俊樹の旅日記

”MASI 俊樹”流学61日目 俊樹、Krakow(クラクフ)に到着 【橋輪Blog】

”MASI 俊樹”流学61日目 俊樹、Krakow(クラクフ)に到着


下り坂を勢いよく下って行った。

吹き付ける風が心地いい。

 

そして、地図が飛んで行った・・・。

 

 

災難な夜も、寝てしまえばいつもと変わらぬ朝になる。

 

朝飯をスーパーで売っていたパンで済ませて先へ進む。

ちなみに、このパン、

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真ん中の黄色が黄身に見えて、目玉焼きパンかと思って嬉々として購入したら、

メレンゲとミカンのパンでした・・・。

 

味はまずまず。でも甘いパンは飽きた。日本にいるときは普段まったく食わない焼きそばパンが不意に恋しくなる。

 

 

前方からチャリダー数人がこっちに向かってくるのが見える。

高校生くらいの団体で、にこやかに手を振って通り過ぎて行った。

 

彼らはこれからチェンストホバに向かうのだろうか。

 

 

昼過ぎについにKrakow(クラクフ)に到着した。

 

大きい鉄道駅や、石造りの建物、緑豊かな公園があり、すぐさま観光に移りたくなるような街並みだが、まずは宿探し。

 

 

一軒目、う〜む妙にきれいで高そうだ。

 

二軒目、お、ホステルワールド(ユースホステル協会みたいなやつ)に加盟してる。これなら安心。

 

「あのー、部屋あります?」

 

「あいにく、週末だから部屋がないよー。ごめんねー」

 

週末、だと・・・?

 

カレンダーを見てようやく気付く曜日感覚。

 

 

幸い、近くのホステルを紹介してもらえたので、そっちに向かうことに。

 

その名もGiraffe


壁にはキリンの絵が描かれていて、どうやらアフリカからクラクフに向かっている絵のようだった。

その絵が気に入って泊まることに。

DCIM1820

一泊10ユーロで、BARが併設されているのもいい。

 

自転車置き場がないので、苦労して二階までチャリごと運びこみ、シャワーを浴びてぶらっと散歩へ。

 

もらった街の地図片手にふらりふらりと歩く。

 

宿から歩いて10分、街の中心部に到着。

広場では、いろんなお店が並んでおり、中央の建物の中にも様々な店があった。

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その中を歩く女の子のグループの中に、やったら美人な黒髪の日本人っぽい女の子がいて、つま先から髪の毛の先まで電流が走った。


               どうせ!
 

が、社長、先に言っておきましょう。

 

写真もないし、話しかけることすらできませんでした!(開き直り)

 

くやしい!実にくやしい!


          だよな、この意気地なしめ!
 

一度通り過ぎた後、うっわすげえかわいくね!?

なんて思ってたら見失い、それ以降その姿を目にすることはなかった・・・

 

 

何を買うでもなく、さっきの美人を求め、狩人のような目でしばらくうろついたが、結局見つからないので、来た道と違う道を通って宿へ向かうことに。


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宿に戻って、ひさしぶりのインターネットを楽しむ。

ベルリンでハマったMonsterの続きを見始めたら、止まらなくなり、2時までひとりロビーで見ていた。

 

(61日目)

 

 たそがれの空がビーナスフォートの天井みたいだね
   次の便りをジラフみたいに首を長くして待ってるぞ!

”MASI 俊樹”流学60日目(俊樹、生きていたか"その3)【橋輪Blog】

”MASI 俊樹”流学60日目(俊樹、生きていたか"その3”)

荷物を引っ張り出し、体制が整うと、さっそくお昼に買った焼きヌードルを食べることにした。

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袋を読んでみると、どうやらカップ焼きそば風にも食えるし、インスタントラーメン風にソースをスープにもできるらしい。


う〜む。


商品名はYakinoodlesだし、スープにしたらまずそうな雰囲気しかしないから正統派に焼きそば仕様でいただこう。



まずは鍋に水を張り、お湯を沸かす。


ちょっと斜面になっててバランスが悪いな・・・


お湯が沸いたので、袋を開けて麺を投入。


おっと、こぼれそうだ。うまくバランスを調整して手を離す。



と、その瞬間!!



バッシャーン!

と見事に鍋がひっくり返った!


ちくしょう!またお湯つくんなきゃなんねぇじゃねぇか!


幸い麺はまだ硬くてくっついていたので無事だった。


再びお湯を沸かして、麺を投入。


今度はバランスが取れた。手を離しても大丈夫だ。



ホッと一息ついてボーっとしていると、心地のいい風が吹いた。


今日はよく走って疲れたからこんな場所だけどゆっくり眠れそうだ。


なんて、ビールをすすりながら遠くを見つめていた。


すると、

バッシャーン!


ちくしょおおおおおお!!またかよ!!


再び鍋が倒れ、いい具合に茹で上がった麺が地面に散乱した!


オーマイゴッド!

神様ヘルプ!


しかし、今は祈ってる場合じゃない。一刻も早く麺を救出しなければ。


3秒ルールだ。

やばい、残り2秒・・・


なんとか8割の麺を救出に成功!


鍋に水を入れて軽くすすいでなんとか食える状態になった。

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なんだかものすごくむなしい気持ちがこみ上げてきたが、負けずにソースをかけて食べてみると、日本のものと比べてシナモン臭の強い不思議な味だったがまあまあ食えるな・・・と食っていると、


一台の車が近くに止まった。


やたらでかい声で話していて、数人が車から降りた。


まずいな、こりゃまずいな絡まれたらめんどくせぇな。


笑い声があたりに鳴り響いている。


茂みにそっと身を隠し様子をうかがっていると、


じょろろろろ



と聞こえてきた。



しかもやたらと長い。


こいつら酔っ払いか!!


ああ、めんどくせぇな、早くいかねぇかなと思っていると、最後の一人は恥ずかしがり屋さんなのか茂みに入ってきて用を足し始めた。


こちらに背を向け、事を終え、車に戻ろうとすると、オレに気づいた。


げっ・・・・


と思うと、引っ込んでいき、ホッとしたと思ったら、顔を真っ赤にしてビールの缶を持ったやつが、


What's Up!!!」


と陽気に一言。


うぜぇぇぇぇぇぇぇあああああ!!!


そいつは、満足したのか、大笑いしながら車に戻り、やがて車がいなくなった。



なんにもなくてよかった・・・・。


と安心したら、飯はこぼすわ、わけわかんねぇやつが来たわで急に怒りが込み上げてきた。




残りの焼きヌードルを食って、さっさと寝ようとテントに入ると、こぼしたお湯が浸水している。


くそったれぇぇぇ!



ついてない1日だった。


(60日目)

”MASI 俊樹”流学60日目(俊樹、生きていたか"その2)【橋輪Blog】

”MASI 俊樹”流学60日目(俊樹、生きていたか"その2”)

途中食料を買い足しにちいさなスーパーに入ると、味の素が発売した焼きヌードルというインスタント焼きそばを発見。これはぜひ食ってみよう!と購入。


お昼ご飯にトルティーヤでくるんだサンドウィッチのようなものを買って店を出た。



お昼過ぎ、いい加減腹が減ってきたなと、公園に立ち寄り、ベンチに腰掛けて先ほどのトルティーヤを食べることに。


バッグから取り出して、

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袋を開けて一口。

むむ。

あんまうまくない。なぜだ?

見た目すげぇうまそうなのに・・・



しかし、パッケージをよく見ると、

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オーブンかレンジであたためてね☆マークが!


なんですと!?


そんなもんあるわけないでしょうが!


どうする?どうする?昼飯はこれしかないぞ!


しかたがない・・・このまま食おう。


一口食べるごとに、くにゃっとした食感と、冷たい具に顔をしかめる。


くにゃ、もぐもぐ、ごっくん。


腹壊したらどうしよう・・・。


もぐもぐ。



結局2袋、合計4本を完食。


腹に一抹の不安を抱え走り出した。


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チェンストホバから南下していき、クラクフに近づいてくると、それまで平坦だった道が、スコットランドを彷彿とさせるアップダウンの連続に変わった。



あかん・・・ペダルが・・・重すぎる・・・


全身から吹き出す汗を地面にしたたらせ、顔は苦痛にゆがんでいる。


時折通り過ぎていく車がうらめしい。




必死に登っていると、一台の車が坂の頂上から降りてきた。


家族でにぎやかに談笑しながら走っているのが見える。


ちくしょう、こっちはマジできちぃってのに、よぉ。


そして、すれ違う瞬間。


車の中の一人がこちらに気づいて、家族全員がまるでコメディドラマのように口をポカーンと大きく開き、目を丸くしてこっちを見ていた!


それを見た瞬間、彼らがあまりにも驚いているので、爆笑してしまい、足が止まって危うく倒れかけた。



笑ったおかげか、少し気が楽になり、さらに先に進むが、いい加減しんどくなってきたのでそろそろ野宿することにした。


しかし、坂の途中だし、畑はあるけどいまいち身を隠せそうにない。


でも、そろそろ休みたい・・・。




意を決して、ぎりぎり見えなさそうな茂みに自転車ごと突っ込み、草むらの中へ。


よし、これならなんとか夜を越せる。地面は斜めってるし、ぼこぼこしてるけどまぁ、寝れればいいや。



そんな、軽い気持ちでそこにテントを張った。


しかし、それは、それから起きる悲劇の幕開けだったのだ。



               明日につづく、

”MASI 俊樹”流学60日目(俊樹、生きていたか)【橋輪Blog】

 ”MASI 俊樹”流学60日目(俊樹、生きていたか)

3月14日、ポーランドはCzestochowa(チェンストホバ)と言う町にたどり着いてから音沙汰がない俊樹。もしやアウシュビッツに強制収容させられたのかと心配したが、どうやら生きていたようだ。

5/20  2:15

翌日、キャンプ場を出ると、再び街の中心地に出て、自転車屋を探すことにした。

スポークが2本折れたままでもうずいぶん長いこと走っている。


前日通りがかった街で見つけた自転車屋は、GIANTも扱ってるのでこれはイケる!と思ったら定休日だった。街中も閑散としており、どうやらポーランドでは木曜日は定休日のお店が多いようだ。


しばらく歩き回ってみるが、一向に見つかる気配がないのでタクシー運転手に訊いてみることにした。

暇そうに鼻毛を抜いている運ちゃんに、自転車をぽんぽん叩きながら

「バイシクル!ショップ!」と辺りを見回すジェスチャー付きでいうと、


「おおそれならな、右いって左いって、右いってまっすぐ行ってな、地下だ、地下にあるからな。覚えたか?オッケーじゃ、がんばれよ〜」


なんて調子で教えてくれた。


ホントに自転車屋が地下にあんのか?と思って歩いていく。

どうやらこの通り沿いにあるはずだが・・・

ないぞ?


と思って、通行人に訊ねると、


「どこって、そこだよそこ。」


と指さした先は3歩手前の地面。

おお!階段がある!マジで地下にあったのか!


しかし、階段も入口もだいぶ狭い。これをこのチャリ担いで降りろってか・・・


だが荷物外して1個ずつ運んで事情を説明するのも面倒だから・・・。



ゼッタイに荷物を外した方が楽だが、渾身の力で愛車を持ち上げてのっしのしと降りて行った。

入口にたどり着くと危険を察知したお客さんが手をかしてくれた。


汗だくで挨拶をし、スポークが折れていることを説明する。

どうやら修理はできるようだ。

ホッと一息つくと、


「じゃ、今日の夕方取りに来てくれ!」

といってきた。


「急いでるからなるべく早く欲しいんだけど。」

というと、少々めんどくさそうな顔をして、ちょっと待ってろという店員。



また一泊するのはめんどくさいなぁ。

と思っていると、奥からいかついスキンヘッドの兄さん登場。

なんだ!?用心棒でも連れてきたか!?


と身構えたが、彼が整備担当らしい。

すぐやってやるよと奥に連れて行ってくれた。


そして、整備するのにどの台を使うか・・・と思案している。

とりあえず重さは・・・と持ち上げようとすると


なにこれ!?くっそおもてぇ!

とびっくり顔でこっちを見てきた。

「よくこんなの乗ってるな!とりあえず荷物外してくれ重すぎてだめだこりゃ。」

と笑った。


荷物を外し終えると、


「オレは、スワボミルだ。よろしくな。」


「トシキっす!どーもどーも」

と自己紹介をする。


スポーク調整を真剣に見るのは初めてで、暇だしおもしろそうだと彼の作業を見させてもらうことにした。

ドイツでは10分もしないうちに終わったよーと持ってきたが、スワボミルは見かけに大いに反して優しく丁寧な手つきで作業を進めていく。



タイヤを外し、新しいスポークを入れると細やかな調整に入る。何度もホイールバランスの歪んだ箇所を締めては、幅を狭めてまた調整を繰り返す。


そんな細やかな作業を見ていたら1時間ほど経っていた。

途中から「もうそんなもんでいいよ、レースに出るわけでもないし・・・」と言いたくなるくらい真剣にやってくれた。



ようやく作業が終わり、荷物をまとめていると、

「そういえば、Facebookやってる?せっかく会ったし、お前がこれからどうなるのかすごく気になるんだ。」

と照れくさそうに言ってきた。本当に見た目とのギャップがすごいな・・・

と苦笑し、名前を交換した。



そして硬い握手を交わして、「ありがとう。ヨーロッパ1の腕前だよ!助かったぜ!」

というと、へっへっへっと笑った。

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画像拡大してスワボミルの右手見てよ!俊樹のホイール触ったから真っ黒だ。一生懸命やってくれたんだね!

それから、街を出てクラクフを目指した。


              明日につづく、

”MASI 俊樹”流学59日目(俊樹、教会に祈る)【橋輪Blog】

 ”MASI 俊樹”流学59日目(俊樹、教会に祈る)

 
十字架のおかげか、誰にも襲われることなく朝を迎えた。

準備を終え、道路に出るとわりと丸見えだった。

道はほとんど平坦でペースもいい。
 


途中休憩によったガソスタでトイレにいくと、小便器が故障中で個室しか空いていない。

おかげで男子トイレなのになかなかの混雑だ。

中に入り、待機していると後から入ってきた男の子がオレの前に立ちやがった
 
が、優しいオレは、「ビッグ?スモール?」と訊いてあげた。

オレはビッグの方だが切羽詰ってわけではないので先を譲ってやってもいい。

だが、向こうもおビッグならば話は別だ。下手に立てこもられたらオレの肛門ジャンクションも危うい。
 
しかし、この優しい問いかけの意味を理解できていない様子の少年。

仕方がないので前と後ろを交互にたたきながら再度質問すると意図を理解したようで前をポンとたたいてうん!とうなずいた。

オーケー、先に行きなと小粋に言う。
 
そして彼は少しはにかんだ笑顔で個室へと入った。


国際交流はわりと気合いでどうにかなるもんですよみなさん!
 
 
用を済ませ、再び走り出す。

すると道が二つに分かれた。
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アウシュビッツに直行するならKrakow(クラクフ)方面だが、ひとつ寄り道したい街があった。

Czestochowa(チェンストホバ)だ。

この街はポーランドのキリスト教の聖地のような街らしく、四国のお遍路さんよろしくポーランド中からみんな、人によっては歩いてこの街に来るという。

いいところだからぜひ行ってみなさいと言われたのを思い出し、そっちに走っていく。
 


道は平坦で、両側には森が途切れなく続いている。

チェンストホバの手前で小用を足すべく森に入り、チャリを停めて用を足していると一台の車が入ってきた。
 

やばいな、おこられるかな・・・・

 
と思っていると、車から60代くらいの夫婦が降りてきて、トランクをなにやらごそごそとあさっている。
 
そして、ほどなくすると、二人はそれぞれ反対方向へと歩いていく。

奥さんはなぜかこっちを何度も振り返りながら歩いて行った。
 
 
すると、「じょろろろろ」
 
と聞こえてきた。
 
 
ってことは・・・
 
 
 
海外ってすごい。(笑)
 
 
奥さん、僕のこと気にしてましたけど、あんたのなんかぜっっっっったい見まっせんから!心配ご無用!
 
これ以上いると変態だと思われて通報されそうなので、そそくさと退散することに。
 

走りながら、日本ならどこ行ってもコンビニがあるからすぐにトイレが見つかって便利だな、と思った。
うん。
 
 
道は市街地に入り、ついにチェンストホバに入った。

キャンプ場があるということでそちらに向かう。

市街地だといううのにびっくりするくらい急な坂をいくつも越え、キャンプ場到着。
 


キャンプ場に入ると愛想のいいおばちゃんが出てきた。

宿泊登録ようにパスポートを見せると、「あなた日本人!?ここに日本人が泊まりに来たのは初めてよ!」
 
と興奮気味で、職員のほかのおばちゃんたちに走って見せびらかしに行った。

そりゃ珍しいだろうけど・・・
 
5分ほど大はしゃぎされたのち、パスポートが帰ってきた。

そして、テントを張り、まずは腹ごしらえ。

ベルリンのホステルで手に入れたジャガイモを玉ねぎとレタスとともにマヨネーズで炒めて完成。
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このころはレタス炒めにハマっていた。
 
 
さて、腹も膨れたことだし、街に行ってみよう。
 

キャンプ場の目の前は大きなホテルがあり、右手にはヤスナ・グラ修道院の入り口がある。
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この修道院には、多くのキリスト教信者が集まり、ポーランドにおけるメッカのような場所だ。
なるほどなるほど、近づいていくほどにゲームの白魔導士のような恰好をした人たちが増えていく。
 
中に入ると、まずは内部の美しさに圧倒される。
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細かな装飾も行き届き、いたるところに天使が。
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そして、熱心に祈る人がたくさんいる。
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今まで見てきた有名な教会とは全く違う。ここよりも装飾や外観は美しいところはあるが、ここまで熱心に祈っている人は見たことがない。

普段はパシャパシャカメラを撮ってはしゃいでいる観光客ばかりで白けてしまうが、ここではそういった感情は一切抱かなかった。
 


外に出てみると、なにか大がかりなイベントがなされていた
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司祭のような人が壇上で何か語り、最後は聖歌で締めくくられた。
 
祈りの言葉を一つも知らないオレは、ただ一つ心の中で祈った。
 

世界が平和になりますように。  と。
 

そうこの日は8月15日。

我々日本人にとって大きな意味を持つ日だ。

 
少し敬虔な気持ちになって、この日は眠りについた。
 
(59日目 走行距離120.34km 〜Czestochowa チェンストホバ)
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