DAHON SPEED RB フラットマウントフォーク(その5)

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Park Tool DT-5.2 ディスクマウントフェイシングツールで、フェイシングしていきますが、2.1mm もの段差があると通常の使用方法とはいきません。フェイシングツールと言うくらいですからほぼ平行は出ていて面の皮一枚剥くってなニュアンスです。それでは、使用説明書通りに作業するとどうなるかやってみましょう。

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先ずフラットマウント用ネジ付スタットをフォークにねじ込みます。



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ここにアームサッセンブリーを乗せてセットします。スライダーで連結されてますのでアクスル方向の平行は出ていますが、


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スタットの左側に隙間が出来てますよね。



IMG_6040 - コピー
当然段差に置いてるわけですからアームサッセンブリーも傾いています。このまま進むとカッターが台座を斜めにカットしてしまいます。今見えていませんが、フォークに加工されているネジ穴との角度が直角ではないってことです。


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ここで90°は測れませんが、高い左のネジ穴を基準として進めます。右は、目視でも傾いてますね。



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左のネジ穴に製作したジグをセットします。



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この直角を基準としたいのですが、



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ナベネジのボルト頭が邪魔です。



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ボール盤で加工し、



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皿ビスが面より沈むようにしました。



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ジグのにセットすれば直角かと思いきや、



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左右に隙間があります。



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ハンドル軸の取付ボルトが僅かに出っ張っていたんですね。試行錯誤で考えながらやってるんでこういうことが起きます。元々真ん中は何も触らない設計ですもんね。


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中央を削り落とせば良いのですが、簡単な同じピースを並べる方法で。



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これでボルト穴に対する直角が出ました。色々と考えながらやってますので時間が掛かります。

明日につづく、