ディスクブレーキ台座について(その2)

最初に書いたようにディスクブレーキ採用モデルが大変多くなってきた。自動調整機能を持つハイドロリックディスクは高価でミドルクラスにはあまり選択されない。よって調整の複雑なメカニカルディスクとなるのだが毎回毎回納車整備で多くの時間を費やすこととなっている。

基本ディスクキャリパーの取り付けは、ブレーキを握った状態で取付ボルトを締めれば自ずとセンターが出るはずであるが、そうは行かないのがディスクブレーキの歴史が浅い自転車の世界。(というか真剣に作っていない)殆どの場合がキャリパーの不良ではなく、その取り付けに問題ありでローターに引きずりが出てしまう。

その取り付けとは、フレーム、フォーク側であり、取り付けに平行度や直角度が出ていないものが多いということ。ここを修正しないと正確な取り付けが出来ない。(これ本来完成車製造メーカーがやっておくべきことなのに何故我々販売店がやらなければならないのか?)なので基本的なキャリパー締め付け方法ではなく、パットとローターが擦れずにいられる場所を探りつつ時間をかけて取り付けなければならない。モーターサイクルのフロントフォークを買った後にキャリパー取り付け台座を修正するなど聞いたことがありません。

現在自転車のディスクブレーキキャリパーの取り付け方式には3種類が存在する。初期のMTB で採用されたインターナショナルスタンダード(IS)。現在のMTB で最も主流なポストマウント(PM)。そしてシマノが提唱した新たな規格フラットマウント(FM)で、現在のディスクロードに採用されています。

大変高価ですが、インターナショナルスタンダード(IS)、ポストマウント(PM)、フラットマウント(FM)三つの規格のディスクキャリパーマウントをフェイシングできる工具がパークツールより販売されています。


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この写真はモーターサイクルですが、側面から2本のボルトで取り付けてますからインターナショナルマウント(IS)と言えます。


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こちらは、ディスクローターの面に対して平行に取り付けたポストマウント(PM)ですね。モーターサイクルの世界では、ラジアルマウントなんて呼んでます。


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こちらはミックスで、インターナショナルのマウントに変換キャリパーアダプター(自転車で言うとマウントアダプター)を返してポストマウントタイプのキャリパーを取り付けた例です。オーリンズの倒立フォークにブレンボの4ポットキャリパー、320mm のフローティングディスクローターでは、100万円を超えますかね。


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堪りかねてその高価な工具買っちゃいましたよ!

次回につづく、