最新 ROTOR ALDHU クランクの組み付け

さて、 最新 ROTOR ALDHU クランクの組み付けに入る。その前に長らく放置していたDi2 のバッテリーが空からかんだったので充電しようとするが3時間以上たっても一向にチャージされる気配がない。

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エレクトリックワイヤー:EW-SD50 250mm  2.288円(税別)
最後にダウンチューブから出たエレクトリックワイヤーとシステムインフォメーションディスプレイを250mm で繋ぐ。クリップは船長から送ってもらった。


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E-tube に接続し最新のファームウエアーのアップデートとエラーチェックを行う。



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全ての機器にエラーはなかったが、未だインフォメーションディスプレーのバッテリー残量が表示されない。原因究明に悪戦苦闘していると左右のSTI が同じスイッチに割り当てられていることが分かりカスタマイズがらデフォルトに戻すと満タンのバッテリー残量が表示され FD / RD 共に動き始めた。何故直ったのか未だ分からない。


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クランクには、厚さ1mm のシムスペーサー2枚と O リング2個が付属する。Oリングに関しては何の説明書もないので不明。


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SPACERS CHART を辿ると BSA BB では、NDS-L と DS-R に Type X 0.5mm を左右2枚ずつ入れろとある。てことは、1mm スペーサー左右1枚ずつってことか。


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ドライブサイドに一枚。



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フェイスカット済のBB シェルには、グリスを塗布。エレクトリックワイヤーにも塗りBB がツルンと通過出来るよう心掛ける。


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何の抵抗もなく締め込めたのでエレクトリックワイヤーを上手くやり過ごしたようだ。



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これでBB取付け完了。



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ダウンチューブの裏には、MADE IN ITALY。



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OCP ポジションは、無難に No.3。



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BB のアクスルを挿入するが結構な抵抗がある。最後は、プラハンで軽くこずく程度。これでスラスト方向のガタが判別出来るだろうか?



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右クランクアームの取付けは、プリロードには全く関係なくスパイダーアームを固定するだけなので規定トルクの35Nm で締め付ければ良い。


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ノンドライブサイドにも1mm スペーサー。これで左右1枚ずつ。


ここで、ROTOR クランクのプリロードシステムが初めての方に解説しておこう

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アクスルに左クランクアームを勘合。


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フィキシングボルトを規定トルクで締めアクスルと一体にする。左クランクアームには、とても細かいピッチのネジが切られたプリロードナットがあり今クランクアーム側に締め込まれている。なのでBB とプリロードナットには隙間がある。ていうかこの時点で、軸方向のガタがが必要。


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この状態からプリロードナットを緩めていけば、BBに密着して軸方向のガタが無くなるってわけ。



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ここからは手慣れたもんで、先ずはプリロードナットがクランクアーム側に密着していなければいけないので2mm アレーンキーでプリロードナットを締め付けているボルトを緩める。



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だが全くプリロードナットが回らない!もう締めきっているのか?



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ならば一度緩めてみる。掴み所がないのでボルトにL型六角レンチを掛けても緩まない。



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説明書のノンドライブ側の組立準備を読むと「プリロードナットがクランクアーム部に触れるまで、同ナットを反時計方向に回して下さい」とある。えっ!逆ねじになったんだ!(赤のアンダーラインと矢印は僕が書き込んだもの)


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逆ねじならばこの方向時計回りで緩むはずが全くムリ。



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何故か「ボルトを取り外してはいけません」とあるが抜いてみた。多分ここの割がネジに食ってるんではないか?



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マイナスドライバーで開きながら回してみる作戦に出たが、


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少し回ったところで固くなり、



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更に力を入れて回そうとした瞬間パチン!と弾けてゆるゆるになった!ここのネジピッチ細かいからな?ネジ山逝ったなこりゃ!

明日につづく、