すっかり音沙汰なくて橋本さんに心配されてしまいましたが、
久々の復活です。
今回は高校時代のチャリ仲間に誘われて、日本のヒルクライムの最高峰「マウンテンサイクルin乗鞍」に参加する事にしました。もちろんDahon Vector 27hで出走です。とりあえず日本まで運ぶのがラクチンなのと、小径車でどこまで行けるのかチャレンジしてみようという訳です。
大分すり減ってきたタイヤを橋リンさんの所から調達し、日野の友人宅からいざ出発!
乗鞍レース会場到着!愛地球博のモリゾーのばったもんが暖かく迎えてくれます。
「のりぞう」というらしい(笑)
今回の宿。4000人も参加するレースの為、この宿の宿泊者もほとんどレース出場者でした。
偶然にもこの宿は自分の他にも小径車が!それも本家モールトンが2台も、イカしてます。
一息ついて前日の自前登録に向かいます。
台風の影響で雨が降ったりやんだり、明日は大丈夫なのか??
宿についてからも夜中じゅう雷が鳴り響いたんですが、
次の日はなんとかちょっと回復してくれたました。ラッキー!
いざ出陣です(隣は高校時代からの自転車仲間、Hino Y.氏)
さすがに4千人も出場するとなると会場もごったがえしています。
写真は頂上に荷物を運んでくれるバン。頂上2700mまで上がってそこから下りるのは
かなり冷えるのでみなさんここでジャケットや食料などを預けます。
4千人を性別、年齢別クラスごとに出発させるので、40過ぎのオッサンの僕らはかなり待たされます(笑)。でも出場者の平均年齢はかなり高い様で、僕らのクラスが一番人数多かったかも…
試合開始前のスタート地点、ここから先はカメラを預けたので画像は無しです。
さて肝心のレースですが、悪天候の為に頂上付近が風速20m近い暴風域になっていることと、
落石等があったため、ゴールを5km近い所に変更し、20kmから15kmのレースと発表があり、
ちょっとホッとする自分(笑)。
正直ここのところずっと仕事が忙しく、あんまり走り込めてなかったもんで…
そして順番が廻ってきて、とうとうスタート!
ぼちぼちまわりと一緒に登って行きます。
最初はそれほど傾斜もきつくなく20km/hで上がって行き、おっ、これなら結構いいかもと思うのも打つかの間、徐々に脚が重くなり、坂もかなり急勾配なつづら折りにさしかかる。抜かす数より抜かされる数の方が多くなってくる。うーんきつい!普段なら順位気にしないでファンライドでクルーズという事も出来るのに、今回はひたすら登りなのでゆっくり登ってもやっぱりキツい(笑)。
標高も徐々に上がってきて、山の上部の雲にかかった部分に入ると急に温度が下がりひんやりしてくる。丁度息が上がってハアハア行っていた所だったので丁度いい。まだそれほど高度による空気の薄さは感じない。沿道のオフィシャルが後1キロと言うので最後はがむしゃらに駆け上がる。
そしてゴール、速かったのか遅かったのか、
良く分からないがとりあえず完走!!
先を見ると友人もゴールしたばかりの様。
その後、荷物を受け取り下りる順番を待つ。
下りはただただラクチン(笑)。
それにしても下っても下っても、まだ続く道に、良くこんなに登ったなと自分ながら感心。
景色を見る余裕もあるので、預けた荷物のカメラでぱちぱち撮影。
途中で見かけたコスプレライダー達、
この初音ミクさんはじつはチャンピオンクラスのめちゃ速い人で、僕よりも10分近く速くゴールしている。
スタート地点に戻ると、味も素っ気もない完走証をプリントアウトしてくれる。
大体レースに出ると完走証にメダルなりもらえたりするけれど、
このストイックさもこの大会ならではなのだろうか…(笑)。
さて順位は自分のクラスで1300人中900番、うーん、予想はしていたけど、
あんまり良くない(苦笑)。
でも初挑戦でどんなものか分かったし、頂上まで行けていないので、
来年はまたリベンジできても良いかも、と思うVector Y.でした。
帰りの道すがら撮った長野の風景