2017年04月

2017 tern SURGE(サージュ) 【橋輪Blog】

2017 tern SURGE(サージュ)

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2017 tern
SURGE          93.450円(税込)
橋輪プライス    84.000円(税込)
カラー:マットブラック / マットレッド
46 / 150 to 165cm
50 / 165 to 180cm

16 Speed 9.7kg

ターンのミニベロ、サージュ。Ltd バージョンを先にご紹介してしまったので、ここではリミテッドとの仕様の違いを説明したいと思います。

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クランクセット:Kitt Custom 53/39T



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フロントディレーラー:Shimano Claris



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ボトムブラケット:スクエアーテーパータイプ



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リヤディレーラー:Shimano Claris



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カセットスプロケ:Shimano 11-28T 8 Speed



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ブレーキキャリパー:Alloy forged caliper



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デュアルコントロールレバー:Shimano Claris 2 x 8 Speed



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ホイール:Kitt Custom Crow 3.0 Plus 20(451)



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タイヤ:HENG SHIN 20×1 1/8(28-451)


 
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サドル:Kitt Custom



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リミテッドバージョンに対してスタンダードと言えるサージュ。完成され尽くしたLtd と違いカスタムベースとしてもお勧めの1台です。




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あれ、また出てきちゃいましたね住職。完成されてないよ、まだブレーキキャリパーが残ってるって。こちらもオフセットブレーキシューを使い9100 DURA-ACE 取付に挑みます。住職のSURGE Ltd ですが、tern Bicycles の本国 Facebuuk ページで、1620 いいね! 309 シェア更新中!

SURGE Ltd も残り僅か!
SURGE Ltd は、⇒ こちら

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フレームサイズ460がラスト2台

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倉庫から隠し在庫が発掘だれました。500がラスト1台!

DAHON のアルミシートポストが曲がる件【橋輪Blog】

DAHON のアルミシートポストが曲がる件

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FF-R ALUMI SEAT POST 339 φ33.9mm 550mm  9.000円(税別)
FF-R シートポストの詳細は、⇒ こちら

K 技師より問い合わせが来た。「Litepro のシートポストが曲がってしまったんですが橋輪さんで販売しているFF-R は、大丈夫ですか?」 うちではライトプロであろうがライトウイング、純正、コントロールテックカーボンでも曲がったって話は聞いたことないですよと答えたが、慎重なK 技師、心配性なのか難しいことを聞いてくる。「も〜そんな難しいこと言われてもさっぱり分かりませんよ!」 「じゃー、うちで退色テストのために半年間Mu P9 の試乗車に取り付けていたものがあるから持って行ってテストしてみたら!」 「その代わりにレポートしてね」 「曲がったら【橋輪Blog】に出せないけど(笑)」 でK技師から届いたレポートがこれだ!


本レポートでは、主にFF-Rシートポストの耐久試験結果について報告する。

【目的】
軽量で丈夫なDAHON用シートポストの探索と入手。また、その記録。

【まとめ】
・FF-Rシートポストの耐久性を検証した
・往復30 kmの市街地で、計13日間の試験走行を実施した
・装着車種はroute 2012
・クランプ部に薄い傷はついたが、一切曲がらなかった
・同様の方法・期間でLiteproは3度曲がっていたが、そのような懸念は払拭された

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【理論】
パイプの曲げ強度計算において用いられる指標について述べ、試算結果を示す。

1. 断面係数
詳細な理論は割愛するが、一般に管の断面係数は曲げ強度計算に用いられ、次式で表される。

z1-formula

同一素材の場合、Z1を比較することで、強度比較できる。
 

2. 引張・曲げ強度
金属で同一形状の場合、引張強度(曲げ強度)を比較することで強度の比較推定ができる。

引張と曲げ-2

図1: 引張試験(左)と3点曲げ試験(右)

表1に、主に自転車に用いられる材の引張/ 曲げ強度を示した。
 
表1: 素材強度一覧
table-1
 
3. 試算結果
前記の指標に基づいて、FF-RやDAHONシートポストの強度を比較したのが表2である。
FF-RはほぼDAHON純正品と同等の強度設計と考えられる。

表2:各種材料の強度比較 
table-2

表2補足
・純正については、D社の主張の通り、6061-T6の20%強度増としている
・CFRPについては、より強度の小さい曲げ強度を数値として採用した
・重量は直管想定でヤグラなどは考慮しない 

なお、右側3列については、「ありそうな」値を適当に入力しており、実測ではない。


【非アルミシートポストの小考察】

1. カーボン
この素材をDAHONシートポストに用いると、運用について制約がある(過去のエントリーを参照)。
DAHONの見解は不明だが、少なくとも摩擦増強のコーティングについては、可能性があったはずである。
摩擦力を高めた特殊なシムや締結具の開発については検討の余地がある。

2. チタン
6-4チタンなどを使えば、前表の通り、十分に軽量化は達成できる。
金沢輪業などからも発売されていたり、それ以外にも3-2.5チタンがフレーム材として存在してはいるが、シートポストとしては可能性がまだまだある。
コスト改善や「チタンならでは」という訴求点の設定も含めて、業界の奮起を期待したい。

3. マグネシウム
マグネシウムは耐食性の観点から、屋外使用に耐えられる仕様検討が十分とは言えず、加工も難しいとされているが、ここ数年で合金の開発も進んでいる。
これらの問題が現場レベルでクリアされれば、さらに軽量で、振動減衰性も改善されたシートポストになるだろう。


【試験条件】
 
[装着車種] DAHON route 2012
[サドル] TIOGA Fortis Aura, 434g
[シートポスト差しこみ深さ] 金属部最下部よりクランプ上面で11cm
[乗り手重量] 約80kg
[走行ルート] 距離30 km/day, 神奈川県〜都内の国道2号線および住宅街

[屈曲度計測法]

・転写式(定量)
図2のように、目視によりシートポストの側面見出したのち、紙に押しつけ、ペンを紙に垂直にしてシートポストをなぞり、屈曲部の角度計測をする方法(前面は進行方向)。
分度器か、それが難しい場合は正接を読み取り角度計算する。
分解能がペン先太さに依存するため、0.3mmシャープペンなどが望ましい。

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図2
 
・転動式(定性)
サドルや金具をすべて外し、平らなところでシートポストを転がすと、屈曲している場合には偏心して回転する(図3)。

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図3


【結果】
実走行期間は13日間(雨天含む)であった。
走行を終えて前記計測法により測定したが、屈曲は一切検知することができなかった。
一部、クランプに浅い傷は確認できた(図4)。

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図4-a

 
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図4-b
 

参考までに同様の方法で10日間試験したLiteproブランドのアルミシートポストの写真を示す(図5)。

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図5

大きく曲がっているが、角度計測したところ3度の屈曲を確認した。

また、DAHON純正のシートポストについても同様に計測したところ0.64度の屈曲を確認した(図6)。

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図6

ただし、これは購入から4年にわたって進行したもので、Liteproなどとは比較にならない。


【考察】
乗り手の使い方としては、クランプ上面から、サドルまでは42cmあり、荷物を含めた重量は80kgジャストである。
つまり、国内では比較的負荷の大きな部類であると思われる。
平均的な日本人成人男性の体格(170-175cm, 65-70kg)においては、純正もFF-Rも問題なく長く使えるものと考えられる。

Minimum Insert Lineの印刷位置は適正とは思えない。
パット印刷か何かだとしたら、ワークの位置をずらしてみてはどうだろうか。
2014 T6の表記は額面通りと受け取っていいだろう。

純正シートポストでは、図7のような筋交いが入っており、これが強度向上に貢献しているのであれば、耐久力はもう少し上の数値かもしれない。

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図7


【結論】
FF-R アルミシートポストを所定の条件で試験したところ、クランプ接触部に薄い傷が見られたが、目視でわかる屈曲や、クランプ部の痩せは発生しなかった。問題なく使用可能である。

【謝辞】
本テストに当たり、橋輪殿によりFF-Rシートポストの貸与をご快諾いただきました。
心より感謝申し上げます。

【公開に際して】
本レポートはシートポスト選択において科学的アプローチを試みたものであり、記載内容により強度等一切を保証するものではない。
内容に基づいて生じた不利益については、橋輪および筆者は一切の責を負わない。 

【出典】
*1: http://www.zerocut-watanabe.co.jp/contents/handbook/hand041.html
*2: 数値は曲げ強度。http://www.sankyo-ss.co.jp/about-cfrp/performance.html
*3: http://www.ofa-titanium.com/product/titan/ti64.html
*4: http://www.ofic.co.jp/mg/mg02.htm

凄い内容でしょう。ここまで突き詰める人まずいないと思いますね。しかもK技師、FF-R を1本お買い上げ頂きました。そうそうキズが付いた原因は、長年酷使したシートポストシムにあると思います。中級グレード以上の車体に装着されている純正シートポストシムを取り寄せますので、こちらも合わせて交換をお勧め致します。

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暗黒技研お手製超精密アルミ削り出しDAHON シートポストシム。

「DAHON のカーボンシートポストが下がる件」てのも随分やったな〜
DAHON のカーボンシートポストが下がる件
暗黒技術研究所「秘密基地」に潜入!
暗黒技研の正体は?
薄いシートポストシムをアルミむく材より切り出す
60kg 以下の体重の人だったらこれで行ける
誠に勝手ながらKCNC ライトウィングを推奨させて頂きます
”しつこく”DAHON のカーボンシートポストが下がる件 言い訳編 & 船長来店

HED の20インチ(406)ホイール緊急入荷!【橋輪Blog】

HED の20インチ(406)ホイール緊急入荷!

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HED の20インチ(406)ホイールが、JET 17 に交じって臨時入荷です。HED ロゴは、2017の NEW デザイン。アルミ、カーボンハイブリッドのクリンチャーで、エンド幅はフロント100mm リヤ130mm のシマノ11速対応モデルです。価格は、今現在のところ未定となっています。

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2017年モデルのNEW ロゴ。



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フロントハブエンド幅は、100mm。



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ブレードスポーク使用でフロント24ホールのラジアル組。



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アルミ、カーボンハイブリッドのクリンチャー。



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クイックとバルブエクステンダー、コア回しが付属。



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リヤは、クロス&ラジアル組の24ホール。



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フリーは、シマノ11速に対応。



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1.8 / 2.8mm のシムが付属して9・10速も取付可能。



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雰囲気を見るためSCHWALBE KOJAC を組んでみました。



ぼくのモールトンTSR でプチHED 体験

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控え目なロゴマークで、シックなフレームカラーでも邪魔してませんよね!

22回にも及んだ ”お城で作っていないモールトンはダメなのか?”  シリーズをモールトンのページに纏めてみました。ぼくも含めたモールトン初心者又は、モールトンに興味がある方にお勧めの内容となっています。是非一度覗いてみて下さい。 アレックス・モールトン


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さてさて、自分好みの TSR 始まる!

”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その22【橋輪Blog】

モールトン TSR-9 FX 整備完了!

22回にも及んだ ”お城で作っていないモールトンはダメなのか?”  シリーズも結果を出す時期が来た。第一回の ”アレックス・モールトン始めました” の章で、「おー!モールトンですね! あっ、これお城で作ってないやつですね」 って言われちゃう事に対して、今ははっきり答える事が出来る。「はい、パシュレー製ですよ!」と。

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最後の最後で気が付いた。フロントサススプリングに少しプリロードを掛けようとスパナで回したその時、300°位から反発が起き手で押さえていないとスパナが戻ってしまう。更に回していくとブルンと力が抜けまた300°付近で反発が出てくる。スプリング末端の処理が悪く引っかかるのだ。黒いグリスにまみれたスプリングには異常がないと判断して見ていなかった。やはり新車時に分解洗浄しスプリング末端をグラインダーで仕上げてあげないといけないようだ。


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リヤサスペンションは完全に生まれ変わった。フロントがソフトなリーディングリンクに対して固いイメージのリヤサスは、突起物を乗り越えた時、フロントがソフトに吸収し、次にリヤタイヤが通過する際、ゴツンと突き上げられる印象が強かった。故にサスの前後バランスが悪く、リヤが固すぎると感じていた。これがきっちりとした整備をした後は、リヤもソフトになり違和感を全く感じなくなった。ピポットの調整でこれだけ良い動きに変わることを実感した。


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サドルを押しただけでもラバーコーンの潰れ方が違うのがわかる。



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草花に囲まれたモールトンを見ていると上品な気分に浸れた。しかしその上品な乗り心地は、確かな整備の本でしか生まれないのは確かだ。ぼくは今、このブリティシュバイクの所有感に満ちている。


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ぼくの完全ノーマル整備済 Moulton TSR-9 FX 試乗できます
※試乗には身分証明書の提示を頂いております

”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” その21【橋輪Blog】

TSR リヤサスペンションは、クライマックス

例の「フレームを押さえてリヤアームをこっちに。スラストのクリアランスを全部こっち側に取る」って方法で左側だけに厚さの異なるシムリングを入れ替えて塩梅をみる。シックネスゲージで測定した値は、0.80mm がペケで0.70 と 0.75mm が合格。果たして理想の動きが再現できるのか。

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先ずは、0.80mm を入れてみた。ピポットボルトを締めこむとリヤアームが動かない。次に、0.75mm でセット。リニアに動くようにはなったが、やはり手を放すとその場でストップ。



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続いて0.70mm でテストすると手で軽く触れていればその場に居座るが、放した分だけ「ストン」ではなく「スーッ」と下がってくる感じ。これベストなんじゃね!


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左右0.30+0.05で0.70mm の組み合わせ。



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0.05mm は紙のように薄い。



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薄いシムを外側にすると装着が難しくなるので(シムの内径がスピンドルに掛り難くなる)0.05mm を内側にする。装着方法はグリス貼り付け式。ブッシュとスピンドルにはグリスを塗布せずリヤアームフランジ装着時のシムずれ防止だけにグリスを使う。


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パシュレー製には、親切にグリスニップルが付いているので後から十二分にグリスが充填できるのだ。毎回シムを挟んで組付けるのは面倒かと思えるが、定期的なグリスアップをしていればブッシュ交換の時期が来るまでオーバーホールは皆無となる。反対に”お城製”では定期的なピポット分解給油が必要となってくるだろう。


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ピポットボルトは、AM-GT のようなセルフロックナットではないので緩み止めのためにロックタイトを使う。ボルトにではなく雌ねじ側に(青く見える)塗布した。


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ピポットナットはガッツリ締めでOK!完璧なリヤサスペンションに仕上がった。



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ロックタイトまみれで顔を出すピポットボルト先端。これがグリスをしこたま充填した後に突っ込むとボルト先端がグリスを押し出しロックタイトの効果が全く無くなるのだ。


これでピポットブッシュの行は、完了となるが何時か試してみたい事がもう一つある。それはスピンドル内径とボルトの太さの僅かな相違だ。こんな物がある。

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ストリッパボルト(胴部研磨タイプ)

こいつも良い仕事をしそうだ!
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