DAHON K3 PLUS(その22)

IMG_0264

さて今日は、手作業を施したヘッドチューブにベアリングレースを圧入して行きますが、嵌合の緩い所が初めに入り込んで行きレースが斜めに。そこから何とか復活させようと無理くり締め込んで行きますと必ずレースの角で跡が付いてしまいます。そうなるとフレームがアウトになりますので時間をかけて慎重に作業していきたいと思います。

IMG_0265
特に仕上げの酷かったアッパーから入れてきます。ヘッドパーツコンプレッサには、ベアリングも入れてセンタリングしますが、ロワーは何もなしです。


IMG_0266
最初の1mm が肝心です。左右の傾き、



IMG_0267
前後の傾きに細心の注意を払います。もし傾いたら初めからやり直し。



IMG_0268
差ほどレンチに強い力を入れなくとも良い具合で圧入出来ました。これが力なくスルスルと入ってしまうようでは削り過ぎです。なんせサンドペーパーの手仕上げですからね。


IMG_0269
打刻されたフレームナンバー067のあたりに隙間があるよに見えます。フェーシングの必要もあったかもしれませんね。


IMG_0270
さーどうでしょうか。



IMG_0271
全体的にはレースのフランジがヘットチューブフェースに当たっています。



IMG_0272
ベアリングは、ストンと入らなければなりません。



IMG_0273
大丈夫です。



IMG_0274
勿論回転もスムース。



IMG_0275
続きましてロワー。こちらは上下共ベアリングが入りセンタリングが出来ますので比較的楽かと。



IMG_0276
IMG_0277
IMG_0278
IMG_0279
何のストレスも無く圧入出来ました。



IMG_0282
フォークを挿入します。今のところ上下共ベアリングはスムースに回ってくれてます。ですがベアリングにプリロードを掛けなければ、平行度が出ているか分かりません。


IMG_0283
ハンドルポストを組んでみます。



IMG_0284
プレッシャーボルトを締め込んでベアリングにプリロードを掛けます。この部分がステムの働きをしています。


IMG_0285
IMG_0286
IMG_0285
グルっと1回転。綺麗に回ってくれガタもありません。



IMG_0287

成功率70%以下と踏んでましたが、一安心です。良かった!

次回につづく、