2013年08月

  ”MASI 俊樹”流学30・31日目(魔法のカードで現金はゲット出来たが電波と電源がない)【橋輪Blog】

       ”MASI 俊樹”流学30・31日目
(魔法のカードで現金はゲット出来たが電波と電源がない)

目を覚ます。

昨日のラビオリを缶のまま火にかけて温める。
安いだけあって味はいまいちだが、みんなの親切が一口ごとに甦り、笑みがこぼれる。

洗面所のコンセントを見つけ、バッテリーを充電する。
どこのキャンプ場にも必ずトイレにはコンセントがある。

そう、みんな電気シェーバーを使うのだ。

確かにあのそり心地、血は出ないし、きれいにそれるし一度始めたらたまらん。
が、キャンプ場に来るなら原始的にT字の髭剃りつかえ〜!

まあ、おかげで充電できるからいいけれども。

二時間ほど充電し、みんなにお別れを行って出発する。



相変わらず坂を登っていく。

昼過ぎにトムとともに走った街に着く。

そして見つけたATM。

このところ手持ちの金がだいぶ少なくなってきたので、ついに海外キャッシングに挑戦するのだ。

限度額は5万。

非常に少ない。

ここからは現金払いはなるべく控え、カード払いをメインにしなければ。

クレジットカードを作ってからATMカードの存在を知り、新しい口座を作ったり、いろいろと事務処理をするのがめんどくさくなってしまったのでATMカードは作らなかったのだ。

なにせ、このへんのことも出発一か月前に開始し、出発二週間前にやっとこさクレカを手に入れた。

みなさん、お金に関することは最低でも出発の二か月前に済ませましょう(笑)



とりあえず4万ほどおろし、ドキドキしながら辺りを見回して財布にしまう。

金が取り出し口にはさまれた時は非常に焦った。

なにはともあれ、また懐も温かくなったので一安心。



街を出て930号線を進む。

ガタガタの舗装で道は最悪だし、あいもかわらず向かい風。さらに登りも続いてテンションはダダ下がり。

地味な道ばかり選ぶからこうもキツイ道ばかりなのだろうか・・・。



夕焼けが丘を赤く染め始めたころ、直太朗を熱唱しながら走った。

そして、畑の陰にテントを張る。二頭のシカがオレを見てギョッとして森に帰っていく。

(30日目 走行距離105.01km)





翌日も何事もなく走り出す。

ベルギーとの国境近くの大きな街で情報収集をしよう。


延々と続く麦畑を横目に走る。

そして、いやなものが目に入る。
31−1
風力発電の風車。

誇らしげにオレの進行方向に向かって立っている。
どうりで風がくっそ強いわけですよ!!


どんなに頑張ってこいでも15km/hも出せない。

やめてくれ〜!



おまけにこの日の気温・・・
31−2
容赦ない日差し、向かい風、

もうやめて、俊樹のライフポイントはゼロよ!!



そんなこんなで街に着く。

とりあえずツーリストインフォメーション前でWifiを使おうとするも、Wifiがない。

電波を求めて街をさ迷う。SUBWAYはWifiないのかよ!



ようやく町はずれのマックにたどり着き、コーラとアイスを頼んでネットにいそしむ。

つもりだった。

なぜか電波をキャッチできない!

表の看板にはでかでかとWIFIって書いてあるのに!

何度も再起動してトライするが結局捕まえられず、ついには持ってるバッテリーすべてが使えなくなった。
あのキャンプ場でちゃんとちゃんと電源を確保しておけば・・・

涙とコーラを飲んで店を後にした。
こんなマックいらん!!!



おかげでベルギーの公用語がなんなのかもわからない。

国境に近いからキャンプ場があるのでは?そこで電源を確保しなければ終わる・・・。

と走っていくが、結局見つからない。

しかも寝るところもなかなか見つからない。


サイクルコンピューターの電源も切れた。

詰んだ・・・。

半泣き状態で坂を上り下りし、車の流れが切れたところで畑の横の林に突入!

しかし地味に茂みが邪魔をして中に入れない。

もういいやと斜面にテントを張って寝る。


こんなところで寝た人がかつていたのだろうか。
感覚的には滑り台に寝っ転がってる感じだ。

やけくそでぬるいビールを飲みほし、眠りについた・・・。

(31日目 走行距離115km)

”MASI 俊樹”流学27・28・29日目【橋輪Blog】

      ”MASI 俊樹”流学27・28・29日目

来た道を走るのはつまらないのでここからは新たなルートを開拓することにした。

ここまではミシュランのたいして使えない地図の赤線をたどってきたのだが、少し外れて黄色い線の道へ。
(せめて写真をアップしたいのだがフランスを出る直前にどっかに落としてしまったのでごめんなさい)

赤線が高速じゃない主要な道路で、黄色い線がそこそこ主要な道路といったところか。
まぁ、水戸街道と旧水戸街道の差を思い浮かべていただきたい。


さて、来た道を外れて新たに道を開拓し始めたのはいいが、ここからが苦難の始まりだった。
往きをさらに上回るアップダウン!

なんで、こんなに、のぼるんすか

と一漕ぎするたびにつぶやいた。

こんなことなら来た道を引き返してパリ近郊から違う道を進めばよかった・・・。


坂はすべて5パーセント以上の傾斜で、さらに1km近く続く。
向かい風も相まってだいぶキツイ。



70km走りなんとかつぎの大きな街Vireに着く。

道を少し御間違え、進んだ先にマックがあったのでWIFI休憩。
二時間ほどネットを楽しみ進む。

孤独な一人旅にネットは欠かせないんです。


手持ちの現金がだいぶ少なくなってきてしまったのではやいとこ下ろさねば。

とりあえず一刻も早くこの山道から抜け出したい・・・。

(27日目 走行距離91.43km)





朝から昼過ぎまで相変わらずのアップダウンを越え、なんとか進んだのちに、平坦な道に変わり、向かい風に苦しみながらも先を目指す。

道路の看板にもPARISの文字が現れ始め、ようやく戻ってきた実感がわいてくる。

思えば450kmくらい寄り道をしたんだなぁ。


夕方、安売りスーパーを見つけて買い物を済ませ、荷物を積んでいると知らないおっさんに「お前は荷物をこれでもか!これでもか!ってつみすぎなんだよ」って笑われてしまった。
思えば走り始めたころに、「バスタブは積まなくていいのか?」って笑われたなぁ。


この日は小鹿が興味津々にこちらをみているところで眠った。

旅の最長記録27日を越え、ここからが未知の領域となる。

明日はどんな日になるのだろうか・・・。

(28日目 走行距離112.89km)





昨日までの快晴灼熱地獄がおさまり薄曇りの日。

明け方なんだか知らんが動物が泣きわめいていたせいで非常に眠い。

何度か峠を越えて、ルーアンという次の大きな街を目指す。


しかし、お昼寝休憩シエスタなしで進んだにも関わらず、20km手前で道がすべて高速道路になってしまい八方塞がり。

進んだ先の小さな町でルートがわからず、この道で合っててくれと進んだ先はなんと1時間前に居た街。

もはやこれまで・・・と、違う町を目指すことに。



目の前の大きな川沿いに進めば北上できることに気づき、川沿いなのだから平坦だろうと気軽に行く。

が、進めば進むほど川からそれていき、ついにはものすごい上り坂になる。
隣をトラックがエンジンをうならせて登っていく。
その横をえっちらおっちら亀より遅いスピードで登っていくオレ。


何とか登り終え、見つけたキャンプ場で一泊。

さて、飯にするべか〜と買ってきた肉を焼く!!(1(2
29−1

んまい!やはりベーコンより分厚い肉っすよ!!

牛肉と豚肉を塩と胡椒で焼いて食べた。
29−2

これで少しは体がでかくなればいいけどそんなすぐにはムリか。



さて、問題は朝飯だ。

今朝かったラビオリが喰いたいのだが、プルトップ型じゃなくてふつうに缶切りで開けるタイプだったのだ。

これは困った。

ドライバーとレンチでカンカンカンカン穴をあけていくがうるさい割に先に進まない。

勇気を出してお隣さんに缶切り持ってます?と訊くと快く持ってきてくれた。

が、それでもあかない。


すると次は二人でさらにお隣さんに訊きに行き、違う缶切りで開けてみる。

が、これもダメ。

ならば、と三人でもう一つお隣さんに助けを求め、ついに蓋が開いた!

歓声、そして拍手!


ひとつのラビオリに大人が何人も本気出してしまった。

みんなとても親しみやすいいい人たちでよかった。

最後の一軒の奥さんは、これあげるわと缶切りをくれたし、
29−3
お隣さんはビールとチョコをくれた。

ビールを飲んで汗をぬぐう。


なにかお返しができないかな?と考え、バッグの中で眠っていた折り紙を引っ張り出す。

おり方なんてほとんど覚えていないし、芸術センスの欠けたオレに何が作れるのか・・・。

記憶の奥底から鶴の製法を呼び起こす。



思い出せ、谷(沖縄編に登場)と行ったアイスランドでのボランティアで散々作ったじゃないか・・・。

一枚目はくしゃくしゃになったので終了。

二枚目で何とかそれらしいものができた。

確かお隣さんはちびが二人いたから・・・と4羽折ることに。


だんだんクオリティが上がっていきついに完成!

お隣さんに届けに行くと、奥さんが「わぁーお、おりがーみ」
と折り紙を知っている様子。

「ほら、オレ何にもお返しにあげられるものもってないんで・・。」

というと、「こりゃビールよりいいわ」と喜んでくれた様子。


一つの缶詰でこんなにもコミュニケーションにつながるとは思ってもみなかった。

これからは困った時にはひとりで解決しようと頑張りすぎず、人を頼ってみよう。


ひさしぶりに幸福な気持ちで眠りにつけた夜だった。

(29日目 走行距離120km

もう一人の俊樹”オダギリ・ギリ”(5・6・7日目)【橋輪Blog】

もう一人の俊樹”オダギリ・ギリ”(5・6・7日目)

5日

またもや寝不足。

今日あたり倒れるかも。

そんなことを考えながら出発。
とりあえずコンビニを探して朝食の調達。

パンをモソモソと食べ、地図とにらめっこ。

にらめっこした結果、平泉で観光することにした。



昼過ぎに平泉に到着。
観光地なだけあって人が多い。

まずは毛越寺(もうつじ)
photo



photo (2)



photo (3)
寺より庭園メインな感じだった。
旅の無事を祈ってお賽銭を投げた。



続きましては金色堂で有名な中尊寺。
photo


いきなり山登りみたいな参道で疲れた体には過酷だ。
photo (4)

てか敷地内に寺多過ぎてどれがなんなのかわからない。

ちなみに金色堂は撮影禁止です。ケチだよね。
photo (2)



寺巡りが終わり近くの温泉施設で体を洗う。
湯船は熱すぎて入れなかった。

その後休憩室で爆睡。
起きたら夕方だった。

寝床探し開始。
一関に道の駅があったので少し引き返すことになるがそこに決定。


その道中の景色がなかなか良かった。
坂多いけど。
photo (3)

そして道の駅到着。
今回は人が少なく良く寝れそうだ。

        1回ぐらい野宿してみー!

本日の走行距離
道の駅 三本木〜道の駅 厳美渓
74.71km



6日
朝5時起床。
今回はなかなかに熟睡できた。

寝床を撤去し出発。
国道に出てコンビニで朝飯を購入。

食べ終わったらすぐ出発。
黙々と走った。

そしたら午前中に本日の目標地点に着いてしまった。


とりあえず早めの昼食にした。
盛岡冷麺。
photo (5)
スイカいらないと思う。

    おれもそう思う。そーめんのみかんとか。

ここにずっといても仕方ないので、先の道の駅を目指した。

夕方に盛岡市に入る。
そこから国道を外れ山奥へ進む。

そして6時頃道の駅に到着。
岩手山が近くためか登山者が多かった。

本日の走行距離
道の駅 厳美渓〜道の駅 にしね
121.15km



7日
朝。蚊の羽音で起床。
カロリーメイトを食べて出発。

とりあえず4号線を目指す。

朝から結構なアップダウン。汗だくだ。

岩手県なのに景色が北海道のようだった。
photo (6)

1時間半かけてようやく国道に出た。
近くの道の駅で休憩。

今日は4号線の最高地点を越えなければならない。鬱だ。

覚悟を決め走りだす。
ひたすらに坂道だった。

以外とあっさり最高地点に到着。
photo (7)

そこから長い下りに入った。最高に気持ちいい。
これで東北の山は終わりと勝手に思っていた。



しかし青森の県境あたりでまた坂道が続いた。むしろさっきより辛い。

ちくしょう、ざっけんなとか悪態をつきながら走った。

そんなこんなで青森突入。
photo (8)


その後七戸でお風呂に入り、近くのスーパーで食糧を買って道の駅に到着。

本日の走行距離
道の駅 にしね〜道の駅 しちのへ
131.44km

久々”Vector.Y氏のLA便り”【橋輪Blog】

       久々”Vector.Y氏のLA便り”

久々”Vector.Y氏”からのLA便りが届きました。実は、来る9月1日に日本で行われる最も過酷な自転車イベントにエントリーすべく、一時帰国するそうです。さて、その過酷なイベントとは


ご無沙汰しています。

LA在住のVector.Yです。
ハシリンさんの方はいかがお過ごしでしょうか?

さて突然ですが、今月末より一時帰国する事になりました。

その理由が以下のイベントに参加する為です。


全日本マウンテンサイクリングin乗鞍、自転車乗りなら誰もが憧れるだろう(ホントか?)日本のヒルクライムの最高峰と言われる大会に、去年友人に半分冗談で出てみると誘った所、本気でエントリーするぞとメールが来たので、出てみる事にしました。

出場車種はやっぱりこれ、
y5

ということでかなりタイヤもすり減ってきましたので、もし出来ればハシリンさんの方でタイヤを1セット(Scwalbe Durano 28-406 Mango)取り寄せていただけないかなと…
急なお願いで申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いします。



最近の自分はと言えば、

こんな所を登ったり、
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こんな所を下ったり、
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ダウンヒルの写真はマンモスです。
結構こけて怪我しますが(苦笑)、楽しいですよ。

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色々しています。


ただ正直今回は言い出しっぺながら仕事が忙しく練習不足で、かなり不安な状況ですが、まあ出場する事に意義があるかなと、思って楽しもうと思います。

なおタイヤは、知人宅まで送って下さい。
スケジュール的に直接乗鞍に行く事になりそうですので…

ただ大会終了後は一週間ほど日本にいますので、その間にぜひ遊びに行けたらと思っています。

それではよろしくお願いします。

Vector.Y


やっぱLA の空は、青いですねー!  しかも、DH なんて楽しそうなこと始めてるし。乗鞍ヒルクライムに小径折畳でチャレンジとは、今からレポートが楽しみです。

         
頑張って下さい! 応援してます!

8月18日手賀沼トライアスロン 【橋輪Blog】


         手賀沼トライアスロン

今年で8回目を数える手賀沼トライアスロン大会が、8月18日(日)に開催されました。地元のイベントながら、流石に日曜日は、店を空けられるわけにはいかず、見られずじまいでしたが、今年はチョコット見学に


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大会は、手賀大橋ボート乗り場より8:10スイム1.5Kmでスタート



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手賀大橋下から折り返し地点までの5往復、バイク40Km



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        凄い数のエントランスだ



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殆どがロードバイクだが、本格TTバイクも多数エントリー



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        ここがバイク折り返し地点



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    一気に、速度を落として折り返して行く



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手賀沼を走った人であればこの風景で何処か想像がつくでしょう。



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コース員後方にはフィッシングセンターが見える。
おっと、左端の麦わらを被った人は、うちのお客さんではないか。DAHON Mu P8で観戦に来ていました。



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スポーツクラブ、メガロスのスイムコーチもセンチュリオンのクロスバイクでエントリー。



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   バイクはFUJI だが何故かサーヴロのジャージ



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      手賀大橋手前のラップ計測所



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       最後は、手賀大橋からラン10Km



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   トップクラス、倒れこむようにターンして行く



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        水をかけてもらってまーす



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ゴール地点付近には沢山のブースや売店が並ぶ



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      再び手賀大橋に戻ってフィニッシュ!

いやー凄いイベントなんですねー!楽しませて貰いました。
ぼくは、技量的にも体力的にもエントリーはムリですけど、また来年も見に来たいです。だってサイクルモードなどでしか見れないようなバイクが、本気で走るのを目の当たりに出来るんですもの。

バイク折り返し地点での観戦がお勧めですぞ

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