MOULTON APB ハンドル交換の依頼

MOULTON APB のハンドル交換をお願いしたいとメールが届いた。「橋本さん、覚えてますか?昔バイク屋時代に風切りに【次元大介44】と書いたヤマハの SR 400 でよく遊びに行ったものです」「ああ覚えてるよ」「へ〜、次元大介って44才なんだ?」「違いますよフォーティーフォーマグナムですよ!」って会話したやつだろう。

スティーブマックイーンがまたがっているバイクのフロントフェンダーに立ってるのが風切り。前側のナンバープレートだ。でもこのバイク大間違いで、ドイツ軍からかっぱらったなら BMW じゃなければいけないのに BMW じゃスタントができないのでイギリス製のトライアンフ使ってんだよね。

ドロップバーをやめてゆったり乗れるポジションにしたいとのこと。

その前にこれヘッドがおかしなことになってるよ。短いステムつかんで片手でハンドル切るのが、ぼくの力じゃやっとだ。よくこれで乗ってたな。

ヘッドパーツは、STRONG LIGHT。

早速分解してみよう。

え〜、テーパーローラーベアリングだ!こんなの今もう無いだろう。なんかこもモールトン、戦前のバイクの臭いがする。




アッパー側は、粘り気がまだあるものの、ロワーはカピカピで、最早グリスではなく完全硬化しない接着剤のようにこびりついている。

ベアリングは、漬け置きにしよう。




これは、ウエスで拭き取れるレベルではなく、マイナスドライバーでこそげ落とした。どんなグリス使うとここまでなるんだ?モリブデン系っぽい。



奇麗にクリーニングしたヘッドパーツ。ローラーケージは、茶色の樹脂だった。


グリスを塗る前に仮組してみる。

大丈夫そうだ。

錆び防止でコラムと、

スレッドにもグリスを塗る。

ワンの中にもたっぷりね。

昔モーターサイクルのヘッドベアリングもみなボールベアリングだったから、こぞって TIMKEN のテーパーローラーベアリングに入れ替えたっけ。こちらの方が大きな荷重に耐えられるからね。これでヘッドが復活。それでは本題に入ろうか。
明日につづく、

MOULTON APB のハンドル交換をお願いしたいとメールが届いた。「橋本さん、覚えてますか?昔バイク屋時代に風切りに【次元大介44】と書いたヤマハの SR 400 でよく遊びに行ったものです」「ああ覚えてるよ」「へ〜、次元大介って44才なんだ?」「違いますよフォーティーフォーマグナムですよ!」って会話したやつだろう。

スティーブマックイーンがまたがっているバイクのフロントフェンダーに立ってるのが風切り。前側のナンバープレートだ。でもこのバイク大間違いで、ドイツ軍からかっぱらったなら BMW じゃなければいけないのに BMW じゃスタントができないのでイギリス製のトライアンフ使ってんだよね。

ドロップバーをやめてゆったり乗れるポジションにしたいとのこと。

その前にこれヘッドがおかしなことになってるよ。短いステムつかんで片手でハンドル切るのが、ぼくの力じゃやっとだ。よくこれで乗ってたな。

ヘッドパーツは、STRONG LIGHT。

早速分解してみよう。

え〜、テーパーローラーベアリングだ!こんなの今もう無いだろう。なんかこもモールトン、戦前のバイクの臭いがする。




アッパー側は、粘り気がまだあるものの、ロワーはカピカピで、最早グリスではなく完全硬化しない接着剤のようにこびりついている。

ベアリングは、漬け置きにしよう。




これは、ウエスで拭き取れるレベルではなく、マイナスドライバーでこそげ落とした。どんなグリス使うとここまでなるんだ?モリブデン系っぽい。



奇麗にクリーニングしたヘッドパーツ。ローラーケージは、茶色の樹脂だった。


グリスを塗る前に仮組してみる。

大丈夫そうだ。

錆び防止でコラムと、

スレッドにもグリスを塗る。

ワンの中にもたっぷりね。

昔モーターサイクルのヘッドベアリングもみなボールベアリングだったから、こぞって TIMKEN のテーパーローラーベアリングに入れ替えたっけ。こちらの方が大きな荷重に耐えられるからね。これでヘッドが復活。それでは本題に入ろうか。
明日につづく、