MOULTON TSR-9 SP バーガンディー(その8)

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前回(その7)「スピンドルは、ビクともしない。ダメだこりゃ!」ってところから2週間。指で押してスピンドルが、ぬるっと出てこないってことは、きついブッシュに叩き込んであるってこと。ここは、何時ものように全ネジボルト、ナットをプーラー代わりにして抜いて行くが、橋輪には(橋輪にしかない)特殊工具があったのであります。

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これです。KIMORI 特製の SST(スペシャルツール)キモリの関節を司る DU ブッシュ抜き特殊工具であります。


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内径8mm の TSR スピンドルにドンピシャであります。



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スリットの入った外筒を挿入。



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先細りのシャフトを段付きまで入れます。



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シャフトをハンマーでこずいてやれば、簡単に抜けてきました。



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圧力を掛けることなく絶妙なクリアランスで一体となってますからね。



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一度抜いたスピンドルを左から挿入すると、ここで止まります。



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分かりやすくマスキングテープを巻きました。ここまでは、にゅるっと良い感じで入って行きますが、ここでストップ。


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右側もしかり。ってことは、両側ブッシュ内側にバリが出てるのかな。



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ここからは、自分で作ったマニュアル通りに進みます。ブッシュ両端の寸法を測ってみると54.67mm。



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スピンドルの長さは、55.18mm なので0.51mm の足し算の余地あり。



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次に、BB シェルから生えているフランジの平行度を見てみましょう。先ずピポットボルトネジ部のロック剤を綺麗に除去します。この青いロック剤ですが工業製品の純正ボルトによく最初から塗布されてるもので、なかなか綺麗に除去できません。


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これパーツクリーナーやヒートガンではなく、バーナーで焼くとこのように綺麗になりますよ。



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次に左側フランジの雌ネジ部分は、タップでさらっちゃいます。



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これでネジがスルスルと回るようになりましたので、右フランジの穴に擦れることなく入って行けば、平行度は出ていると思うことにしています。


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ところがスピンドルがフランジ間に収まりません。



今回もこの問題をクリアー出来るのだろうか?

次回につづく、