2019年12月

TRP SPYRE ディスクキャリパーについて【橋輪Blog】

TRP SPYRE ディスクキャリパーについて

昨日ご紹介した ARAYA Muddy Fox CX Mini に装着されているディスックキャリパーですが、メカニカルディスク(油圧(ハイドロリック)ではなく機械式でブレーキワイヤーで引くタイプ)ながら凄い機構を持っているんですよ。

TRP って元々TEKTRO のレーシングスペックモデル(テクトロ・レーシング・パーツとでも読むのか?)で、ハイグレードな製品をラインナップしています。普通メカニカルだとシングルアクションなのですが、ハイドロと同じくダブルアクションになってるんです。

IMG_0207
ディスクキャリパー:TRP SPYRE MD-C605C
普通のシングルアクションのキャリパーだと「SPYRE」の文字が入るレリーズレバーを右のブレーキワイヤーで引く片押しタイプとなります。


IMG_0209
ところがこれ反対側にも繋がってるんです。



IMG_0208
IMG_0212
両側にレリーズレバーがありダブルアクションなのであります。それではダブルアクションが何故よいのか説明しましょう。



IMG_0227 - コピー
これは、ハイドロリックディスクブレーキの説明です。灰色がキャリパーボディー本体、赤がブレーキパット、青がディスクローターです。ピストンとシリンダーは省略してあります。ハイドロですと左右のパットにピストンを持っています。ピストンが入っているシリンダーに油圧(左右のシリンダーの油路はバイパスされている)を掛けるとパスカルの原理で均等にパットが押されます。ですから調整の必要がないのです。では何故ブレーキレバーを放すとピストンが戻るのでしょうか。油圧を掛けるとシリンダーとピストンの気密を保つシールリップがよれ圧力が下がるとよれが戻る力でピストンを元の位置に戻すって訳です。でもピストンが戻ってもパットは戻らないのでは。その通りです。自動車やモーターサイクルのディスクブレーキでは、パットは常にローターに軽くこすれている状態です。エンジンパワーが大きいので無視できる抵抗なのです。ですが自転車では大きなロスとなるので、セパレーター用にリーフスプリングでパットも戻しています。先ほどのシールリップの機構からブレーキパットが減る度に自動調整してくれるのもハイドロの特徴です。

IMG_0227 - コピー (2)
お次は、シングルアクションのメカニカルディスクです。右側のパットはボディーに固定(出し代の調整はあるが)です。パットを押しているのは左側のみ。今フレーキレバーを握り始めした。左パットはローター当たります。右パットはボディーに固定ですからローターに触ってません。これで終わりかと思いきやメカニカルの力でもこんなもんではありません。まさかのこの後ローターがしなって左右のパットが掴むのです。いやでしょ〜! ですから調整が面倒なのです。

IMG_0227 - コピー

メカニカルでありながらハイドロの動きを可能にした TRP。
こうゆう部品好きだな。流石です。

ああ、この絵書くの大変だった!




2021 ARAYA MuddyFox CX Mini【橋輪Blog】

2021 ARAYA MuddyFox CX Mini

DSC_9133
DSC_9143
MuddyFox CX Mini(マディーフォックスCXミニ)

2021 ARAYA
MuddyFox CX Mini   118.800円(税込)
橋輪プライス           106.900円(税込)
16 Speed     11.9kg

アラヤのミニベロ MuddyFox CX Mini です。フルサイズの MuddyFox MFB のミニ版が、 MuddyFox MFM で、グラベルロード MuddyFox CXG のミニ版が今日ご紹介するマディーフォックスCXミニとなります。カラーは、ミスルトーカーキ、フレームサイズは、480mm オンリーで身長160〜175cm をターゲットとしています。

DSC_9134
20インチのホイールサイズは、MFM の406より大きい451を採用。



DSC_9135
タイヤは、TIOGA Power Block 20×1.6(41-451)。



DSC_9152
クランク:Sugino RD-5000D 52-39T



DSC_9137
フロントディレーラー:Shimano CLARIS



DSC_9147
フロントディレーラーは、変速性能を向上させるサブシートチューブにマウントする。



DSC_9151
リヤディレーラー:Shimano CLARIS



DSC_9139
カセット:Shimano CS-HG31-8 11-32T 8 Speed



DSC_9140
デュアルコントロールレバー:Shimano CLARIS



DSC_9144
ハンドルバーは、グラベルを意識したKALLOYフレアドロップを採用。



DSC_9141
DSC_9142
KALLOY製のオリジナルハンドルステム&シートポストには、ARAYA のロゴ。



DSC_9148
ディスクハブは、Shimano HB-TX505 / 5058。



DSC_9149
ディスクキャリパー:TRP SPYRE MD-C605C



DSC_9145
ホリゾンタルデザインのクロモリフレーム&フォーク。



DSC_9146




DSC_9150

このディスックキャリパー機械式(油圧ではなくブレーキワイヤーで引くタイプ)ながら凄い機構を持っているんですよ。

明日は、その辺にちょっと触れてみます

TRP SPYRE ディスクキャリパーについて【橋輪Blog】


CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(その8)【橋輪Blog】

CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(その8)

IMG_0171

さて新たに作り替えたカーボンリーフスプリングは如何に。チポリーニさんそろそろ勘弁願えますか。彼方は、ライダーだったからここまで凝った自転車作らせたんじゃないですかね。こりゃ〜メカニック泣かせでやんすよ〜!

IMG_0136
取付は、リンクを M 字型に曲げて突っ込み、



IMG_0137
片側ブレーキシューを取り付け、


IMG_0138
ピポットをフォークに固定。そして反対側。



IMG_0174
お〜、いい感じですね。調子に乗ってブレーキレバーを数十回握っていると・・・・あらら、段々戻りが悪くなって来たぞ?

IMG_0172
こんなとこにリターンスプリング追加してみましたが芳しくないです。


IMG_0155
もう一度バラしてみると、


IMG_0157
何かスプリング弱くなってる。



IMG_0159
これまた折れたな。



IMG_0160
はいはい、ここに応力が集中しちゃうのね。CNC で削り出してんだから最後まで責任持ちなさいよ!


IMG_0162
せっかく製作した3プライは使い物になりません。今度は4プライで再度製作しました。



IMG_0168
こいつが悪さしてんのね。



IMG_0167
ヤスリで削り落としましょう。ごめんなさい。でも取り付けてしまえば見えないところですから。



IMG_0170
これで均等にしなってこれるでしょう。



IMG_0175
流石に取付取外しも馴れてきました。ブレーキシュー両方付けたままで行っちゃいます。名付けて段違平行棒方式。


IMG_0178
「いい」「いい」いいんだけれど「キコ、キコ、キコ」って鳴いてます。



IMG_0176 1
スプリングの力強くなったからカーボンフォークと擦れあってキコキコ行ってたんだ。だから最初グリスが塗ってあったのね。綺麗に拭き取っちゃたよ。先端少し仕上げておきましょう。


IMG_0177
フォーク内側にグリスを塗ってっと。



IMG_0178
ちょっと引き重いけどフォークに当たるまでパチンパチンと戻るようになった。

もしかしてリーフスプリングのイモネジアジャスター締め込めば直接フォークに触らなくなるからキコキコ音しなくなったかもね。でももう一度4プライリーフの点検も兼ねたってことで。ああ、何回バラしたことやら。やはりリーフは、耐久性も考慮してカーボンではなく鋼にしてほしかったな。そうそうホイールレスの状態では、カーボンリーフ保護のためにブレーキレバーは半分までしか引いてはダメですぞ!

IMG_0179

ん〜、こうでなければ!


CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(その7)【橋輪Blog】

CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(その7)

IMG_0103

劣化でひびが入ったカーボン製リーフスプリング。こんなパーツあるわけないので製作することにする。それでは、早速ラジコン工作室へ!

IMG_0134
在庫で持っているのはオリジナルの0.7mm より全然薄い0.3mm 中国製カーボンシート。


IMG_0115
0.3mm の良い所はハサミで簡単に切り出せるところ。先ずは、オリジナルと同じ形に切り出す。これを6枚作り片側3プライ(3枚重ね)とし、ばね力の様子を見る。強すぎればブレーキレバーの引きが重くなるので減らして弱ければ増やす。ようするにバネレートの調整が出来るってこと。


IMG_0117
アール部分は、爪切りがベスト。


IMG_0118
2枚を結合する前にサンドペーパーで接着面を荒らしておく。



IMG_0120
瞬間接着剤を垂らしたあと慌てないようマスキングテープで張り付けておく。



IMG_0122
その後、鯵の開きにして瞬間接着剤を2〜3滴。



IMG_0123
すかさず目玉クリップで圧着。これを3枚重ねて3プライ。



IMG_0124
取付の4mm 穴。



IMG_0125
中国製だが劣化したオリジナルよりカーボン繊維の網目が細かいのが分かる。



IMG_0128
3プライカーボンリーフスプリングの完成で〜す!



IMG_0127

作ったリーフスプリングを取り付けてみるとおそらくオリジナル新品のばね力同等もしくはそれ以上かもしれない。0.7mm 2枚使いの1.4mm より0.3mm 接着3プライ0.9mm の方が強いのね。

リヤ用も作っておくか


CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(その6)【橋輪Blog】

CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(その6)

IMG_0129

片効きの原因を突き止め修正できたリヤブレーキ。フロントにも同じキャリパーを使ってるが取付方法が異なる。お願いだからリヤとは違う不具合を誘発させ、ぼくを楽しませてくれ!(なんちゃって)

IMG_0130
取り回しを大きく変更したフロント及びリヤブレーキケーブル。



IMG_0086
やっぱな、やっぱな、安定の不具合発生!右側(写真向かって左側)のブレーキアームが戻らない。やっぱフロントブレーキも方腕の上がらない操り人形キャリパーであった。


IMG_0088
フロントも分解してみよう。片側ブレーキアームは、この2本のボルトで止まってるみたい。



IMG_0089
片側のアームが外れました。なにやらまたアジャストシム入ってるみたいなんで、このままそろっとね。



IMG_0090
両方のアームを外したが狭いフォークの中ブレーキシューが邪魔で出てこない。片側のブレーキシューを外してみる。


IMG_0091
ようやく操り人形が顔を出す。


IMG_0092
インナーケーブルを止めるセンター部分が異なるがリヤと同じダイレクトマウントキャリパーブレーキ。


IMG_0093
だがダイレクトマウントの方式が違う。



IMG_0131
凝ってんだな〜またこれが。



IMG_0132
この部品が入り込むようになっててさー!



IMG_0133
ボルト2本でフォークに取り付けるってわけ。よ〜こんなパーツこさえるよな!



IMG_0100
あれ! 戻りが悪い原因分かっちゃったかも?


IMG_0101
リターンスプリングの代わりをするカーボンのリーフスプリング。厚さ0.7mm が片側2枚重ねでセットされている。


IMG_0103
これ割れてね?

あ〜、こんな部品絶対ないよ〜!

明日につづく、




記事検索
Archives
  • ライブドアブログ