今更ながら DAHON のハンドルポストを考える【橋輪Blog】

今夜も再放送でお送りいたします

2016年6月24日の記事より



2016モデルのラインナップで、カスタムに使えそうなワンピースタイプのハンドルポストを見ても6種類ある。この6種類を一覧にしたので参考にして頂きたい。長さは、280 / 300 / 330 / 425mm で、角度はそれぞれ 8°と12° だ。(tern は、250 / 290 / 350mm 6° 12°) 皆さんが気になると思われる一番短い280mm のハンドルポストだが2016 Mu Elite 用でバックオーダーだったものが3本入荷した。

(1)Mu Elite Syntace VRO Out 280mm  8°(ブラック)

(2)Mu SLX Syntace VRO Out 330mm  8°(ブラック / シルバー)

(3)SPEED Falco Ltd  Syntace VRO Out 300mm  8°(ブラック)

(4)SPEED Falco / Visc P20 Radius onepiece Out 300mm  8°(ブラック)

(5)Horiz Radius onepiece In 300mm  8°(ブラック)

(6)Presto SL Radius onepiece In 425mm  12°(ブラック)

※Outo 外折れ In 内折れ

DSC_4262
Mu Elite用Syntace VRO Stem 280mm 8° 15.000円(税別)  



DSC_4264
レバーキーパー付だ。



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長さは280mm だが何処を基準にして280mm なのだろう?



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当然ヘットパーツに当たる部分は斜めになっている。DAHON 担当者によると、ポストを横から見てT バーの中心から斜め真中までの距離が280mm あるということらしい。


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手前が船長のMu SLX から外した330mm のポスト。これだけ長さが違う。



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長さが違えば目方も違うだろうとスケールに乗せてみると、330mm のSLX用 が546.0g。



DSC_4269
280mm のElite用が、520.5g とやはり25.5g 軽かった。



長さの次は角度だ。8°と12°とは、何処の角度だろう?

DSC_4266
平らな面に立ててみる。同じ8°と表記するElite(右)と SLX(左)では、こんなにも違うでないか? 長さの違いによる目の錯覚だろうか?



DSC_4284
ラインを引き一直線上に並べてみる。



DSC_4285
確かに手前のElite の方が前方に倒れている。



DSC_4287
こちらもDAHON 担当者による説明だと左に見えるフォークのコラムからポストがどれだけ前方に倒れているかの角度を言うらしい。では何故同じ8°でこれだけ違うのだろう?

M_01_BL[1]
L_02_TI[1]
これはDAHONウェブサイトからの写真だ。

縮尺が同じなので上のElite の方が451で車輪が大きい。だがテーブルに置いたハンドルポストに、あれだけ角度の差があったのに対し、車体に装着された写真で見ると差ほど違いが無いように見える。(シートポストとハンドルポストの平行度で見ると解りやすい) ということは、406モデルと451モデルでは、フレームのヘッドアングルに違いがあるということだ。8° 12° とは部品の詳細ではなく、車体のカタログスペック上の値だと言える。

皆さんカスタムの際は、この辺を加味してチョイスしないと理想のポジションは取れませんよ! 

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