エンジンスワップ(その4)

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なんか梅雨入っちゃったみたい? 昨日の火曜日なんかギリ曇りの予報だったのに朝から霧雨と強い風。残念ながら工作室にこもってました。でも残念ばかりでもないんですよ。子供のころからパイロットに対する憧れはありましたが、小型機の航空整備士ってのにも興味がありましてね。大型ジェット旅客機などと違い作業範囲を分担することなく、エンジンから機体、塗装に至るまで全て一人で整備するんですよ。そこいくとラジコンは、パイロットと整備士を兼務するってわけです。

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新たにこさえた防火壁を付ける前のデカい口が開いているうちに燃料タンクをぶち込んでおきましょう。


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しかし容量8オンスの燃料タンク「これで十分」と勧められたんですがガソリン仕様40cc 4サイクルエンジンでこんな小さなタンクあり?ガス欠しないかな?


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心配だけどこのまま納めちゃいます。搭載完了!



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後は、マフラーね。この蛇腹パイプだけで消音効果は、問題ないそうなんだけどこのままでは脚が排気でドロドロになりそうです。


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同径のアルミパイプで延長マフラー作ります。



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ステンレスの薄板からクランプを製作しました。



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取付アングルを2個製作。



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これで延長マフラーパイプの取り付け完了。



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次に蛇腹パイプの振れ止めを作ります。3mm の穴をあけ5mm のキリで半分まで、



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こうすると皿ビスが平らになります。



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こちらもステンレスの薄板からバンドを製作。ジョイント部はシリコンパイプと耐熱タイラップ。テフロンじゃないから持つか心配です。2サイクルエンジンに比べ4サイクルは排気温度高いですから。


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これで延長マフラーの取り付けは完了。「こんなに長くしてカッコ悪くない?」いやいや関宿にいたグライダーを巡行していた実機の CUB は、自動車用のマフラーを追加延長して消音効果を高めてましたから。


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クランクケースがら排出されるブローバイガスのブリ−ザーパイプの処理もやっておきましょう。ケースからすぐは、ドロドロの油が見えるよう耐油透明チューブで。その後は軽量なニューム管で繋ぎます。ブリーザーも曲がり等で塞がれなければ長くとも大丈夫とのことです。


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マフラーパイプエンドにチップを付けて排気の方向を変えます。ブローバイは、排気ガスの流速で飛散させます。


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ブローバイもセット完了。



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これで真っ白な機体への汚れが防げるかも。



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ひっくり返しついでにガタが出た足回りも整備。ハンガーナイン製の機体は、インチネジが多いですね。このへん4-40ネジ使ってますが、ピッチが荒いためどんどん穴が削れて広がってきちゃいます。


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ベアリングを仕込む積はないので4-40より太い M3 ボルトに変えちゃいます。しかもネジの頭は、皿ビスを使っちゃいます。ナット側には DUBRO のボールリンクに付いてくる真鍮のそろばん玉半分の部品を噛ませばセンターが支持されます。


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ナットは勿論セルフロックナットね。これでタキシング中のガタガタ音が消えるでしょう。


楽しいひと時は、お天気の悪い一日をフルスロットルで通りすぎます。

次回につづく、