MOULTON SST-22 ANDOZA 半組フレームセット(その8)

バーエンドコントロールレバーを注文したつもりでダブルレバーを取り寄せてしまったミスから始まりマイクロシフトは、ボンミスの連鎖だ。責任逃れでちょっとリヤディレーラーを疑ってみた。

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気になるのがシフトワイヤーだ。



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こんなに斜めで良いのだろうか?



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これはトップの位置からローまでを連続撮影したものです。トップの方では、かなりの角度で横から引いてる。ローはほぼストレート。これで1ノッチの引き量でストロークに差が出ないのだろうか。まー推奨組み合わせでちゃんと動くから製品にしてるんだろうからな。



ダメ元で、105

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たまたま持っていた10速時代の Shimano 105 RD-5600 を付けてみた。あらビックリ奇麗に変速するじゃないですか!



置いてきぼりをくった10段変速コンポ Tiagra

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さて気になる表記の「シマノ4700系コンパチブル」。



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「シマノ4700系」とは、Tiagra 4700 コンポのことだ。

DURA-ACE / ULTEGRA / 105 のデュアルコントロールレバーが11速となるなか、10速に取り残された Tiagra ST-4600 は、2016年に10速のまま ST-4700 へとモデルチェンジをする。この時シマノは考えた。新たに10速メカを開発するにはコストがかかりすぎる。種を明かせば ST-4700 のメカは、11速メカの流用なのだ。これは2020年 Tiagra にもハイドロリックの波が押し寄せ、上位モデルが展開するバリエーション「ワイヤー引き」「ハイドロ」「ハイドロショートリーチ」(ショトリーチは DURA 除く)のラインナップに肩を並べる際、最高のコストパフォーマンスを発揮する。

だが一つ問題がある。本当は11ノッチあるのに最後の1ノッチを制御して10速としているので、1ノッチでのワイヤー引き量は11速と同じ。なのでST-4600 の10速に比べて少なくなる。これをリカバリーするのがリヤディレーラーの RD-4700 のパンタグラフ比である。逆に言えば 7000番105 の11〜2速までを10速コンポの Tiagra ST-4700 で奇麗に変速できるってこと。(実際に試してないからはっきり言えないが)例えば同じ10速同士でも 105 5700 と Tiagra 4700 は「混ぜるな危険」なのであります。今のところ特異な引き量を持つ10速コンポは、Tiagra 4700 だけだが、SORA が10速になることがあれば同じ手法を使ってくる可能性がある。


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でもさ、この組み合わせもおかしいよね?105 カセットと 105 RD-4600 で純粋な10速コンポなのにマイクロシフト BS-A10B(シマノ4700系コンパチブル)のバーコンでちゃんと変速出来ちゃってる。BS-A10 じゃないとダメなんじゃないの〜マイクロシフトさん。10速の 105 RD-5700 ブラックもまだラインナップ落ちしていないようだがシマノが欠品中なのでとりあえずこのまま行きます。

次回につづく、