CIPOLLINI TT BIKE フレームを組む(完成編)

いや〜ブレーキキャリパーのカーボンリーフスプリングまで作り直すとは、未だかつてなく難航したフレームでした。おおよその難関乗り切ったと思われますのでここからはサクサク行きますよ。

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フロントホイールを組んでブレーキシューの当たり調整。これもかなりやり難い。



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また余ったインナーケーブルの処理が厳しい。



IMG_0218 - コピー
めいっぱい短く切れる所がここまでなのでエンドキャップとタイヤのクリアランスがギリであります。



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クランクを組んで行きます。



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クランク BB の組合せでチャートを見るとドライブ / ノンドライブサイドに2.5mmのアルミシム。※印付きでノンドライブに0.5mm のナイロンワッシャーとある。


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アッセンブリーしてみてプリロードアジャスターが締め込めないならば0.5mm ナイロンを抜けと言う意味だ。



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全部入りでプリロードアジャスターが45分ほど締め込めたのでOK。



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次にフリーボディーをカンパから SRAM に変更。



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えええ・・・・ロックナット緩む気配がないぞ! ちょっと待てよ・・・・



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へ〜、カンパホイールって逆ネジだったのね。知らなんだ。



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無事外れました。



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SRAM にチェンジ。



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カセットも勿論 RED。



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RED カセット組み付け完了。



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リヤホイールを付けるとこの特殊な形状のリヤエンドにディレーラーがヒット!



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B テンションボルトをこれでもかってぐらい締め込んで何とか回避。SRAM が言うローギヤとガイドプーリーの間隔が6〜8mm なんて到底及ばない月と太陽ぐらい離れてしまった。変速性能に影響が出そうだ。


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フロントディレーラーの角度が良くないね。



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これは便利なアジャスト機能で調整。トルクススクリュウーには、ロックタイトを塗布した。



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これでフロントディレーラーの角度は、OK。補強のためのウェッジを取り付けた。



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KMC X11 SL チェーンを取り付けるとまたエンドと干渉したので更にBテンションを掛ける。



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BB に対するクランクの位置が悪いのか、それとも FD ブラケットが出ているのか、ロー側のアジャストスクリューは、触らないほどに緩めなくてはならず飛び出したイモネジにクランクアームがコツン。ローアジャストスクリューは外してしまいました。


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FD / RD 共にSRAM のマニュアルに従わないセッティングとなったが変速性能は至って普通。



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Blip リモートシフターにバーテープ巻くの難しいのでバーテープにブリップより少し小さな穴を開けて顔を出させた。


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バーテープは、こんな感じか。これにて全てコンプリート!



それでは、完成お披露目であります。

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オーナーは、「お客さんの工作技術が凄い件」の S さんでした。



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そして以前に組んだ DEROSA は、



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新たに ZIPP ホイールを新調。

これ、どちらも日本に一台しか無いので有ります!


皆さん、今年も【橋輪Blog】をご覧いただきありがとうございました。良いお年をお迎えください。



【お正月休みのお知らせ】
12月30日より1月5日までお休みします。