2016年01月

指令!DURA-ACE を電子化せよ!その8 【橋輪Blog】

指令!DURA-ACE を電子化せよ!その8

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いや〜、ここんところ非常に寒いですね。昨日の休みは、ラジコンも行かず工作室にこもっていました。まあ、ビルディングシーズンてことで、自転車でも一日メンテナンスに費やすのも良い季節です。

さて、右の機械式DURA は、船長のDAHON Mu SLXフロントダブルにピッタリとセッティングが合っていますから、左の電動も同じ位置からスタート出来なければ取付不可です。それでは、シマノのユーザーマニュアル、ディラーマニュアルを見ながら調整してみましょう。

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丁度センターにあるのが、ロー側調整ボルトで、その右下がハイ側調整ボルト。マニュアルでは勿論、ロー側は、Loで、ハイ側は、Hi で調整しなさいとある。


(画像クリックで拡大)
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今、ロー側にシフトしてあります。ハイ側を横から見てみると、Hi アジャストボルトの先端とアームは離れています。


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これは、機械式とて同じことですね。矢印のロー側が当たっていて、下のハイ側が離れています。



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ローアジャストを緩めて行けば、ケージは、インナーリング側に近づいて行きます。何で電動なのに近づくのかって?


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ワイヤーを引くのを電動でやってるだけで、電動にもリターンスプリングはあります。インナーにシフトした位置からも”更に”リターンスプリングで内側へ引き寄せようとしています。それをストップさせているのがロー側アジャストボルトです。

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ケージの位置と六角レンチが書けてあるアジャストボルトの頭に注目。それでは緩めて行きます。



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ケージは、リターンスプリングに押されて内側に移動しました。完全にボルトの頭が見えてますね。後一回しすればボルトが外れそうです。これ以上ロー側には寄りません。


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これでもまだ足りませんね。やはりDAHON には、電動フロントディレーラーは無理なのかな?



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ふて腐れて、ハイ側をいじってみましょう。



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サーボモーターが動くとアームが右に動き、Hi アジャストボルトの先端を押します。ボルトは、ネジ山でパンタグラフに取り付いていますから、リターンスプリングを縮めつつ、ケージは、アウターリングへシフトします。


これが裏技!(まだ成功したとは言えないが?)


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普通のフレームであれば、Lo アジャストボルトに当たった時点でインナーへのシフトが完了し、Hi アジャストボルト先端とアーム間に余裕が出ます。この余裕の範囲でHi アジャストボルトを回しても、何の変化もありません。シマノがマニュアルで「ロー側は、Loで、ハイ側は、Hi で調整しなさい」と明記しているのは、このことです。



それでは、実際に動かしてみましょう!


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今、アウターギヤにシフトされた状態。矢印のLo アジャストボルトは、通常の位置まで締めこんであります。赤線のHi アジャストボルト先端とアームは、密着していますね。


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インナーにシフトしました。Lo アジャストボルトに当たって止まりましたから、Hi アジャストボルト先端とアームの間に隙間ができました。



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今度は、もっとシートチューブ側に引き寄せたいDAHON です。Lo アジャストボルトを目一杯緩める、てか外してしまいましょう。


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同じくインナーにシフトしました。Lo 側で制御されないものですから、Hi アジャストボルトが、アームに追従していて隙間がありませんね。

めっけ!

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ここから更に、Hi アジャストスクリューを緩めて行くと、パンタグラフは、アームに接触するまで内側に寄ります。

何とDAHON セッティングで、Hi アジャストスクリューが、Lo アジャストスクリューに変わったのです! シマノは、こんな使い方、思いも付かないだろうな、ははははは。(まだ笑えないが)


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これでほぼ、ロー側のケージ位置が揃いました。

ここで疑問。アームのストロークが同じで、遊び部分が無いってことは、これだとアウターギヤ側に動きすぎちゃうのでは・・・・? 


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「トップ位置電気アジャスト」って機能があって、トップ側のみ調整モードで、25段階動かせるようだ。25段階が何ミリ動くか分からんが、これに掛けるしかない。


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ちなみにロー側は、位置電気アジャストは出来ない。



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Lo アジャストボルトをいじくり回し過ぎたのか、ボルト先端はボディーを削り切粉が出ている。リターンスプリングが強いのか、マイクロシフトの フロントディレーラーのように、ボルトを締める際は、浮かせてあげた方が良さそうだ。

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リターンスプリングといえば、何で電動は二本あるの?



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指令!DURA-ACE を電子化せよ!その7 【橋輪Blog】

指令!DURA-ACE を電子化せよ!その7

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シマノからバッテリーの代品が届いた。早速、 E tube Project に繋いで各機器の診断機能を使いテストした結果は、全て良好。 フロントディレーラーが確実に動くようになったので、イチかバチかではなく確実に潰していくことにした。シマノのホームページより、ユーザーマニュアル、ディーラーマニュアルは全て読んだ。電動 フロントディレーラーの動きを良く観察してみると、色々なことが解って来た。 「なんだ橋輪、今頃勉強してんだ? Di2 出てから何年経つと思ってんだ」 との声が聞こえてきそうだが、先ずはこの疑問から解いて行こう。


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電動と機械式の フロントディレーラーを並べてみる。真っ直ぐに立てるのに使ったホビークランプは、100mm まで掴めて、二つの木材を接着するのに大変重宝する。しかも値段は超安の1ヶ298円。

(画像クリックで拡大)
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左は、ULTEGRA Di2(Hi Lo アジャストボルトは、新品出荷状態で、サーボアームは、電気を流してインナーにシフトした状態)で、右が、DURA-ACE機械式(船長のMu SLX にセットされていた状態) 。どちらもローノーマル?(インナーギヤにシフトした状態) フロントディレーラー取付面とインナーケージ(シマノ語で言うとチェーンガイド内プレート)の距離が大分違いますね。ここを如何に同じ位置に持って行けるかに掛かっているのです。

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これは、DAHON に取り付けてあった証しでありまして、シマノが標準的な作動範囲に設定して出荷したものとは違って当然です。DAHON は、太いシートチューブの側面に フロントディレーラーブラケットを溶接していますから、普通よりも当然チェーンリング側にディレーラーが、出てきている訳です。

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ロードバイクでは、有り得ないほどLo 側のボルトを緩めてます。出来るだけシートチューブ側に引きつけておきたいのです。


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裏を見れば、リターンスプリングの力でインナーリング側にシフトし、Lo アジャストボルトにぶつかって止まっている状態です。ワイヤーを引けばHi アジャストボルトにぶつかるまで動き、ギッタンバッコンしているだけです。なんて単純明快なんでしょう。


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さて次回は、電動 フロントディレーラーの作動と、DAHON なんて”いじった”こと無いだろうと思うシマノさんも知らない(知らないわけないと思うが結果的に)裏技を!




2016 DAHON DASH Altena 入荷しました!

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こちらは本日、天候不良のため撮影が出来ませんでしたので、後日アップ致します!


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指令!DURA-ACE を電子化せよ!その6 【橋輪Blog】

指令!DURA-ACE を電子化せよ!その6

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やっとのことで フロントディレーラーを合わせてみることが出来るようになった。

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このDURA を電動化するのだ。



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チェーン、 フロントディレーラーの順で外して行きます。



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ULTEGRA Di2 フロントディレーラーを仮止めする。取付位置は、楕円リングを想定して一番上へ。



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こんだけ上がれば行ける気もするが。



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心配していた2014モデルの太いバックフレームにも余裕がありそう。でも何かしっくり来ない。これ以上取付ボルトを締める気にならない。



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あれれれれ、 フロントディレーラーと ディレーラーブラケットの間に隙間が!



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アールがきちんと沿った状態にすると フロントディレーラーこんなに曲がっちゃうぞ!



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ゲゲゲッ! ブラケットの厚みが、カバーと干渉してんだ。



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こいつの出番か?



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RIDEA DAS4  ディレーラーアングルスペーサー 1.340円(税別)



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フロントディレーラーの取付角度が、±4°変えられるって代物。



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こうして使います。今回、角度よりも距離を離したかったんだけどね。



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うわ〜、厚みが足りません。紙挟まってま〜す!



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最早、小径だ、折り畳みだ、楕円リングだって問題じゃないな。これでは、アルミのロードフレームだってあり得る問題だね。


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カバーの当たる部分をカットするか?取りあえずカバーを外してやってみよう。



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樹脂のカバーのくせにタッピング3本、ビス1本の4本も止まってら。


あれ、まさかの!



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何と、パンタグラフ部と駆動モーター部の連結軸受けとなっていた!”オッサン”のULTEGRA だからぶった切るわけにはいかないし・・・・・



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念のためパーツリストで調べてみると残念な結果、カバーのみの部品設定がない。

DURA-ACE Di2 FD-9070 フロントディレーラー 41.179円

まだ、楕円リングが装着出来るか確信がないが、

船長のために勇気を出すか!



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2016 FUJI FEATHER 入荷!【橋輪Blog】

2016 FUJI FEATHER 入荷!

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2016 FUJI  FEATHER   85.320円(税込)
橋輪プライス           76.700円(税込)
フレームサイズ:43・49・52・54・56・58cm  9.2kg

クロモリピストのパイオニアFUJI FEATHER の2016年モデルが入荷です。カラーラインナップは2015の3色展開からプラス1の4カラー。定番のマットブラックに、オーロラホワイト(ロゴがメッキ調になった)が復活。それとNEWカラーが2色。ピンクは、昔あったメタリックではなくソリッドのドピンクで、ブラックパーツとの相性抜群。ミッドナイトブルーは、2015のミスティックブルーのマット版だ。


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ピンク (写真はフレームサイズ49)



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オーロラホワイト (写真はフレームサイズ54)



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マットブラック (写真はフレームサイズ52)



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ミッドナイトパープル (写真はフレームサイズ54)



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Sugino  MC pista クランクは、チェーンリング46T



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標準装備のフリーギヤは16Tで、ギヤ比は、2.875



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フリップフロップハブで、こちら側にオプションの固定ギヤが装着できます。



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タイヤサイズは、700×25C


唯一の変更点は、二つ

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前後ハブが、シールドベアリングからカップ&コーンに変更。



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トラックバーのステムクランプ部の形状変更。クランプ径は変わらずの25.4mm。



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別売りのコグ 1.620円(税込)
固定で乗るには、この専用コグ(スプラインフィットで、ねじ切りコグは使用できません)とロックリングが必要になります。


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橋輪フェザーは、6色展開?

なんてね、2015モデルも超特価発売中↴
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指令!DURA-ACE を電子化せよ!その5 【橋輪Blog】

指令!DURA-ACE を電子化せよ!その5

早急に代品出荷しますと言っていたシマノから商品発送メールが来ない。と思っていたら、何時もなら郵便で届く荷物が、ヤマト便で届いた。やっぱ速攻で出してくれたんだ。

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ヤマト宅急便で届いた荷物。



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中身は、ジャンクションA と、バッテリーホルダー。それと返品用の着払い伝票。まだ原因も掴めてないのに着払いとは、シマノさんも弱気。


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テスト済を送って頂いたようだが、テレコにならぬようマーキング。



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さてどうかな?



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マスターユニット⇒ユニットが検出されていません
マジ? これ全く変化ないじゃん!


これ原因全く違うところにあるんじゃん?まてよ・・・・


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バッテリーとホルダーをレバーを倒して連結するのではなくて、手でギューっと押し付けてみたら、



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マスターユニット⇒外部バッテリーSM-BMR 2
って、認識したじゃん!


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よし、繋げてみよう! 動く動く フロントディレーラーもリヤディレーラーも元気に動いています。


今のうちに フロントディレーラー動かしておこう

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上:アウターギヤに変速  下:インナーギヤに変速
この状態にするまで、どんなに時間掛かってん。


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金メッキされたこんなに立派な接点が接触不良を起こすなんて考えもしなかったよ!



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しかも複雑な二重ロックシステムだからね。やっぱシンプルイズベストですかね。
「シマノさん、今度はバッテリー本体を送って下さい」



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故障診断機器はこれでえーんでないの、豆電球。



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はい、接触してま〜す!



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SM-PCE 1 もパソコンもいらんわ!


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