フロントフォークを外す

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モールトン・スーパースピードは、1インチスレッドレスのアヘッド仕様です。ウィッシュボーンステムが装着されてますが、スチール製のフォークコラムとの接合部から錆が浮いてますね。やな予感がします。

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これ初めて気が付いたのだが、アヘッドタイプのウィッシュボーンステムでは2本の腕を挟み込む M8 ボルト(上)と今アレーンキーが刺さってる M6 ボルトの2本で締め付ける構造になっている。(ダブルパイロンなどのスレッドは、M8 のみ)そして M8 / 6 共に右側から刺さっているが、


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最近取り寄せたものは、M6 が反対の左からとなっている。



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一般的なアヘッドステムに倣ったのだろうか。



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錆び付いたコラムと格闘すること1時間、ようやくステムが抜けた。その下のヘッドスペーサーがカーボンで助かった。



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カーボンスペ^サーの下にはナイロンワッシャー。これ何か意味があるのだろうか?



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このままフォークがすとんと落ちてもおかしくないのだが、ゴムハンマーで叩いてみる。



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少し下がったが、ヘッドパーツのトップカバーが錆びをこそぎ取ってるようだ。これはヤバイので一旦元に戻す。



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輪っか軍団から1インチでインストーラーと合う物を見つける。



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元の位置まで叩き込む。



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やはり錆びをこそぎ取っていたようだ。



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潤滑剤を吹きかけ、



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600番のサンドペーパーで錆びを落とす。



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パーツクリーナーで洗浄すればこの通り。



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錆びを取り除いたコラムからもトップカバーは簡単には抜けてこなかった。



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トップカバーの内径には問題はなかったが、



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ダストシールの働きをする O リングの抵抗が大だったようだ。



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ヘッドベアリングの具合を見るとアッパーがちと渋い。



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ロアーを下から覗き込むと若干グリスがはみ出ていたが、



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アッパーは完全に乾いている。これシールドベアリングなのだろうか?



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CHRIS KING No Thread Set 1” 21.000円もするヘッドセットだ。ちょと調べてみよ!

明日につづく、