2018年02月

インドのスラム街からSRAMへの旅〜ブレーキ編(1)【橋輪blog】

みなさま、こんにちは。Yuboです。


前回に引き続き SRAM Red eTap 関連のお話しをさせて頂きたいと思います。


brakes
今回のトピックは SRAM のブレーキです。前回お話しさせて頂いたように、油圧式のディスクブレーキは採用しないことにしましたので、次に考慮すべきは、リムブレーキとしてキャリパー方式(正式な呼び方が分からなかったので、ここでは1本のボルトで固定するタイプとします)にするか、ダイレクトマウント方式にするかでした。

TRP_Product_RG957_black

キャリパー方式

dura_ace_r9100_direct_mount
ダイレクトマウント方式

ただし、結論から先に言ってしまうと、私が準備したフレームはダイレクトマウント方式にしか対応していなかったので、この段階でも選択の余地はありませんでした。

もしその際に、色々なブレーキを試したいと思っていたとしたら、カレラ AR-01 のような自由度の高いフレームを選択していたかも知れません。

carrera_ar-01


このフレームは、ブレーキの規格としてキャリパー式にもダイレクトマウント式にも対応するばかりでなく、フロントフォークを差し替えれば、スルーアクスル(つまりディスクブレーキの規格)にも対応できるという、珍しいフレームです。

小径車でも、こういう全部入りの完成車がリリースされたら、将来の選択肢が増えて長く楽しめるのに、などとつぶやいてみたり。。

さて、お話をダイレクトマウント方式に戻すと、ここで一つの問題に直面します。SRAM は長らくオンロード市場から離れていたらしいのですが、そのせいでしょうか。これまでSRAM はダイレクトマウント方式のブレーキをリリースしたことが一度もなかったんですね(2017年末時点)。

今月になって、突如 SRAM が S-900 というダイレクトマウント式のリムブレーキをリリースするというニュースが飛び込んできましたが、その記事のなかにも、SRAM 初のダイレクトマウント方式のブレーキ"... the first direct mount brake in the SRAM lineup ...")と明確に記述されていました。

sram-s-900


当該記事によると、S-900 は前後のブレーキのいずれでも利用できる仕様になっているようです。付属のブレーキパッドとして SwissStop Flash Pro が付いてくるようですが、間違いなくアルミリム用ですから、おそらくこれを使うアルミホイールのユーザは、セッティングさえ間違えなければよく効くと感じるでしょうけれど、それがダイレクトマウント式だからなのか、SRAM だからなのか、ブレーキパッドがいいからなのか、判断がつかないのではないでしょうか。。

個人的によかったと思えたことは、クイック・リリース (
snappy returnと呼んでいる?) が取り付けられていることですね。従来のダイレクトマウント方式では、必ずしもクイックリリースが取り付けられていませんでした。そのため、簡単にホイールを付け外しをしたい人にとっては、ある種のバレル・アジャスターとして、シマノの SM-CB90 などを利用する以外選択肢がありませんでした。

SM-CB90

ところが、これは橋輪さんに組んでもらってから分かったことですが、最近のワイドリム化に伴い、リム幅とタイヤ幅がほとんど等しくなってきたので、クイック・リリースは必ずしもすべてのリムブレーキに必須のパーツではなくなってきたようですね。実際、私自身もいったんは CM-CB90 を注文したものの、取り付けは不要だったという結果になりました。とはいえ、SRAM の S-900 は幅広いグレードに対応しているようですので、今後ダイレクトマウント方式で SRAM を組みたい人にとっては、とても嬉しいニュースですね。

私が組み付けをお願いしたのは昨年のことでしたので、上記のような SRAM の事情を知ってからというものの、慌ててサードパーティ製のダイレクトマウント・ブレーキを探し始めました。

今回はなるべくシマノとカンパニョーロのパーツは採用せず、どこまで組み付けられるか、といった目標(というか、むしろ野望)を掲げていたこともあり、105 から DURA-ACE までダイレクトマウント方式のラインナップを揃えているシマノ製品は、いったん考慮外としました。

ネットを散々探し回った末に、結果的に私が選択したのは、以下の TRP Brakes の ダイレクトマウントです。

  • T861(フロント用)
  • T851(リア用)

TRP_T861

〔TRP T861〕
TRP_T851

〔TRP T851〕

実際に調達してみたところ、しっかりとした箱に収められていて、中味を確認する前の段階から質の高さを感じました。前回ご紹介したように、海外のネットショップから SRAM のカセットが届いたときは、あまりの箱のボロさに呆れてしまい、長らく売れ残りだったものを割当てられたのか、あるいは何度も返品を受けた製品のリベンジマッチを申しつけられたのかと疑ってしまったくらいでした。

TRP_BOX1
TRP_BOX2

もしかすると、フタを開けなくても中味が確認できるということが、一つのポイントになっているかも知れません。輸入製品では避けられない課税や該非判定の一環として、中味を確認される可能性があることを前提としたパッケージングというものがあるとすれば、このように箱を透明にするという方法も有効な手段であるような気がします。

ちなみに、久しぶりに TRP のサイトにアクセスしてあれ?と思ったのですが、ドメイン名が trpbrakes.com から trpcycling.com に変わっていました。箱をみると、まだ trpbrakes.com のままですね。

また、写真でしか想像できなかったガッチリ感は、まさに思い描いていた通りでした。と言いつつ、見かけに反して、後にご紹介させて頂くように、このブレーキが一つの誘因となって、とてつもなく恐ろしい体験をすることになるわけですが。。。(汗)

その体験については、次回「ブレーキ編(2/2)」でご紹介させて頂きたいと思います!


〔インドの旅を振り返る〕

タイトルにある「インドのスラム街」というのは、もちろん後付けの思いつきでしたが(汗)それではまったくそういった場所に行ったことがないかというと、実はそういうわけでもありません。

たとえば、ニューデリーには昨年ご紹介したような立派な電車が走っていますが、世の中一般の事情と同様に、その路線には大きな駅も小さな駅もあります。私の知るインドのスラム街は、そうした路線の小さな駅で下車して赴いた際に見渡すことできるような風景です。

new_dehli1
こんな感じで細い路地が四方八方に広がり、子供たちや野犬が走り回っているようなところが間々見受けられ、写真の地区では日常生活に必要なインフラも十分ではないようで、排水設備すら整っていませんでした。また、ご覧のように路地はほとんど舗装されておらず、場所によっては50cmぐらい盛り上がっているような形で起伏の激しい場所もあります。

new_dehli2

これでも、もし道を通るのが歩行者のみであれば、まだ穏やかな街のままであったことでしょう。残念ながらそうした細い路地でも主役はモーターバイクです。事故が起きないのが不思議なくらい、人と人がすれ違うのがやっとの場所に、クラクションを鳴らしながらバイクが突っ込んできます(汗)

こんなところで夜道を一人で歩こうものなら、瞬く間に格好の餌食となってしまいそうです。ここは壁外の世界のようなもので、いつなん時、無垢の巨人のごとき輩が出現するやも知れません。。

new_dehli3
路地を出て国道に相当するような大通りはどうかというと、ここでも歩道と車道は明確に仕切られていないというところもあり、路肩には廃車なのか、生活の足として使われている所有車なのかも分からないような朽ちた車が散見され、混沌としている場所が多々見受けられました。

new_dehli4
スラム街の最後の写真としてご紹介させて頂きたいのは、今にも崩れそうな構造をした建物です。近くで見ても、どの柱で支えているのか分からないほど、見るからに恐ろしいビルでした。

GURGAON1

元々グルガオンという地区は、貧しい人たちが住んでいたデリーの一画だったそうで、少し道を離れるとがらりと風景が変わります。

GURGAON2

伝統的な屋台と近代的なビルのコントラストが印象深かったです。

GURGAON3

都会の生活に慣れてしまった日本人では、とても運転ができるような交通事情ではありません。ルールはあっても守られず、信号も少ないので、車同士のコミュニケーションは主にクラクションで行うようです。

GURGAON4
マナーの悪いのは車ばかりだと思いきや、歩行者は横断歩道の有無などお構いなしに、我が物顔で大通りを横切っていきます。


通勤ラッシュの時間帯にグルガオンからニューデリーの中心街に向かいましたが、おそらくこれが当たり前の光景なのでしょう。

それにしても、まったく無知とは恐ろしいものです。なにしろ、私はこんなところに tern verge P10 を持ちこんで街中を走ろうとしていたわけですから(汗)

2018 DAHON DASH P8 【橋輪Blog】

2018 DAHON DASH P8

DSC_3425
DSC_3432
DASH P8(ダッシュ)

2018 DAHON  
DASH P8            93.960
(税込)
橋輪プライス   84.500円(税込)
8 Speed    11.0kg

ダッシュシリーズの最大の特徴であるロックジョーシステムを採用した高剛性フレーム。一見、折畳に見えない構造で、「ここから折れるんですよ」と説明すると誰もが驚く。
フラットバー、フロントシングルの2018 DASH P8は、シフターを変更し新たなグラフィックによる3色展開での登場です。

DSC_3430
DSC_3431
シルキーブラック



DSC_3426
DSC_3427
ローズレッド



DSC_3428
DSC_3429
デザートベージュ



DSC_3436
気軽に乗れるフラットバーを採用。



DSC_3437
アヘットステムなので一般的なアフターパーツへの変更も可。



DSC_3433
クールなイメージを与えるセミディープリムは406で、ホライズと同じBlacFoot。ハブはF 74mm R 130mm。



DSC_3434
タイヤサイズは20"x1.50(406)でフレンチバルブ。



DSC_3435
V ブレーキを採用。



DSC_3438
フロントはシングルの53Tでチェーンリングガード付。



DSC_3445
フォールディングペダルが付属。



DSC_3439
遊べるミニベロを意識したフロントディレーラー台座を用意し、フロントダブル化も可能。



DSC_3440
リヤディレーラーはShimano Altus 8 Speed。



DSC_3441
フロントシングルをカバーするワイドレシオカセットは、Shimano CS-HGで11-32T 。



DSC_7721
DSC_3442
シフターが、ツイストグリップ式(上2017)からShimano SL-M310 に変更。



DSC_3449
センタースタンド標準装備しています。




DSC_3446
DSC_3448
ロックジョーは付属するレンチで180°回すだけでロックと解除ができる。ネジで締めるのではなく、内臓するカムでロックするシステム。



DSC_3450

Folding Size W90×H95×D32cm



DSC_3443




DSC_3444




DSC_3451


試乗車をご用意してお待ちしております
※試乗には身分証明書の提示を頂いております


【2018 DAHON DASH Altena も同時入荷】


Dash Altena アクア M
Dash Altena  アクア L
Dash Altena  ドレスブラック M
Dash Altena  ドレスブラック L

Dash Altena   キャナリーイエロー
(オーソライズドディーラー限定モデル)

45772d7f


最新 9100 DURA-ACE 搭載 2018 tern SURGE PRO【橋輪Blog】

最新 9100 DURA-ACE 搭載 2018 tern SURGE PRO

DSC_3424

Shimano Tiagra 20 Speed コンポ搭載の話題のミニベロ 2018 tern SURGE PRO。22 Speed のシマノハイエンドコンポーネント 9100 DURA-ACE にアップグレードしての納車であります。


DSC_3230
9100 DURA-ACE フルコンポーネント。



DSC_3312
エアロバーとシートポストは、カーボン製のShimano PRO。



DSC_3393
クランクセット:FC-R9100 50-34T 170mm  60.458円(今回以下税込み)



DSC_3395
フロントディレーラー:FD-R9100  12.124円



DSC_3396
リヤディレーラー:RD-R9100  23.211円



DSC_3397
カセットスプロケ:CS-R9100 11-28T  27.261円
チェーン:CN-HG901-11  5.100円



DSC_3399
ブレーキキャリパー前後セット:BR-R9100 38.753円



DSC_3398
こちら SURGE ltd のリヤ+リヤではなく前後セットでの装着が可能です。



DSC_3400
デュアルコントロールレバー:ST-R9100  55.775円



DSC_3402
Shimano PRO VIBE CARBON HANDLEBAR 45.360円



DSC_3404
バーテープは、完成車付属のイエローを巻きました。



DSC_3401
Shimano PRO VIBE CARBON SEATPOST 30.240円



アドバイス!

DSC_3408
フロントディレーラーのケーブル取り回しには、新型のフロントディレーラー FD-R9100 / FD-R8000 / FD-5801 で可能な工夫を一つ。



DSC_3410
ダウンチューブの中を通ってきたフロントシフトアウターケーブルは、出口すぐ下にあるアウターカップに収まりケーブルガイドに沿ってインナーのみ露出のままフロントディレーラーへ向かいますが、少し取り回しに無理がありTiagra シフターでの操作力の重さが気になります。今回デュラの性能を存分に発揮させるために上写真のようにフルアウターに変更しました。先ずオリジナルより長めのアウターケーブルに入れ替えます。次にアウターカップ、BB下のケーブルガイドを無視し直接フロントディレーラーに繋げました。



DSC_3409
これが、FD-R9100 / FD-R8000 / FD-5801 の特権です。全くストレスのない軽やかなフロント変速を実現します。



体重測定!

DSC_3387
DSC_3388
オリジナルは、9.06kg。



DSC_3389
DSC_3390
9100 DURA-ACE 搭載は、8.16kg と900g もの軽量化に成功!




DSC_3405




DSC_3392




DSC_3406




DSC_3456

約17万円の車体にカスタム費用約32万円も掛けてしまったオーナーの K さんは、以前カスタムバイクギャラリーに DAHON Mu SLX ULTEGRA Di2 JK 451 カーボンホイールで登場頂いた方。その時、SLX のカスタム費用が48万円を超えていたからまあいいのか?

小径フリーク恐るべし!



先生の MOULTON APB その6【橋輪Blog】

リヤスイングアームの分解

DSC_3364

最後は、リヤスイングアームの分解です。リヤピポットボルト、ナットを動かなくなるほど目いっぱい締め込んであればガタは無いですが、本来のクッション性は得られません。最新のパシュレー社製 TSR だって寸法が出ていなかったのだから期待することは出来ません。

DSC_3365
ピポットを緩めてやると案の定ガタガタでした。



DSC_3368
さて、ソリッドラバーコーンを外しますが取付けの+頭のタッピングネジには、ポジドライブという規格(+の溝の付け方)のものが使われています。ポジドライブ用ドライバーも入手可能ですが普通の2番のプラスドライバーを少し加工することで対応できます。


DSC_3374
グラインダーで先をチョンチョンと落とすだけ。



DSC_3370
これでポジドライブドライバーになります。




DSC_3378
普通の2番+ドライバーでは、なめてしまいそうな溝にもしっかり入ります。



DSC_3380
ラバーコーンから離れたリヤスイングアームは、お話にならないほどガタガタです。



DSC_3381
リヤセクションだけとなったAPBフレーム。どうせリヤスイングアーム取付けフランジの並行度も出ていないんだろうな。



DSC_3382
こちらもリヤスイングアームピポットリペアーキットを注文です。




DSC_3411
長い間ガレージの片隅で埃にまみれていたフレームをクリーニングします。



DSC_3412
仕上げにワックスがけ。



DSC_3413

無骨な溶接フレームで重たい最初期型 APB のフレームがピカピカに。一生懸命働いてきた古の英国機関車のようで何だか愛着が湧いてきた。

次回につづく、



【2018 DAHON 入荷情報】

本日、以下のモデルが入荷しました

Dash P8 ローズレッド
Dash P8 シルキーブラック 
Dash P8 デザートベージュ

Dash Altena アクア M
Dash Altena  アクア L
Dash Altena  ドレスブラック M
Dash Altena  ドレスブラック L

Dash Altena   キャナリーイエロー
(オーソライズドディーラー限定モデル)

45772d7f




明日は、これを!

DSC_3394



先生の MOULTON APB その5【橋輪Blog】

おかしなリヤディレーラーハンガー

DSC_3355

リヤディレーラーは、Shimano SORA が付いているが、その取り付け方が摩訶不思議。スチールフレームなのにリヤエンド部にリヤディレーラーハンガーが無いのだ。

DSC_3357
チェーンをカットしようと持ち上げたチェーンが落ちてこない。クランキングが重い原因は、固着してしまったチェーンだった。



DSC_3356
このリヤディレーラーハンガーは、何だろう?



DSC_3358
SORA ではハンガーに直接ねじ込むものしか見たことない。



DSC_3359
SIS とあるのでシマノ製品に間違えないのだが。



DSC_3360
しかも取付ボルトのネジ山が斜めに空いてる。



DSC_3362
ちなみにその上にある泥よけステー用のネジ穴に入れてみても斜め。両方ともパシュレーで開けたのか?


DSC_3363
それともSORA を取り付けたSHOPが明けたのか?



DSC_3415
これは現行のシティーサイクルなどに採用されている正爪用の Tourney。



DSC_3416
後ろを見るとカシメられていて外すことは出来ない。



DSC_3384
当時の逆爪用リヤディレーラー(安物)で本体をネジ止めするものがあったのではないかと推測する。シマノでは、リヤディレーラーハンガーを部品として販売したことはないそうだ。



DSC_3386

電動化したKIMORI COLOSSUS HR から外した9000 DURA-ACE のフロント、リヤディレーラー。これを使おうと目論見たがフロントが使えないのと、鉄の板をパンチングで抜いた天ぷらメッキのハンガーに DURA-ACE は付けたくないのでキャンセルします。先生こちらのデュラセットは、別の自転車に使いましょう。

明日につづく、


記事検索
  • ライブドアブログ