形見のボクサー SAITO FA60T(Maiden Flight 編)

本日は、DAHON インターナショナルモデルで福生市から70km 走行して来たって方が来店されました。オリジナルパーツは、ハンドルポストぐらいでフルカスタムされたそれは、100万円を超えてるそうです。明るかったら写真撮らせてもらいたかったです。次は、ぼくのKIMORI COROSSUS HR に試乗に来てくださいね!

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さて15回にも及んだ「形見のボクサー」も1年がかりで完成し、やっとフライトフィールドに持ち込む時がやってきました。本来ならば初飛行は、穏やかな日に臨みたいところですが、エンジンをとにかく掛けてみたくて昨日の風吹く水曜日飛行場へと出かけてみました。

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飛行場は、北の風5〜6m / s で滑走路に対して真横風です。初飛行はやめておいた方が無難です。我慢するのも飛行機模型のうちですから。


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組み立ての際、主翼が飛ばされそうになるなか車を風よけにしてエンジン始動に臨みます。



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最後に回してサイドボードにどれくらいの間飾ってあったかは推測できませんが、形見となってから約20年回してないエンジンです。チョークバルブでキャブを塞ぎ、その乾ききった喉にオイル分たっぷりの燃料を吸わせます。


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先ずは、左シリンダーにプラグヒートしスターターで回すと「ポロポロポロ」とあっさり掛かるではないですか。次にプラグヒートを右シリンダーに移すと「ピーーー」と甲高い音に変化して両シリンダーが点火しました。メインニードルは、1回転半戻しでピークを迎えタコメーターは、11500 rpm を表示しています。20年の眠りから覚めた古のエンジンとは思えません。スローニードルは、規定値より5分絞った位置で安定したアイドリングが得られました。 


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あまりにも短時間でエンジン調整が決まったのでタキシング(走行試験)だけでもと滑走路を走らせました。オールドタイマースタイルの脚に改造したためプロペラがタイヤを引っ張るのではなく脚を押す形となるためグランドループ(スピン的な)に入りやすい傾向にありますが、嬉しそうに走り回っています。その姿はローライダー。実にカッコいいです。


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今日は、ここまででも十分楽しめました。その時・・・・



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あれ、風向きは変わりませんが、さっきよりは幾らか風が弱くなったような。亡くなった元このボクサーエンジンオーナーが昔、良く言っていた言葉を思い出しました「橋本さん風が強くて飛行機飛ばなかったら戦争負けちゃう」ってね。



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そして15:20 無事初飛行に成功! 一人だったのでフライトシーンの撮影はありませんが、本日2フライトで帰路に付きました。今夜の晩酌は旨そうです。

山野辺さ〜ん! 飛んだよ〜!

晩酌しながこの写真を見て今日の初飛行を振り返ると、ぼくの目からもオイル分たっぷりの燃料が一滴こぼれた。