チェーンテンションの確認の次は、チェーンラインの限界を知る

さて K3 の場合何処までチェーンラインを外に出せるか実験してみよう。

都合のいい BB とスクエアー軸の位置関係が変わらないオリジナルBBでテストする。

先ず一度右クランクを外しBBを緩めておく。


















さて K3 の場合何処までチェーンラインを外に出せるか実験してみよう。

都合のいい BB とスクエアー軸の位置関係が変わらないオリジナルBBでテストする。

先ず一度右クランクを外しBBを緩めておく。

次にフィキシングボルトを締めてBB 自体と右クランクを一体にする。

ガード付きと同じ位置になるチェーンリングをスパイダーアーム内側へ借り止め。

この状態でBBを緩めて行けばチェーンリングが出て来るってわけ。

チェーンは、Shimano 105 CN-5701 10 Speed を用意。オリジナル53T で調整したチェーンテンションを保ちたいのでその分長くカットする。56T との差3リンクはカット出来ないので4リンク伸ばすこととする。

シートチューブから歯先までの距離16mm からスタート。

カセットをローにシフトし、

クランクを逆回転しながら様子を見る。

そこからBBを緩め21mm まで持って行く。

23.5mm まで来ると酷い現象が起きて来た。チェーンリングからは外れないのだが、

カセットから外れだす。

最後は2速にアップしてしまった。

やはり21.5mm ぐらいが限界のようだ。

限界が分かったところで RIDEA のクランク、BB に戻す。

右クランクをBBに押し付けた状態で19mm。オリジナルの16.5mm よりは2.5mm 多いが許容範囲に十分収まる。チェーンラインはこれでバッチリ行けそうだ。

今、BB に関するシムは一切入っていない状態で軸方向に僅かなガタがある。

指の間隔からして0.5〜1mm のクリアランスがあるだろうか。

RIDEA のクランクには、ROTOR のようなプリロードアジャスターはない。付属のウェーブワッシャーとシムを駆使するか、BB シェルのフェイスカットできっちり寸法を出すか悩みどころである。
次回につづく、