2020年01月

ロールス先生のダブルパイロン(その7)【橋輪Blog】

コンポーネントのクリーニング

昨日の(その6)でフレーム全ての分解が終了しました。今日は、外したコンポーネントのクリーニングをやっておきましょうか。

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先ずは、昨日分解したパイロンコラムのヘッドパーツのクリーニング。



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次にクランクからチェーンリングを外しておきます。カンパはチェーンリングボルトもトルクスですね。


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クリーニングしたクランクベアリングとアクスルには、錆防止でシリコンスプレーしラッピングで保管。


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ブレーキキャリパーもドロドロですね。スーパーレコードは、リヤブレーキロック対策でリヤのみシングルピポットになってます。


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オフセットブレーキシューは今回使いませんので外してしまいます。



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ピカピカになりました。



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多分一回もお掃除していない FD / RD。



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チェーンオイルが粘土化しています。



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慌ててばらしてはいけません。カンパですから。



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右ガイドプーリーがプレーンベアリングで左テンションプーリーがシールドセラミックベアリングね。



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セラミックベアリングに洗浄液が回らぬようアルミカラーを抜いて蓋としました。プラスねじ頭が手前の目印。


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洗浄したガイドプーリー。進行方向はなくUPPER と刻印。



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テンションプーリーには、ローテーション矢印あり。反対側(ナット側)から見て右回転だから、




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こっち回転ね。こういうの記録しておかないと後で困ることに。




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FD / RD クリーニング終了。



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チェーンリングとカセットのクリーニング。



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カセットは紛失したパーツがないかもう一度仮組して確認。カンパだけんね。



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でもってチェーンリング2枚とカセット、プーリー、



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KMC X11SL  11.550円(税別)×2
それとチェーンは、モールトンだから2本ね。


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これクレストヨンドに送ってチタンコーティングしてもらいます。新品のチェーンは向こうで脱脂してくれるからそのまま送っていいみたい。

さて効果の程はいかに?   ⇒ 4°CREST








ロールス先生のダブルパイロン(その6)【橋輪Blog】

お初になりますパイロンコラム

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ダブルパイロンのフレームセットでは、お城製モールトンでは珍しくサスペンションフォークが組まれた状態で届きます。特に不具合ないので分解したことはありませんでしたが、今回ロールス先生のリクエストがフルオーバーホールなのでヘッドベアリングの点検は必要と思い禁断のパイロン(やぐら)コラムの分解を試みます。前々から気になってはいたのですが、パイロンの中央にヘッドチューブが見えますよね。だったらパイロン構造はいらないのでは?なんて思っちゃってました。恐る恐る分解してみましょう。

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クイルステムを抜いたコラムには、スレッドヘッドのロックナットらしきものが見えます。



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こちらロワー側。



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しまった!これハンドル外す前に緩めておけば良かった?と思いきや「クン」と軽く緩んでしまいました。



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ダストシール付きロックナットを外すと、



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次は、プリロードアジャストナットではなくただのコラムスペーサー。



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てことは、これ緩めて、



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トップリンクのボルト外せば、



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このまま上に抜ける?



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抜けた!



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上フレクシターアームが、通常のステムの役割だったのね。となると最初に外したのはロックナットではなくヘッドベアリングにプリロードを掛けるプレッシャープラグだね。ステムは、スレッドだけれどコラムはアヘッドってことね。なるほど!



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カップを外すと、



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アッパーベアリングが見えてきました。カートリッジベアリングじゃなかったのね。グリスも汚れてるし分解して正解。


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ロワーベアリングも見えてきましたが、コラムはストンとは落ちてきません。フォークを外してみましょう。


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この黒いゴムってダストシールだったのね。ハンドルを切る際これがパイロンに触って「キュルキュル」鳴いてんの良くあるもん。


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このダストシールを上方にずらしていくと抜けてきた。



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これが引っかかってたわけね。



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思ったより簡単にばらせました。



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モールトンのヘッドバッチが付くヘッドチューブに見えていたパイプが実はコラムシャフトでパイロン構造がヘッドチューブの代わりってことでした。

納得納得!






ロールス先生のダブルパイロン(その5)【橋輪Blog】

ダブルパイロンのフレクシターサスペンション

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ハンドル回りを分解して行きます。



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ケーブルは、取り合えずこのようにごっそり外しておきましょう。



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クイルステムをハンドルごと抜いてしまいます。



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ここでロールス先生からフロントサスペンションもう少し柔らかくなりませんかとのリクエストがあったので、ダイナベクター富成次郎さんに聞いてみた。「アンチノーズダイブに影響するかもしれませんが、リンクを1Gで水平近くに持ってくればゴムの捻じれ幅ではリンクの振れ幅(円運動)が一番大きくなりそうですがどうでしょう?」

以下、ダイナベクター富成次郎さんより


ほとんど変わらないでしょうね。純正セッティングでは上のリンクがトップチューブと平行です。
実はゴムサスペンションのパイロン系のフロントフォークはゴムが天然ゴムなのでヒステリシスが高く、あまり反応が良くなく、したがってゴツゴツするのです。


生ゴムは分子どうしの摩擦が大きく、変形するのに時間がかかる、つまりショックを瞬時に吸収できない特性、これをヒステリシスが高いと言います・


ヒステリシスをゴムの粘製ともいいますが、弾性(スプリングレート)とは別の話です。粘性とは、例えば10kgの力がかかって10mm潰れたゴムが、数秒後には12mmま で潰れるというゴムの性質です。この「入力に対して変形が完了するまでの時間」が短いほど粘性が低いゴムとなります。入力がなくなり、つぶれた状態から元の形状に戻るまでの時間も、粘性の低いゴ ムでは短くなります。


粘性が高い場合ゴム内の分子どうしの摩擦が大きいということで、粘性が高いほ どゴムは発熱する。
これを専門用語でヒステリシスと言い、発熱をヒステリシス・ロスととらえます。


反対に粘性が低い、つまり縮みきるまでに時間がからない特性だとショック入力 時にゴムがすみやかに変形するので路面追従 性があがる上、発熱ロスは減りま す。 当然乗り心地も良好。


結局、摩擦を追放したDV−1のほうが前も後ろもよく動きますDV−1のリアのラバーコーンはヒステリシスの低いウレタンゴムですから。


つまり天然ゴムはショック吸収性が悪いのでサスペンションには向かないという 結論。これがパイロンのフロントを硬く感じる理由です。フリクション・ダンパーが効いて動きを悪くしてるのと同じなんです。


パイロンのフロントのゴムをウレタンで作って乗ってみたいな。


パイロン系のフロントのゴムはフレクシターと命名されていて初期型は角型、後期型は現在の円筒形。初期型のはゴムの量が多くそんなにゴツゴツ感がなかった。同じレバー比で使うのだが、初期型はゴムをねじる中心貫通する丸棒の外径が小さく、したがってゴムの変位量も大きい。


どういった加減か、厳密に比較測定していないのでわからないが、初期型のほうがスムーズな感じ。つまりあまりヒステリシスを感じさせない

ダブパイはもとよりシングルパイロンもニューシリーズも今は全て円筒形フレクシターになってしまったので、ゆっくり乗るより飛ばして乗る自転車と思う。理由はフロントの硬さ。いずれ測定、試験をやってみて科学的に分析します



初期型



フレクシターが路面の凸凹に追従してよく動くのが分かります。気が付いたんですが、初期型にはハンドルストッパー(モーターサイクルみたいな切角制御)が付いてるみたいですね。何で止めちゃったんでしょうね。

あれがないと絶対フレーム傷つくのに!







2019年モデル DAHON Mu SLX を SALE !【橋輪Blog】

2019年モデル DAHON Mu SLX を SALE !

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Mu SLX(ミュー)

2019  DAHON Mu SLX  214.500円(税込)
11 Speed     8.6kg  

DAHON 2020年モデル Mu SLX 入荷に伴い2019年モデルのマットブラックを SALE します!2019から2020へのアップグレードは、リヤディレーラーが、Shimano 105 RD-5800 から新型105 RD-R7000 に変更になっています。その他スペックに変わりは有りません。

2019 DAHON Mu SLX の詳細は、⇒ こちら

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2020年モデルリヤディレーラー:Shimano 105 RD-R7000



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2019年モデルリヤディレーラー:Shimano 105 RD-5800



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2020年モデルのカラーラインナップにはない最も人気の高かったマットブラックです。2019 DAHON Mu SLX マットブラックラスト1台!

20% OFF の 171.600円(税込)でお願いします!







試乗車放出!DAHON 35周年記念モデル Curl i8 【橋輪Blog】

試乗車放出!DAHON 35周年記念モデル Curl i8

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Curl(カール)i8

2018 DAHON Curl i8   220.000円(税込)
8 Speed   13.6kg    限定40台

Curl i8 の詳細は、⇒ こちら


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SALE になっていた DAHON 35周年記念モデル Curl i8 が完売しました。よって試乗車を放出します。


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キズ申告します!

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前後リムブレーキ面キズありません。タイヤもほぼ新品に近いです。



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リヤキャリアホイール転がしキズ痕ありません。



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シートポスト上げ下げによるキズありません。



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左リヤエンド部に汚れ的キズあり。



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試乗回数3回ほどで新車並みのコンディションです。
DAHON 35周年記念モデル Curl i8 試乗車


143.000円(税込)でお願いします!




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