OX PECO の SRAM i-3 変速不良(その8)

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内装ハブは、非常に厄介なハブだ。完全にアッセンブリーしなければ機能しないし、ハブシェルを被せてしまえば何も見えなくなる。そこで4か所のフリーラチェットの爪の動きを調べる方法を思いついた。見えないのであれば、”聞け” である。

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BGM を消してスプロケットを一回転させた時のラチェット音を観察してみた。(1回転させる間にペダルは漕ぎっぱなしを想定)



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 .薀船Д奪伐察Г覆
ハブシェル90°遅れ


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➁ ラチェット音:チッ×8回
ハブシェル1:1


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 ラチェット音:チャララ×8回
ハブシェル90°進む


これで分かった。ラチェット音は、爪が”完全に静止”してその周りを進んで行くハブシェル側のラチェットの山が爪の先端を舐めているときだけパチパチと鳴る固定観念があった。だが”完全静止”ではなく、爪が取り付いているパーツが回転していてもその周りにあるパーツがそれより早く回転していれば追い越されて舐められるってこと。

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これは、非常に良い環境で、内部構造を見ながら実演できる。




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第三のマーキングは、サイコンのマグネットが重宝した。




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これは、今回の解析を書き留めた一連のメモ。



以下に各ワンウェイの動きを記す。

ON:爪が立って相手に噛んでいる状態
OFF:爪が収納されて何処にも触っていない状態
ナ / パチ:爪が舐められながらパチンと鳴る状態


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    D              C             B             A
         ON            OFF       OFF         ON
◆    ナ / パチ  OFF        ON          ON   
        ナ / パチ     ON         ON        ナ / パチ

結果、,蓮一度も爪が跳ねていないのでラチェット音なし。➁は、D がチッ。そしては、A と D が時間差で鳴ってチャララ。それぞれのフリーラチェットは、仲良く共存していました。速度は違えどスプロケットを回している限り、止まっているラチェットは、一つもないんです。

明日は、最終回!


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