横浜展示会ブルース(その3)

2013年9月の記事より

山下公園氷川丸の秘密

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本日は、DAHON 2014モデルのプライベートショー

今年の展示会会場は、横浜山下公園近くのMARINERIAにて開催。終点の中華街から山下公園を散歩しながら会場へ。

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ここには何度も訪れているが、氷川丸に入ったことがなかたので200円払って乗船。



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船長気分でクラシカルな操舵室へ、



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機関室にも入れるが、身長180cmじゃ腰が痛くて仕事にならなかったろう。それに物凄く熱かったろうに。巨大なロッカーアームが並ぶ。



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何と言うスケールのクランク。多分エンジン回転数など何十、もしくは一桁rpmかもしれない?


氷川丸は浮いている!

あんな昔から展示してあって、しかも船体と岸壁に隙間がある。と言うことは接岸されていないと言う事だ。湾内なので波は来なくとも接岸してないなら船底が、湾の底に固定してあるのだと、ずーと思い込んでいた。だが、昨日乗船してすぐに、このデカイ船が揺れているのを感じたのである。


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喫水線からラダーが半分見えるが、左右にあるはずのスクリューは外されている。これじゃ張りぼての置物だ。


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と思った瞬間、タラップが目に入った。



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先端には鉄製のローラーが付いている。



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すると、その端から伸びた鉄板がなんと動いている。桟橋側の鉄板の錆びている部分をゆっくりではあるが、万遍なく行き来しているではないか。



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何年、何十年擦られたのか先端は刃物のようだ。



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接岸はしていないものの、海鳥が並ぶ極太の鎖で艦尾だけで4本固定されている。



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氷川丸は浮いてたんだ。そして他の行き交う大型船舶の立てる波と、潮の満ち引きに揺れながら


噂によると船底の鉄板が腐っても穴が開かないようにコンクリート詰めにしてあるらしいよ。それじゃ沈んでしまうって、いやいや貨物も乗客も乗っていないのでそれで丁度バランスが取れてるんですよ。貨物船が荷積みをしているとき船の横から大量の海水が漏れてますよね。積み込んだ分だけバラストタンクに入っている海水を排出しているんです。逆に荷下ろし中は海水を取り込むんです。でないと上が軽くなって転覆してしまいますから。浴槽に満タンまでお湯を張ります。そこに最大積載量を積んだ船をそーっと浮かべます。溢れたお湯の量を測ります。これが何万トンという船の大きさを表す単位となるのです。

何だ自転車の話じゃなかったのね