませんし、オフセットは出来ません。



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ご覧の通りの有様でございます。ここで作業が中断していました。



救世主現る!

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モノタロウマン(あのキャラこんな名前か?)であります。



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スプリングピン 3×40 34個入 299円(税別)



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ギザギザの割の入ったエキスパンダピンで、推奨下穴が3mm です。



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ディレーラーハンガー込のエンド厚が9.3mm。



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スプリングピンは長さ9.16mm と好都合です。



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ボール版に乗せBB シェルで水平を確認したら、



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3mm の切で一気に貫通。



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スプリングピンは、プライヤーでぐにゅーって入って行く硬さです。



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完全に面一まで押し込みます。これでクイックナットにも影響しませんね。



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ほら裏側も飛び出してません。ナイスアイディアだったでしょ!



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リヤディレーラー:microSHIFT RD-R47 3×9・10  10 Speed  5.600円(税別)



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こちらもピカピカのリヤディレーラーが付けたかった。

やっと先に進めます




MOULTON TSR-9FX 完成納車編【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9FX 完成納車編

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一通りの納車整備を終えて最後のテストライドであります。わざわざ手賀沼CRまで車で移動。(と言っても5分10分で到着しますが)風もない最高の天気の中、好きな時間にこのような素晴らしい環境でテストライドに臨めるのは、自転車屋の特権であります。いやいやこれも重要な仕事ですからはい。

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久々に望遠レンズを持ち出してみた。




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人気を感じるとウォーキング中の初老の紳士がカメラを構えるぼくの後ろで立ち止まっています。やり過ごすのに時間が掛かると思い待っていてくれたんですね。



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やはりトラスフレームは、真横ではなくちょと斜めがお勧め。




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フレームカラーのフォレストグリーンが新緑に溶け込んでいます。



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平日の金曜日といえど沢山のロードバイクが走っています。撮影後20分ほどのシルキーライドを満喫しました。いや、テストライドを終了致しました。



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おっと、このレンズここまで寄れるのね。



そして本日、はれて納車となりました

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オーナーは、地元柏市で市議会議員を務める山下さんです。普段柏市内での移動手段は殆どが自転車(赤い泥除け付きのビアンキ)を使っておられます。遠方へのアクセスに、車かバイクの購入を考えていましたが、アレックスモールトン博士のエコロジー哲学に共感し、この英国車を選んだわけです。山下さんは、”自転車のまちづくり”を提案しており、柏市がより自転車に優しい街になるよう目指しています。

千葉県立東葛飾高校卒業。早稲田大学教育学部卒。
早稲田大学大学院教育学研究科修士課程修了後、土浦日大高校にて高校教諭。
早稲田大学教育学研究科後期博士課程単位取得後退学。
教育コンサルタント山下洋輔事務所設立。
2011年9月から柏市議会議員(現在2期目)。

山下洋輔 プロフィール


TSR-9FX フォーク分解で納車整備完了!【橋輪Blog】

TSR-9FX フォーク分解で納車整備完了!

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最後は、フォーク分解で納車整備完了します。

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ブレーキキャリパーは外しておきましょう。



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プリロードアジャスターは、最弱に。



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ボトムリンクを分解すれば、



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サブフォークがピストン、スプリングごと抜けてきます。



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エンドの状態を見てみましょう。



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ブッシュの圧入が左右均等ではないですね。



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こちらも修正。



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これは捻じれて入ってますね。



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新しく交換しました。



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スプリングを挿入する前に前回の教訓で分かったプレーンワッシャーを一枚上部に入れておきましょう。


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何時もの方法でスプリングを圧縮します。



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ここで用意するオリジナルより5mm 長いM5ボタンキャップスクリューとナイロンナット。



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これをナット側から入れロックタイトで固定。



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ボトムリンクを組付けますが橋輪方式でナットは内側です。



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ナイロンナットの締め加減は、止まったところから5分の増し締めです。



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これでほぼ納車整備は完成です。

明日は、試運転と行きましょうか


ヘッド調整がどうにもしっくりこない【橋輪Blog】

ヘッド調整がどうにもしっくりこない

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納車整備中の MOULTON TSR-9FX ですが、ヘッド調整がどうにもしっくり来ません。この位かなってとこで決めてもまたしばらくするとガタがでる。何回となく調整を繰り返したがこれ何だろう?

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可変ステムが標準で付いてきますが、あまり精度の良い部品ではありません。



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内部をお見せしましょう。



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こんなクイルタイプのプレッシャープラグがセットされています。



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構成部品はこんな感じ。



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臼を引き上げるとカラーが広がる構造でコラム内に密着固定される。



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でもってこのスプリングが悪さするわけで、アッパーとロアーのベアリングにプリロードが掛ったのかスプリングが潰れているのかの感触が掴み難いんです。


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このようなカーボンコラム用のアンカーナットでしたらアンカーナットをコラム内に固定してしまいその後普通にトップキャップボルトで引き揚げますから良いんですが、どちらも同時はちと無理があるようですね。

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この臼をキャンセルして1インチのスターファングルナットを打ち込んでしまえば簡単なんですけど、何十年後かにサススプリングのオーバーホールをする際にスターファングルナットがあると上からのスプリングアクセスに邪魔になります。


やり方発見!

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トップキャップは、何時もプリロード掛けるときよりもきつめに締め込みます。



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ハンドルを左右に振ってみて必要以上のプリロードが掛っていないか確かめます。



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ここでステムボルトをロック。



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最後にトップキャップボルトを更に増し締めします。

可変へなちょこステムでもかなりしっくり来ますよ。

TSR オーナーは是非お試しを!



MOULTON TSR 9-FX 納車整備中!【橋輪Blog】

MOULTON TSR 9-FX 納車整備中!

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昨日ご紹介した TSR 9-FX ですがこれお客様ご注文の商品でありまして早速の納車整備に入ります。

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リヤホイールの着脱ですが相変わらずTSRは、厄介であります。



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”お城で組んでないモールトンはダメなのか?”でも書きましたが、リヤエンド幅133mm に135mm ハブは、きつ過ぎます。これは130mm に統一して頂きたいもんですね。


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でも36H から28H になったハブは、2017年モデルに比べ格段に良くなっています。



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11速対応フリー。



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前後ともシールドベアリング仕様で滑らかな回転。



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スポークは、サピムのバテットを採用。



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一番に気になるリヤスイングアームピポットを見てみましょう。



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相変わらず良く回るなこのスクエアーBB。



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ピポットがダメだとピポットボルトを少し緩めただけでガタガタになりますからね。



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ラバーコーンを外し、



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リヤアームを分離します。



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ぬるっといい感じで外れてきます。



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これ大分改善されてるかも?



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スピンドルを抜いてみましょう。



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スピンドルの仕上げも良さげです。



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スピンドルをフランジに嵌めてみます。



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スピンドル長もOKですね。



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ブラスブッシュの厚みも良さそうです。



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何時もの方法でスピンドルを片側に寄せてクリアランスを測ろうとしましたが0.05mm が入りません。



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フランジの平行度に若干のズレはありますが、ピポットボルトを締めたら問題ない範囲です。リヤアームの動きに少しだけ重さを感じますが下手に削るより馴染みを待った方が正解と判断しました。

2018年モデル95%合格ですな!
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