”MASI 俊樹”流学30・31日目
(魔法のカードで現金はゲット出来たが電波と電源がない)
昨日のラビオリを缶のまま火にかけて温める。
そう、みんな電気シェーバーを使うのだ。
確かにあのそり心地、血は出ないし、きれいにそれるし一度始めたらたまらん。
昼過ぎにトムとともに走った街に着く。
そして見つけたATM。
非常に少ない。
ここからは現金払いはなるべく控え、カード払いをメインにしなければ。
クレジットカードを作ってからATMカードの存在を知り、新しい口座を作ったり、いろいろと事務処理をするのがめんどくさくなってしまったのでATMカードは作らなかったのだ。
なにせ、このへんのことも出発一か月前に開始し、出発二週間前にやっとこさクレカを手に入れた。
みなさん、お金に関することは最低でも出発の二か月前に済ませましょう(笑)
金が取り出し口にはさまれた時は非常に焦った。
ガタガタの舗装で道は最悪だし、あいもかわらず向かい風。さらに登りも続いてテンションはダダ下がり。
地味な道ばかり選ぶからこうもキツイ道ばかりなのだろうか・・・。
ベルギーとの国境近くの大きな街で情報収集をしよう。
そして、いやなものが目に入る。
誇らしげにオレの進行方向に向かって立っている。
やめてくれ〜!
おまけにこの日の気温・・・
もうやめて、俊樹のライフポイントはゼロよ!!
とりあえずツーリストインフォメーション前でWifiを使おうとするも、Wifiがない。
電波を求めて街をさ迷う。SUBWAYはWifiないのかよ!
つもりだった。
なぜか電波をキャッチできない!
国境に近いからキャンプ場があるのでは?そこで電源を確保しなければ終わる・・・。
と走っていくが、結局見つからない。
しかも寝るところもなかなか見つからない。
サイクルコンピューターの電源も切れた。
しかし地味に茂みが邪魔をして中に入れない。
もういいやと斜面にテントを張って寝る。
こんなところで寝た人がかつていたのだろうか。
(31日目 走行距離115km)
(魔法のカードで現金はゲット出来たが電波と電源がない)
目を覚ます。
昨日のラビオリを缶のまま火にかけて温める。
安いだけあって味はいまいちだが、みんなの親切が一口ごとに甦り、笑みがこぼれる。
洗面所のコンセントを見つけ、バッテリーを充電する。
どこのキャンプ場にも必ずトイレにはコンセントがある。
そう、みんな電気シェーバーを使うのだ。
確かにあのそり心地、血は出ないし、きれいにそれるし一度始めたらたまらん。
が、キャンプ場に来るなら原始的にT字の髭剃りつかえ〜!
まあ、おかげで充電できるからいいけれども。
二時間ほど充電し、みんなにお別れを行って出発する。
相変わらず坂を登っていく。
昼過ぎにトムとともに走った街に着く。
そして見つけたATM。
このところ手持ちの金がだいぶ少なくなってきたので、ついに海外キャッシングに挑戦するのだ。
限度額は5万。
非常に少ない。
ここからは現金払いはなるべく控え、カード払いをメインにしなければ。
クレジットカードを作ってからATMカードの存在を知り、新しい口座を作ったり、いろいろと事務処理をするのがめんどくさくなってしまったのでATMカードは作らなかったのだ。
なにせ、このへんのことも出発一か月前に開始し、出発二週間前にやっとこさクレカを手に入れた。
みなさん、お金に関することは最低でも出発の二か月前に済ませましょう(笑)
とりあえず4万ほどおろし、ドキドキしながら辺りを見回して財布にしまう。
金が取り出し口にはさまれた時は非常に焦った。
なにはともあれ、また懐も温かくなったので一安心。
街を出て930号線を進む。
ガタガタの舗装で道は最悪だし、あいもかわらず向かい風。さらに登りも続いてテンションはダダ下がり。
地味な道ばかり選ぶからこうもキツイ道ばかりなのだろうか・・・。
夕焼けが丘を赤く染め始めたころ、直太朗を熱唱しながら走った。
そして、畑の陰にテントを張る。二頭のシカがオレを見てギョッとして森に帰っていく。
(30日目 走行距離105.01km)
翌日も何事もなく走り出す。
ベルギーとの国境近くの大きな街で情報収集をしよう。
延々と続く麦畑を横目に走る。
そして、いやなものが目に入る。
風力発電の風車。
誇らしげにオレの進行方向に向かって立っている。
どうりで風がくっそ強いわけですよ!!
どんなに頑張ってこいでも15km/hも出せない。
やめてくれ〜!
おまけにこの日の気温・・・
容赦ない日差し、向かい風、
もうやめて、俊樹のライフポイントはゼロよ!!
そんなこんなで街に着く。
とりあえずツーリストインフォメーション前でWifiを使おうとするも、Wifiがない。
電波を求めて街をさ迷う。SUBWAYはWifiないのかよ!
ようやく町はずれのマックにたどり着き、コーラとアイスを頼んでネットにいそしむ。
つもりだった。
なぜか電波をキャッチできない!
表の看板にはでかでかとWIFIって書いてあるのに!
何度も再起動してトライするが結局捕まえられず、ついには持ってるバッテリーすべてが使えなくなった。
あのキャンプ場でちゃんとちゃんと電源を確保しておけば・・・
涙とコーラを飲んで店を後にした。
こんなマックいらん!!!
おかげでベルギーの公用語がなんなのかもわからない。
国境に近いからキャンプ場があるのでは?そこで電源を確保しなければ終わる・・・。
と走っていくが、結局見つからない。
しかも寝るところもなかなか見つからない。
サイクルコンピューターの電源も切れた。
詰んだ・・・。
半泣き状態で坂を上り下りし、車の流れが切れたところで畑の横の林に突入!
しかし地味に茂みが邪魔をして中に入れない。
もういいやと斜面にテントを張って寝る。
こんなところで寝た人がかつていたのだろうか。
感覚的には滑り台に寝っ転がってる感じだ。
やけくそでぬるいビールを飲みほし、眠りについた・・・。
(31日目 走行距離115km)