橋輪

2023年07月

2023年07月28日19:39

カテゴリ: アレックス・モールトン

MOULTON TSR-9 SP が売れました（完成編）【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました（完成編）

MOULTON TSR-9 SP 納車整備＆カスタマイジング完了です。オリジナル9速ミッションから105で11速化。クランクは、スギノでスッキリ見せます。ハンドルバーは、ドロップ化で上位モデルに見えますね。オーナーの K さん、クロスバイクを長年乗っていためアップライトステムには好印象を持ってくれたようです。その長年愛好してきたクロスバイクがモールトン納車の何日か前にフレームにクラックが入ったらしいです。これからは、モールトンをお楽しみください。それでは今夜はノーコメントで！

お待たせいたしました。これからは、モールトンライフをお楽しみください！

ありがとうございました

明日、明後日の土日は、4年ぶりの柏まつりが開催されます。午後は、交通規制が入りますので、15：00 閉店となります。

hasirin

2023年07月27日19:40

カテゴリ: アレックス・モールトン

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その18）【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その18）

最後は、各パーツをクリーニングして完了です。

リヤディレーラーも結構ドロドロですね。プーリーを分解してクリーニングします。

各パーツの洗浄が終わったところ。

リヤホイールは、1本折れていたスポークを作り直して振れ取りしたところ次から次へとスポークが折れました。

結局スポークとニップルは、全交換となりました。

タイヤは、シュワルベコジャックに新調します。

タイヤが新品になるとグッと奇麗になったように見えますね。

カビが生えていたハンドルバーも奇麗に。

ディレーラーハンガーもチェック。

一度切断してクリーニングしたチェーンは、アンプルピンで繋ぎ直しました。

ブレーキシュー：Shimano Y8AA98200 580円（税別）

これにて APB フルオーバーホールコンプリート。特にリヤサスは、素晴らしい乗り心地に変化してますぞ！

明日は、TSR の完成お披露目編を

hasirin

2023年07月26日19:39

カテゴリ: アレックス・モールトン

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その17）【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その17）

ブラスブッシュの成形が済んだので、シム調整していきます。マスキングの外に塗装が残ってますので赤線の位置で隙間ゲージが使えません。なのでノギスを使って測っていきます。

スピンドルの長さが、59.73mm。

ブッシュ両端が、59.16mm ってことは、その差0.57mm。とりあえず0.5mm で試してみましょう。

精密シムコレクションから探します。

これだ、外径13mm の内径19mm。厚さ0.5mm。

何時もの方法で、

ここに爪が引っかかれば OK です。

なるたけこんな位置で、

挿入していきます。

良い位置来たところでピポットボルト挿入。

真ん中来てますね。

ここは、フルトルクでクソ締め。

良い感じです。0.5mm で一発決まりですね。

グリスを塗布して本組です。

ブッシュ内にもグリス充填。

ラバーコーンの取り付けタッピングは、＃2のポジドライブプラスドライバーね。

グリスニップルには、ワッシャー2枚追加ね。

これにて車体整備は終了。あとはパーツの洗浄と組付けね。

明日につづく、

hasirin

2023年07月24日19:21

カテゴリ: アレックス・モールトン

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その16）【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その16）

ナンバリングポンチで打った様な刻印が奇麗に残ってるところからしてスピンドルは、グリスニップルで固定され全く回ってなかったようだ。本来スピンドルは、フランジと一体になりブッシュの内側で回らなければいけない。

O の刻印は、左右のブラスブッシュの中間のグリス溜りにあるので影響がないが、スピンドル挿入の際、悪さをしそうなのでヤスリで均しておく。

どちらから挿入してもここでストップ。

プラハンなんかじゃ全然動かない。

再び KIMORI ツールで叩き込む。先端のバリであれば、これを左右から何回か繰り返せば通るようになるが全然ダメ。

遂にストレートリーマを持ち出す。こんなのみんなが持っている道具ではない。

Φ12.64 のスピンドルに対してリーマは、12.700mm サイズ。

切削油をたっぷり塗って、

リーマを通していきます。

こんなもんかな。

もう少しみたい。

大分削れましたね。

指でスルスルと動くようになりました。やっぱこうでなくっちゃね。

次回につづく、

hasirin

2023年07月23日19:25

カテゴリ: アレックス・モールトン

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その15）【橋輪Blog】

MOULTON TSR-9 SP が売れました（その15）

完成した TSR ですが、連日風が強くて撮影できません。その間に APB を進めます。フロントセクションに続きリヤセクションに移ります。

リヤホイールのスポークが1本折れてます。リムはグニャグニャで走行できません。これは後にスポーク全交換に。

これらは、まとめてクリーニングです。

ほぼフレームだけの状態に。

だいぶ汚れてますね。

ピポットボルトを緩めます。

ラバーコーンを外すとピポットはガタガタでした。

先ずは、フレームのクリーニングから。

フランジ内側のブラスブッシュが擦れる部分は、梨地が見えてますので、ちゃんとマスキングして塗装してるみたい。これは初めて見ました。

スイングアームからチェック。

エンドに金属がはめ込まれてます。これは、以前オーバーホール＆オールペイントした A さんの TSR と同じですね。どこかのショップで施工しているのか、どんな意味があるのか不明です。

スピンドルシャフトはびくともしません。

これ KIMORI ツールの出番です。

ガンガン叩いてようやく抜けました。

ブラスブッシュには異常がないように見えますが、

何このスピンドル。何かで叩いた痕ですね。

フランジとの長さを見てみます。

手を離しても落ちないぐらいなので、長さは丁度良いが、

ブッシュの方は、ガタガタもいいとこです。

グリスニップルがクソ締めしてありました。緩むかニップルが折れるかぐらいでした。

え、これ前にも見たことある。

ニップルを締めこんでスピンドルに O の刻印が出来ちゃってますよ。これでは、スピンドルとリヤアームが一体化してスピンドルが回りません。

線で示しているところが擦れてるだけです。ブラスブッシュベアリングの意味がありません。これは酷いです。

ふと思い出しました。完成した TSR にもワッシャー2枚追加しておきましょう。

明日につづく、

hasirin

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