DAHON K3 PLUS(その44)

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【橋輪Blog】ってほぼほぼ毎日の作業を都度書いてるんです。結果オーライってお墨付きをもらってないので自分でもドキドキなんであります。

さて、チェーンを出来るだけ長く取りテンションプーリーを遥か後方からスタートさせる作戦は、ローへのシフトでケージを地面にヒットさせて撃沈した。残された一手は、反対に極端に短くし、前方付近で変速させることだ。短くと言っても1本8.000円以上する12速チェーンをやみくもにぶった切るわけにはいかない。無難にひとコマずつカットしながら様子を見ても、最後にどうにもならなかった場合このチェーンは、パーだ。頭を冷やしていると一つのアイデアが浮かんだ。


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トップからローへの変速で、どれだけケージが移動するのかを測ってみた。先ずは、チェーンが一番たるむトップでケージとクランク中心まで。


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42cm である。



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ここからチェーンが最高に張ってくるローにシフトすると、



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36cm と8cm も動いてるんだ。



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エンドアジャストボルトは、全開でこれ以上ディレーラーは上がらない。



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K3 でやる裏技で、ディレーラーハンガーを削り込んで、もっと上げるって手法もあるが、



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ケージとチェーンステーのクリアランスを見て下さい。



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もう1.5mm 足らず。



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ケージは、変速に伴い特殊な動きをするので。ローだけでなく5速ギヤくらいまでの動きが見たい。



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それでは、チェーンをカットせずに短くする方法を。



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チェーンフッカーを使います。



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右のフックは、ミッシングリンクに掛けます。



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左のフックで適当にたるみを作ります。



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一コマ(インナーリンクとアウターリンクの1セット)カットした仮定。



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これでたるみをなくすには、左のフックは、ここです。



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数えてみるとミシングリンクの次から数えて5個目のアウターリンク外側です。チェーンフッカーを外し次のギヤに変速。再度5個目にフックを掛ければ、どのギヤでも一コマカットした状態になります。


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二コマカットのパターン。



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同じく二コマの場合は、6個目のアウターリンク外側です。これでチェーンをカットしなくとも各ギヤでのケージの動きが観察できるってわけ。



もう一つ疑ってみる!

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これって本当に地面にヒットしているんだろうか?もしかして目の錯覚ってことも。



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バイクスタンドは、傾きを調整することが出来るが、微調整ができないので水平を保てない。



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そこで空中に地面を作ってみたいと思います。



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good idea!

明日につづく、