2021年10月

DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(完成編)【橋輪Blog】

DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(完成編)

いや〜ここまで来るまで長かった〜!さーここからは、ほぼ通常のフェイシングです。

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ボルト穴との直角が出た所で、



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ボディーを固定。



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これでボディーに固定されたシャフトがボルト穴との垂直を保つからアームを何処へ持っていっても元に戻れる。


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治具を外します。



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先ずは、スペーサーを挟む右の台座を整えます。



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どちらの台座もマッキーで塗りつぶしておきます。



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カット開始。



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相当斜めから当たってるな。長丁場になりそう。



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効率よく T ハンドルを付けて掘り進む。こりゃもーフェイシングではなくミーリングだ。



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こんなもんじゃろ〜!



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ここがちょっと違うとこで、2mm のスタンドオフマウントを今削った台座に載せます。



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カッターをセット。刃の高さを記憶させるために、



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ストップカラーを移動させロックします。



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そして左側にカッターをセット。



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この隙間が右との高さの差なのでそれ以上は削れないってわけ。



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隙間を測ると0.20mm。左の平行度が出ていれば一さらいで OK な高さ。



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ん、、、もう少し。こちらの平行度は良いみたい。



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ストップカラーまで進んだ。



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全周に亘りアルミ地が見えたのでこれでも十分だが、バエのため奇麗に仕上げる。



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再び右に戻り、



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少々削る。



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先ほどと同じ工程を繰り返し左を再度削る。



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奇麗に仕上がった。



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DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク修正完了。



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DAHON SPEED RB に Shimano 製キャリパーマウントブラケット、アナダイズドレッドスペーサーが見えたら橋輪の仕業だ!(全ての RB がこうではありませんのであしからず)

やれば出来るじゃ〜ん!

2021 DAHON SPEED RB






DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その5)【橋輪Blog】

DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その5)

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Park Tool DT-5.2 ディスクマウントフェイシングツールで、フェイシングしていきますが、2.1mm もの段差があると通常の使用方法とはいきません。フェイシングツールと言うくらいですからほぼ平行は出ていて面の皮一枚剥くってなニュアンスです。それでは、使用説明書通りに作業するとどうなるかやってみましょう。

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先ずフラットマウント用ネジ付スタットをフォークにねじ込みます。



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ここにアームサッセンブリーを乗せてセットします。スライダーで連結されてますのでアクスル方向の平行は出ていますが、


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スタットの左側に隙間が出来てますよね。



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当然段差に置いてるわけですからアームサッセンブリーも傾いています。このまま進むとカッターが台座を斜めにカットしてしまいます。今見えていませんが、フォークに加工されているネジ穴との角度が直角ではないってことです。


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ここで90°は測れませんが、高い左のネジ穴を基準として進めます。右は、目視でも傾いてますね。



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左のネジ穴に製作したジグをセットします。



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この直角を基準としたいのですが、



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ナベネジのボルト頭が邪魔です。



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ボール盤で加工し、



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皿ビスが面より沈むようにしました。



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ジグのにセットすれば直角かと思いきや、



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左右に隙間があります。



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ハンドル軸の取付ボルトが僅かに出っ張っていたんですね。試行錯誤で考えながらやってるんでこういうことが起きます。元々真ん中は何も触らない設計ですもんね。


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中央を削り落とせば良いのですが、簡単な同じピースを並べる方法で。



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これでボルト穴に対する直角が出ました。色々と考えながらやってますので時間が掛かります。

明日につづく、











DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その4)【橋輪Blog】

DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その4)

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Shimano が到着!

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Shimano BRRS505F キャリパーマウントブラケット 1.910円(税込)



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上が TEKTRO で、下が Shimano。



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ほぼ完璧にトレースできてる。ただシマノの方がエッジがシャープで、叩くと甲高い音がするので材質堅いかも。



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内々のボルトピッチは、ドンピシャです。



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外々のピッチに若干の違い。皿の形状は一致。



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皿じゃない裏側からボルトを入れてみる。



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大丈夫だな。これで役者は揃った。



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それでは、Park Tool DT-5.2 ディスクマウントフェイシングツールの出番です。



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ツールのアクスルをフォークエンドに装着する際は、ホイールのセンターを出すのと同様エンドにきっちり押し付けながらアクスルボルトを締めなければいけません。


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ここでマニュアルと違った装着方法を。このアクスルクランプ邪魔なんですよ。



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マニュアルにも右に装着しろとある。



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これ邪魔なんでひっくり返して左に持っていきます。



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ボディーの動ける範囲が広がりますので、



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アームとスライダーが窮屈じゃなくなり作業しやすくなります。



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ただアームの調整に夢中になりボディーでフォークを傷つけそうです。



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そこで MKS のこいつを拝借。



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これね!



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二つも入れましょうか。



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これでフォークが傷つくことありませんね。良い考えでしょ!


本日ここまで。次は、常識破りのディスクマウントフェイシングを

明日につづく、




DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その3)【橋輪Blog】

DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その3)

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M5 のマシニングカラーは、調達できた。ラジコンが趣味でラッキーだったな。次に曲がってしまってるTRP(TEKTRO)フラットマウントキャリパーマウントブラケットフロントを発注しよう。

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TEKTRO パーツは、「マルイ」って問屋さんから取り寄せているが、何故か TEKTRO F-6 フラットマウントアダプターリヤしかカタログにない。電話で問い合わせてみると TEKTRO の総輸入元が「サイクルベースあさひ」に変わって在庫が無くなり次第終了とのこと。フロント用マウントアダプターも在庫していたようだが現在在庫なし。「あさひ」さんとは取引が無い。では Shimano で代用するか。フラットマウントは、元々シマノが考案した規格で、他社がパクったわけだから互換性があるだろう。


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ただ一つ気になるのが、以前フラットマウントについて書いた記事でマウントをフォークに止めるボルトは、M5 でキャリパーにマウントを取り付けるボルトは、M4(TRP は、M5)と書いた。(上の写真は、M5 に訂正済み)どこですり込まれたのか記憶がないが、シマノは、M4 と思い込んでいた。シマノのパーツリストを見ても寸法の表記はない。シマノに聞くと両方ともM5 だそうだ。恥を承知で言うが、本家本元のシマノのフラットマウントを触ったことが無いのだ。

記事訂正しました ⇒ ポストマウントとフラットマウントの違いについて

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パーツリストのボルトの絵を見て気になった。画像検索してみると頭の部分はとにかく皿の部分が特殊だ。


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部品棚をあさっていたら何故だかシマノのフラットマウントリヤが2個発見された。



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特殊なM5 皿ビス2本にアールピン1個、M5 アルミカラーが2個付属。



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抜け止めのアールピンを片側このように使うみたい。



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M5 アルミカラーは、SPEED RB 用か?



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測ってみると厚み2.62mm。



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外径も一回り小さい。これはチェーンステーを貫通するボルトに使うみたい。



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左がシマノで右が TEKTRO。頭の部分を除いては、良くコピーしてある。



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底のテーパー部から立ち上がるストレート部の長さが異なるが、



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ストレート部は、穴をスルーしテーパー部しか皿に当たらないようなので使えそうです。

よし、Shimano に発注だ!

明日につづく、







DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その2)【橋輪Blog】

DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その2)

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内径5mm 厚さ2mm のマシニングカラー。インターネットで散々探すも見つからない。あれ〜、何かそんなのラジコン部屋にあったような気がする。

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あった!



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あったが、残念 M6 だった。




スクリーンショット (20)
早速、行きつけのラジコンショップ RC DEPOT に注文。SE CRAFT スタンドオフマウント M5 用 2mm(4個入り)691円(税込)。厚さと言うか長さ50mm から5mm 刻みで5 mm まで、それ以下3mm / 2mm となる。ちなみに50mm は、4.348円(税込)


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翌日到着!Amazon 並み。



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中央がそれ。送料負けすると思い余計なものを沢山買ってしまったではないか。



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最新のサーボ4個。



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JR S8911 BL 2K  18.900円(税込)
フルメタルケース仕様でトルクは、7.4V で58.0kg・cm を発揮する。大型機のラダーなどには20kg・cm のサーボを2連装して使っていたが、今ではこれ一つで十分だ。


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SE CRAFT スタンドオフマウント M5 用 2mm(4個入り)691円(税込)



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レッドアルマイト仕上げが、M5 でブルーが、M6。



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この部品本来どこに使うのかって。これイタリア製の FPE(ファーストプレイスエンジン)2.4ってエンジンで約39ccc。


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まあどのエンジンにも使うのですが、エンジンを防火壁に取り付けるための足です。たった4本のM5 だが4馬力のエンジンで機体を引っ張るんだからいい加減なものではない。


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30mm のスタンドオフマウントと組み合わせて使えば32mm となる。



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プロペラスピンナーとカウリングの隙間調整に必要。左右の隙間が違うのは、わざとでエンジンサイドスラスト角ってやつね。


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本題に戻ろう。ほらね!ピッタリ。



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厚みを測ってみると 2.02mm。



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隙間を計測した際、2.10mm だったから左側を0.08mm だけ削ればフラットになる。



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横向けにしたらポロッと落ちれば、挟まっていない証拠!



SPEED RB のフォークにアナダイズドレッドが見えたら橋輪の仕業だな。

なんだか今日は、社長室みたいな話になった。



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