下り坂を勢いよく下って行った。
吹き付ける風が心地いい。
そして、地図が飛んで行った・・・。
災難な夜も、寝てしまえばいつもと変わらぬ朝になる。
朝飯をスーパーで売っていたパンで済ませて先へ進む。
ちなみに、このパン、
真ん中の黄色が黄身に見えて、
メレンゲとミカンのパンでした・・・。
味はまずまず。でも甘いパンは飽きた。
前方からチャリダー数人がこっちに向かってくるのが見える。
高校生くらいの団体で、にこやかに手を振って通り過ぎて行った。
彼らはこれからチェンストホバに向かうのだろうか。
昼過ぎについにKrakow(クラクフ)に到着した。
大きい鉄道駅や、石造りの建物、緑豊かな公園があり、
一軒目、う〜む妙にきれいで高そうだ。
二軒目、お、ホステルワールド(ユースホステル協会みたいなやつ
「あのー、部屋あります?」
「あいにく、週末だから部屋がないよー。ごめんねー」
週末、だと・・・?
カレンダーを見てようやく気付く曜日感覚。
幸い、近くのホステルを紹介してもらえたので、
その名もGiraffe。
壁にはキリンの絵が描かれていて、
その絵が気に入って泊まることに。
自転車置き場がないので、苦労して二階までチャリごと運びこみ、
もらった街の地図片手にふらりふらりと歩く。
宿から歩いて10分、街の中心部に到着。
広場では、いろんなお店が並んでおり、
その中を歩く女の子のグループの中に、
どうせ!
が、社長、先に言っておきましょう。
写真もないし、話しかけることすらできませんでした!(
くやしい!実にくやしい!
だよな、この意気地なしめ!
一度通り過ぎた後、うっわすげえかわいくね!?
なんて思ってたら見失い、
何を買うでもなく、さっきの美人を求め、
宿に戻って、ひさしぶりのインターネットを楽しむ。
ベルリンでハマったMonsterの続きを見始めたら、
(61日目)
たそがれの空がビーナスフォートの天井みたいだね
次の便りをジラフみたいに首を長くして待ってるぞ!