ディスクブレーキ台座について(その6)

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ディスクローターとパットの平行度は、アクスルとの直角度にある。昨日作業したリヤは、フェイシングしなくとも何とかごまかせる範囲ではあったが、実際カッターの入り始めは面の半分しか当たっていなかった。今日作業するフロントは、絶対にごまかせる範囲ではない。それでは行ってみよう。

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とにかくこのフロントは、何をやってもパットが擦る。



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その酷さをキャリパーを外してご覧いただこう。この状態で上からマウントアダプターとローターの位置関係を見てください。


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マウントアダプターが完全にローター側に傾いていますよね。これでは左パット上面、右パット下面がローターに触ってしまいます。


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マウントの刻印は、「FF2-F160」でフラットマウントのフロント用でローター160mm。リヤとは反対でフォーク側にねじがありマウントはただの穴。


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取り付け面は一応マスキングしてあるが、この面が傾いていると思われる。



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フォークエンドは、ディスク対応で前を向いている。



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今度は、マウントではなくフォーク台座をフェイシングするので「フラットマウント」のページ。



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フロントフラットマウントに使用するカッターとアタッチメント。



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5mm のネジ穴に合わせるため5mm のパイロットボルト(黒色)から4mm のパイロットボルト(銀色)に入れ替える。


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左が O リング付きのフラットマウントリヤ用ねじなしスタットで、右がフロント用ネジ付きスタット。


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ネジ付きスタットをフォークにセット。



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クイックリリース用9mm アクスルでセット。テレスコ範囲は、100〜150mm。



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上下のスタットに押し当て保持する。



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スライダー、


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ボディーのクランプボルトの順で固定します。



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スタットを外します。



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上側の台座に合わせます。



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狭いフォーク間での関節の曲がりが微妙で、



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これではハンドルが取り付けできません。



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もう少し V 字角を付けて伸ばしましょうか。



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これでハンドルが付きました。



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切削開始!



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ちょっと様子を見てみましょうか。



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完全に斜めですね。



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更に切削を進めます。暗黒さんから「力が入らなくて大変ですよ」とコメント頂きましたが確かにアルミのマウントアダプターではなくクロモリフォークなのでサクサクとは削れません。


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全体均一に削れました。



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ここでリヤと同じくストップカラーをクランプ。



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カッターを下側に移動。



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同じくストップカラーの隙間が無くなるまで削り進みます。



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隙間がなくなったので切削終了。



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再度平行度を確認しましたがドンピシャきてます。



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アルミフォークであればこのままやりっぱなしですが、錆びる可能性大です。



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似た色でタッチアップします。



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シンナーで溶いてなるべく薄くね。



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ん奇麗。



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これにてディスクマウントフェイシング完了。何故事細かに書いてんのかって。めったにやる作業じゃないので自分に対するマニュアルですよ。頻繁に使うようじゃ困りますよメーカーさん。

これで自信をもって納車できます!