2017年05月

DAHON HORIZE オーナー必見!フロントダブル化の盲点【橋輪Blog】

DAHON HORIZE オーナー必見!フロントダブル化の盲点

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DAHON のラインナップには、フロントシングルであってもダブル化に備え、フロントディレーラーブラケットが装備されているモデルが多々存在します。今回は、2017 HORIZE でフロントダブル化のみのリクエストです。

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フロントディレーラーは、Shimano Claris を装着。



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オリジナルのアウターリングとチェーンリングガードにインナーリングを追加し、POWRE TOOLS のチェーンリングボルトで組付けました。


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オリジナルのシングルチェーンリングの裏面には、このような加工は施されていませんが何とか変速します。ただ比べてみると変速スピードは、極端に遅くなります。これは加工された溝がチェーンをかき上げるのを助けたりチェーンのローラーを歯と歯の谷間に導いてくれたりするからです。これが無いと歯の頂点にローラーが乗ってしまうこともありますので当然です。


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シフターも左右セットのもに交換です。



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ツイストグリップ式のレボシフターから、



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Claris のトリガータイプに交換。



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追加した左シフター。これが問題となるとは?



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シフトレバーが、フォークに干渉します。



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干渉を避けるようにひっくり返すと、



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ここまでは来るのですが、



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ブレーキレバーが邪魔でマグネットがくっ付きません。



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何通りも試してみましたが無理でした。やはり内折れハンドルポストじゃ無理だったのです。



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「出来ますよ!」 と言ってしまった以上は、何とかせねばなりません。



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中古品で申し訳ありませんが、外折れハンドルポストに無償交換させて頂きました。



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360mm から330mm になったんでポジションもかなり良くなったと思いますよ。(思いっきりな言い訳)



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何とか完成!

何で自信持って「出来ますよ!」って言っちゃたかっていうと、ホライズでフルカスタムした人みんなが初めから外折れショートタイプのハンドルポストへのリクエストをしていたので気が付きませんでした。遅まきながら断言します。HORIZE のフロントダブル化には、外折れタイプのハンドルポストへの交換が必要になります。


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改めてDAHON 2016と2017年カタログとウェブサイトを見比べてみた。2016年度版には、フロントシングルモデルの解説に、「カスタムの拡張性を考慮しFD台座を設置。普及するロングアームFDにも対応できるよう、ワイヤーガイドプリーの取付位置も変更された」とある。ところが2017年度版では、全てのモデルでワイヤーガイドプーリーが排除され、新たにシートチューブ後ろにアウター受けを設けているにも関わらず、FD台座に付いては一切触れていない。フロントダブル化出来る可能性は、個々の販売店に委ねるってことか? あいつら〜、これから全てうちに検証させるつもりだな!

取りあえず2018 HORIZE は、外折れハンドルポストに仕様変更するようにと指示を出しておきます。



Moulton 自分好みの TSR その2 【橋輪Blog】

Moulton 自分好みの TSR その2

自分なりにイメージしたパーツを集めたが、ブレーキレバーだけはしっくりしたものが見つからない。誰かクラシカルでハイクオリティーなブレーキレバー知っている人いましたら教えて下さい。それでは早速作業開始!

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この辺のブラックパーツを削除。アヘッドステムの正しいセット法も解説付きで、



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グリップ外しは、高圧エアーガンがあると簡単ですね。



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ハンドルバーを取り外し、



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ステム脇のボルトを緩め、



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トップキャップボルトを5回転ほど緩めれば、



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スレッド付きトップキャップが抜けてきます。



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はい、ステムが抜けました。



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カーボン柄のコラムスペーサーとはこれでおさらば。



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そしてこちらを組込みます。NITTO クロモリアヘッドスペーサーのダルめっきです。渋い選択でしょ。しかし”ダルめっき”ってどういう意味なのか知ってますか? 一般には、サテライトニッケルメッキという物で、ピカピカのクロームメッキとは違い鈍く光るどちらかと言うとグレーの塗装に見えます。これは完全にNITTO用語で、ダルブライトと呼ばれていてカタログには、「ダルめっき」や「スーパーダルめっき」と記載されています。


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あれれれれ・・・・・



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何かへんです。



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外径同じなのに?



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内径ガタガタ。



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あらやだ、1ヶ630円もするのにオーバーサイズ取り寄せちゃった。肉薄だったのね。



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早くもずっこけトータルリコール!


Moulton 自分好みの TSR 始まる 【橋輪Blog】

Moulton 自分好みの TSR 始まる

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Moulton TSR-9 FX  220.000円(税別) 完成車
試乗出来ます
(試乗には身分証明書の提示を頂いております)

一通りの検証と整備を終えたTSR-9 FX。今度は自分好みの1台に近づけるべくプチモディファイしてみる。
完成車で全てがいい自転車など有り得ないと思う。悪いわけではなくとも自分の好みに合っているかどうかだ。これが面白いところでパーフェクトであったら想像力が湧いてこない。こういう作業は楽しいもので完成形に近づくにつれ「あ〜もう出来上がってしまうのか」と思ってしまうほどだ。

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チョイスしたパーツ群。完成形を想像するだけで実に楽しい。



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先ずは、このコクピット回りから攻めてみよう。ブラックパーツは極力排除の方向性。



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シルバーのフラットバーは、そこいら辺にあったもの。若干スイープの付いたクランプ径25.4mm、長さ460mm。



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NITTO UI-75 80mm 25.4   6.300円(税別)



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NITTO クロモリアヘッドスペーサー 20mm ダルメッキ 630円/1ヶ(税別)



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GIZA PRODUCTS TK-001S Top Cap シルバー 300円(税別)


さあ、最高の楽しみを始めよう!

明日につづく、

船長の休暇&DAHON Mu SLX メンテナンス 2 【橋輪Blog】

船長の休暇&DAHON Mu SLX メンテナンス 2

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Shimano DURA-ACE Di2 RD-R9150   62.041円(税別)

リヤディレーラーを9070シリーズから最新の9150に変更する。重量は、9070の217g から9150の204g と13g 軽くなっているが問題が一つある。前者は、最大スプロケットが、23〜28T まで選択できたが、新型DURA-ACE では25T からとなっている。シマノが言うところのガイドプーリーと各ギヤの距離が均等になるようにスライドするためってのが本当だったら、カセットスプロケCS-R9100 の11-25、12-25、11-28、12-28、11-30T の勾配が同じであるはずがないと思うのだが。

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船長お気に入りの”しまなみレシオ”は、11-23T。果たしてちゃんと変速するのか?



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ワイヤレスユニットからリヤディレーラーへと繋がるエレクトリックワイヤーがぱんぱんに見えるがモーター部が変速しても動かないから大丈夫。


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これが新しい方式でダイレクトマウント部にはテンションスプリングが入っていません。



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ご覧のようにテンションを掛けているのはケージ取付部のみ。



あっさり動いてくれちゃいました!

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しかもここまで何の調整もせずに同期してます。この後はディーラーマニュアル通りの後処理。



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A:エンドアジャストボルト(旧 Bテンションボルト)
B:Hi 側ストッパーバルト
C:Lo 側ストッパーバルト


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先ずは、エンドアジャストボルトから、



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上がボルトゆるゆる状態で、下がアジャストボルトを締めこんでテンションを掛けて行った状態。テンションを掛けて行くとガイドプーリがスプロケットからどんどん離れて行き、変速性能は著しく低下する。


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23T の場合目一杯緩めた(出荷時の状態)状態がベスト。



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次に最大ギヤにシフトし、Lo 側ストッパーボルトを締めて行き、



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パンタグラフの突起に当たったところでストップ。



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今度は最少ギヤにシフトし、Hi 側ストッパーボルトを締めこんで行く、



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Hi 側はLo 側と違い当たったところから1回転戻しリヤディレーラーのオーバーストローク分を確保する。



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船長、出来ましたよ! F1 並みのピットインでしょ。

明日送り返します!

船長の休暇&DAHON Mu SLX メンテナンス 【橋輪Blog】

船長の休暇&DAHON Mu SLX メンテナンス

長い航海を終えようやく休暇となった船長。長い時は半年も海の上にいるわけだから体なまらないのかな? もしかしてキャビンにローラー台持ち込んでたりして。そして早速、2台の Mu SLX のメンテナンス依頼です。

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先ず1台め到着。



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衝撃急取材がてんこ盛りかと思いきや、



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あらあら、ごちそう様であります。



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最初に来たのは、62T のビックシングルの方。



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相変わらず綺麗に乗ってますね。

【今回のメニュー】
・リヤディレーラーを9070 Di2 から最新の9150 Di2 に交換
・ブレーキシュー交換
・チェーン交換

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DURA-ACE 9070 Di2 でも十分にゴージャスですが、やはり最新を求めるのが船長。



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チェーンは、チェーンチェッカーで測定したところ全く伸びていませんでしたので、カセット分解とクリーニングで対応。


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ブレーキシューも減っていませんでしたが、フルカーボンリムなのでやっときましょう。



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フリーもクリーニングして、



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そうそうGOKISO ハブの要はこれ。



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球面ワッシャーもクリーニング&グリスアップ。



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フロントもやっておきましょう。



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パーツを全て洗浄したところで今夜はこれまで、

明日につづく、

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