MOULTON SUPER SPEED(その12)

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これって絶対入る気しない。カタログ通りに見ればイタリアンのリーマーが、30.1mm でワンが、30.2mm だから嵌め合い公差は、0.1mm。Park Tool HTR-1 ヘッドチューブリーマー工具のマニュアルを見ると嵌め合い公差は、0.3mm 以上ではフレームが破損する恐れあり、0.05以下では保持力が保てないとある。イタリアン30.1mm のカッターで仕上げたのでスーパーポリッシュ30.32mm だと公差0.22mm。スタンダードで30.26mm だと0.16mm。どちらも許容範囲に収まってるようだがスーパーポリッシュは圧入出来ない。これはもう TANGESEIKI に問い合わせるしかない。すると全てのスーパーポリッシュの在庫を実寸して頂いたようで、やはりバラつきがあったようだ。聞くと6061-T6 アルミ材を磨き上げてるのではなくメッキ加工しているそうだ。TANGE が図面通り正確に製作しても外注であるメッキ工場が何ミクロン載せてくるかによって差が出てしまったようだ。スタンダードの30.26mm に近い物を選りすぐって送ってもらった。

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今度は、普通に圧入でき一息!




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NITTO クロモリ A ヘッドスペーサー CP 10mm  500円(税別)
ヘッドスペーサーもスーパーポリッシュに合わせた CP 仕様。ある程度組み上げて見なければ分からないが、コラムカットする前に30mm ほど余裕をもっておこうかと。



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Moulton Wishbone ステム 160mm  100.000円(税別)
スーパースピードは、スレッドレスヘッドなので普通のアヘッドステムが使えるが、10個以上ものヘッドスペーサーを入れるのは忍びないし、やっぱこっちの方が断然カッコいいってことで高価なウイッシュボーンステムを選択。これだけで良い自転車が買える。



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これでほぼフレームのアッセンブリーが終了

ビカビカであります!