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先生の KIMORI COLOSUS HR メンテ&Di2 アップグレード【橋輪Blog】

先生の KIMORI COLOSUS HR メンテ&Di2 アップグレード

先生の KIMORI COLOSUS HR 2号機のメンテナンスと 機械式DURA-ACE からDi2 へのアップグレード依頼です。先生初めは、「電動はチョット」なんて言ってましたが、モールトン SUPER SPEED にDi2 組んでからは電動の楽ちんさに嵌りましたね!

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9000 DURA から R9150 Di2 へ交換です。


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車体関係では、フロントディレーラーブラケットをDi2 用に変えなければなりません。



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木森さんから届いた Di2 フロントディレーラーブラケット。



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関東じゃ買えねーだろーぐらいにカールを緩衝材に詰めてきた。



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2ヶのDi2 フロントディレーラーは、最新アルテとデュラでブラケット製作に当たり前もって送っていたもの。



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最新Di2 対応で価格もびっくり値上げの37.600円(税別)。これ木森さんにしても製作するのが非常に大変なんだそうです。



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先ずはクリーニングから。先生あまりお掃除しない方。待てよ、フレーム全体的にガタガタではないですか。



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リヤアームばらしてみましょうか。



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あら0.15mm が入っちゃった?ピポットブッシュ減ってるな。



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タイロッドも外してみましょう。工具は、キモリ特製スライディングハンマー。



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シャフト側もダメかな?



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シャフトも減ってますね。



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これはシャフトの交換とブッシュの打ち換えが必要です。



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フロントにもガタが出ています。通常のフレームでいうヘッドパーツのロアーベアリングに当たるピロボールが摩耗しているようです。


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それでフォークが寄れてたのか。フロントフォークもばらしてみよう。



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今、抜けてきているのが KS ブッシュ。



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大きいピロボールは交換です。両腕にある小さい方のピロボールには摩耗が見えませんが、こちらも交換時期でしょう。右の腕に(R)のマーキングをしておきます。


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木森さんが HR 2号機のフレームを製作した時のデータが残っています。ピロボールのネジの出し代が記載されていますので左右を入れ替えてしまうとアライメントが狂ってしまうからです。


メンテナンス改めフルオーバーホールに変更

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リヤのMAEDユニットのエラストマーの分解。これは試験管ブラシを使い中性洗剤で洗浄します。


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エラストマーに劣化は見られませんので、そのまま再使用しますが、手前のパーツに圧入されているDUブッシュ2ヶは交換になっるかもしれません。


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ここは、MAED 軸が通る穴です。普段はお掃除出来ませんからね。



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BB を残してメインフレームだけとなった先生のHR 2号機。



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これがDU ブッシュで、テフロン加工の乾式ベアリングです。



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白色のタイロッドに圧入されるのがこのKSブッシュ。先端2/3が、DUブッシュに入り込み回転する仕組み。右に向かって先細り加工になっているのがみそ。溝はグリス溜り。


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KSブッシュを入れてみましょう。



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先細りのため先端が顔を出すまでは指で入ってしまいます。


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では先細り加工がなかったどうでしょう。このように真に合わせられれば問題ないですが、



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少しでもずれていた状態で圧入してしまうとブッシュが潰れてしまいますね。



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先端がガイドとなり、



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真に圧入開始できるわけです。これが誰がやっても間違いなく分解組立ができるキモリの技です。



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ここまで意外と短時間で分解できるんですよ。リヤアームピボットブッシュの製作は木森さんに依頼しますのでこのまま KIMORI ファクトリーに送ります。KS / DUブッシュ関係の摩耗の判断は木森さんにお任せです。

HR 3号機の”オッサン”は緩〜く乗ってますし走行距離も短いです。HR 1号機の船長は、年を通して殆ど海上におりますからそれ程走ってないはずです。先生によりますとHEDホイールで1000km。GOKISO カーボンホイールで5100km。GAMIN の計測忘れを加味して6100〜6500km 走ってるそうです。とするとガシガシ乗るライダーだと5000km がオーバーホールの目安かなと。


KIMORI は決してメンテナンスフリーな乗り物ではありませんから


「オーナーズレポート」第8回 KIMORI COLOSSU HR 5号機 【橋輪Blog】

NEW カテゴリーズ「オーナーズレポート」第8回

KIMORI COLOSSUS HR 5号機

Mr.koba 以来、久々の「オーナーズリポート」は、【橋輪Blog】26回に及んだ長い連載を経て完成した I さんの KIMORI COLOSSUS HR 5号機のリポートです。それではどうぞ!

「オーナーズレポート」



お世話になっております。
Colossus HR5号機の受領連絡が遅くなり申し訳ありません。モールトンの箱に入ってくるとはサプライズでした。丁寧に仕上げて下さいましてありがとうございます。


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仕事の関係で先日までライドはおあずけとなっておりましたが、なんとか走行可能状態にしてまずは撮影(笑)



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それから、コロッサスWRのムービーなどで登場されている三和英樹さんがオーナーのお店「Roti」まで走ってみました。
https://www.facebook.com/Roti.PRIME.BEEF/



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京都から大津にぬけてびわ湖沿いを走り、キモリさんの工房前を通り過ぎて、近江富士と呼ばれる三上山のふもとまで往復80キロ足らずのサイクリングでした。



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三上山を前に。「Roti」はこの反対側を少し登ったところにあります。




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プレミアム近江牛料理専門店だけあって旨みたっぷりの近江牛ハンバーグを堪能しました。
三和さんもバイクを見るなりとても驚いて下さり、ここで出会えるとは思わなかったと喜んで下さいました。

乗ってみてのインプレッションですが、踏めばそのまま前に出るという感じが面白くどんどん漕いでしまってバテてしまうことがあり、セーブすることを憶えなければと思いました。
とくに北山の峠にアタックしたときには、これまでのバイクよりも疲れてしまうと感じてタイムを見たら新記録!なんてことがありました。

これから、少しずつ自分のものにしてゆきたいと思っています。
素晴らしいバイクに出会わせていただいて感謝しています。


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あと、FSAのクランクが通らなかった無印セラミックBBですが、うちのGAAPに付けてみました。



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確かにベアリング大丈夫かという固さでしたが、硬いのは最初の20ミリほどであとはスッと入っていく感じで、回転もスムーズだったので壊さずにすみました。

ではまた乗り込んでからレポートします。



レポートに出てきた「Roti」のオーナーは、元競輪選手の三和英樹さんです。KIMORIのテストライダーでもある三輪さん初めてキモリに乗ったときスタートでホイールスピンするほどの脚力の持ち主だそうです。この動画は以前にも紹介しましたが、三和さんがKIMORI COLOSSUS VRを駆り現役の競輪選手と一緒にバンクを走る貴重なシーンが収録されています。バイク先導のシーンでは70km/h出ているそうですが、本人80km/hは行けると言っていたそうです。また三和さんは、キモリの走行性能やパワーの伝達効率を一番に理解されている方でもあります。




KIMORI COLOSSUS HR 5号機(完成編)【橋輪Blog】

KIMORI COLOSSUS HR 5号機完成お披露目編

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26回までに及んだ KIMORI COLOSSUS HR 5号機ですが、今夜ようやく完成お披露目編をお伝えすることが出来ました。新たに導入したNEWコンセプトや難関課題も乗り越えたマットホワイトのスペースフレームにクロームのFLiG・MEAD ユニットを組み込んだ KIMORI COLOSSUS HR 5号機をご覧ください。今夜はノーコメントで!

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I さん、大変お待たせしました。KIMORI COLOSSUS HR 5号機完成です! I さんがチョイスしたマットホワイトですが、朝日の中に置くとパールホワイトに見えるんですよ。

現車との対面、お楽しみに!



KIMORI COLOSSUS HR 5号機(その26)【橋輪Blog】

奥が深かった新型フロントディレーラー 4

シフトワイヤーの遊びを排除する事だけを一番に考えてきた。せっかく張りアジャスト機構が付いたんだからこれを後の初期伸びが出た際に使いたいではないですか。最初の状態では、取り付けの時点で調整幅の殆どを使ってしまいますからね。

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案の定、張り調整スクリューは最小限しか動かさずに済みました。



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良く見て下さい。今インナーギヤの状態ですが、赤矢印の張り調整スクリューが付くインプットリンクは、ほぼ真横を向いてますね。それとHI / LO アジャストスクリューですが右側のHI 側の方が多くねじ込まれています。


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これがシマノディーラーマニュアルにある図です。アウターにシフトしたあとトリム分だけ戻した位置でインジケーター(E)(D)のラインが合うまで張調整スクリュー(C)を締めこみなさいと言っている。


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インジケーターを見てみましょう。ブラケットのラインにインプットリンクのラインが全然届いていませんね。でもここからラインが一致するまで張り調整スクリューを締めて行ったらアウターにシフトした際に思い切りに外にチェーンが脱落するでしょう。ま、これは無視していく予定でしたので気にせず続けます。


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若干のHI /LO スクリューの調整だけで普通に変速します。

ただフロント変速の操作力が重いのと変速スピードの遅さが気になりましたが、オーバルリングはこんなもんだろうと。あと、トリム操作ですがインナー側では少ししか動きませんがアウター側は動き過ぎで、アウターへのシフトからトリム分を戻しただけでケージがチェーンをインナーに引きずり下ろそうとばかりに攻めてきます。幸いトリム操作をしなくともアウターロー、アウタートップでチェーンがケージと干渉しませんでしたのでベストセッティング出ちゃった感じかな? トリム使わなくていいなら越したことないなんて言い聞かせてみましたが、どうにも納得の行く仕上がりではありません。


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ふとスタッフタケシが組んだ橋輪オリジナル DAHON Helios 22 Shimano 105 に目をやると、あれフロントディレーラー新型の FD-5801 じゃん。

橋輪オリジナル DAHON Helios 22 Shimano 105

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今までヘリオス22 105 は、RD-5800 と FD-5800(旧型ロングアーム)で組んでいたのですが、105でもフロントディレーラーのみ新型の FD-5801 が出たためこちらを組付けています。シートステーがすぐ真上に来る折り畳みでは、ロングアームに比べ非常に有利ですね。フロント変速性能も素晴らしいですね。流石は、シマノ toシマノの真円リング。


ゲゲゲゲ・・・・・! そうではないかも?

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フロントディレーラーを良く見るとアウターリングにシフトしてあるにも関わらず張調整ボルトの角度を見て頂ければ分かるようにインプットリンクが随分上を向いていますね。箱から出したままで取り付けマニュアルに沿って調整したとタケシ。HI / LO アジャストボルトが異常に手前に抜き戻されてるところを見るとシートチューブが太いDAHON ではマニュアル通りに行かないことを察する。(こちらDAHON 編はまたの機会に) あれ、ぼくのセッティングと大分違うみたい? よく言う「素人さんが分かりもしないのにグリグリいじるからですよ!」 って声が何処からか聞こえてきそう。

インプットリンクの傾きを見て自分の間違いに気付く

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インプットリンクの動きです。ケージが動いていないのは、ケージをアウターの位置にしっぱなしにするオレンジのつっかえ棒が入っているからです。


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これを簡単な図にしてみました。毎度汚い絵ですいません。緑の板がインプットリンクでピンクの糸がインナーケーブルだと思って下さい。


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緑の板の左側の丸がインプットリンクのヒンジです。



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インプットリンクは、ヒンジを支点に回転運動をします。



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ワイヤーに直角なAの付近がストローク最大になりCに近づくほどストローク量は小さくなります。Cではワイヤーが一直線となりストローク出来ません。



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右Aの水平な位置がワイヤーの遊びを極力なくしたぼくのスタート位置です。



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そしてBは、タケシセッティングのスタート位置でもあり、ぼくのアウターへの変速終了位置でもあります。



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Cが、タケシセッティングのアウターへの変速終了位置で、どちらも45°動いたこととします。



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するとストローク量はこんなにも違ってくるのです。ぼくのA〜B間の方は同じシフターのストロークで沢山の距離をケージが移動するので操作力が増えます。故にアウター側でのトリム量も増えたわけです。一方タケシセッティングのB〜Cでは、同じシフトストロークでもケージの移動量が少ないですから操作力が軽いと言えます。オーバーストロークに制限を掛けて使うより、その範囲までのストロークはあるが、それ以上は動かないよって幅で使った方が効率がよいのは確かです。




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アウターへシフト後トリム分戻した位置でインジケーターのラインをきっちり合わせる。これ大事でさっき言ったスタート位置を決めるのがこのラインです。これが合っていないとシフター1ノッチで動くフロントディレーラーのケージ移動量がシマノが望むのより多くなったり少なくなったりしてしまうからなのです。



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HI スクリューは、LO スクリューより締めこまない。これ基本でございます。再調整の結果は明らかで、フロント変速の操作力は大幅に軽くなり、変速スピードも速まりました。「あれ、これ楕円リングだったっけ?」てな具合に!


長々とシマノ新型フロントディレーラーに付いて書いてきましたが、ぼくには関係ないなんて思わないでくださいよ! 105にも来た新型の波、Tiagura / SORA もこうなるのは時間の問題かも。皆さんシマノさんのマニュアルに従って正確に組んで下さい。あ〜あ、また勉強させて頂きました。

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最後にバーテープを巻いて完成か。



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フレーム傷保護のこれもね。UNEX フレームプロテクター 350円(税別 2ヶ入り)




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サスペンションエアバルブキャップは、赤だな。でも今在庫がKCNC しかないので止めておきます。尖がってんだこれが。



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取り合えずシュワルベの透明なやつ。

明日は、完成お披露目編を!


KIMORI COLOSSUS HR 5号機(その25)【橋輪Blog】

奥が深かった新型フロントディレーラー 3

良からん方向に突っ走り始めた ULTEGRA FD-R8000 フロントディレーラーの調整だが、今夜のお話は正解なので覚えておいて欲しい。いらんところまで分解して初めて分かることであります。

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遊びをなくしたことからインプットリンクがパタパタしなくなりワイヤー取付ボルトが締めやすくなった。気をよくしたもんだから更にこんなことを思いついた。ワイヤーを手前に引くのではなく張調整ボルトの下を通してから上に引っ張れば、取付ボルトにより絡み付くし、更にワイヤーも張れるグッドアイデア!

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これが通常の引き方。



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良かれと思ったアイデアだったが、これはダメな引き方である。張調整が半分しか効かない事態となったのだ。



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ケーブル張調整ボルトを締めこんで行くとアジャストバレルが回転しワイヤーが張る仕組み。



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ワイヤー取付ボルトで挟み込む溝の範囲に注目して欲しい。これは手前に向かって末広がりの溝ではなくて、通常のディレーラーにある1本の溝にするべきだと思いますがシマノさん!



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AからBの範囲が選択可能だ。ぼくがやったのがBのライン。このBのラインから張調整ボルトでアジャストバレルを回して行くとどうなるか?


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ワイヤーがインプットリンクのボディーに干渉してしまうんです。これが半分までしか調整できなかった理由です。黄色のAのラインは余裕で右下に抜けてますね。


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もう一つこれ、ワイヤー取付ボルトを締めるときの注意。張調整ボルトは緩んでいますがアジャストバレルが出てきていますよね。


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この状態からワイヤー取付ボルトを締めると右ネジですからアジャストバレルは、自然に回されて閉じますが、



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同じくワイヤーも奥へと送られて緩んでしまいますよ。



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アジャストバレルを完全に閉じてから、



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この方向にワイヤーを引っ張りつつ締めこむのが正解。

さて独自で突っ走っているフロントディレーラーの調整でフロント変速は、ちゃんと動くのか?

明日につづく、
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