
前回フロントフォークを分解した先生のAPBです。調べてみるとAPB は、1992年から2005年までパシュレイ社でライセンス生産され、この先生のモデルは、92〜94の3年間に作られた初期型で、最初の1992年モデルである。その後1995年からパシュレイ社の経営陣が変わり品質が向上。2000年よりマテリアルをレイノルズ531に変更し大幅な軽量化を図った。
てことはこのフレーム、クロモリじゃなくてハイテン鋼なのか。だからこんなにも重いのか。当時228.000円もした自転車だが、最終型と比べてしまうとお粗末なフレームという事が言える。だが何とも”再初期型”という言葉の響きには、グっと来るものがある。

フレームのフロントセクションを分割する。金属の筒は、ケーブルジョイント。

後期型は、ロー付けで組まれるが初期型は無骨な溶接だ。

ロックリング周りには錆びが浮いている。


ロックリングを緩めてボルト1本外せば、

簡単にフロントセクションが外れる。

非常に気になるのがフロントディレーラー取付台座。こちらを向いてしまっているが、取付ブロックが別にあるわけでもなく、当時この向きに直接取り付けられるフロントディレーラーがあったそうだ。フロントダブル化の予定だったが、これでは諦めざる負えない。
明日につづく、