ヘッドバッチ & ラバーコーン

ヘッドバッチ & ラバーコーンの取付だが両方とも位置決めが難しい部品。思いっきり横着したのと慎重すぎる作業工程を見て頂こう。

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オーダーを受けた時の希望によりヘッドバッチをプロトタイプのものに交換する。リベット止めされたヘッドバッチを外すのは難儀かと思われたが、


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フォークを組む前なのでヘッドパイプの内側から抉ったらあっさりと外れてくれた。



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外れたヘッドバッチとリベット。パーカー鋲と呼ばれるものでスクリュー釘のようなもの。プロトタイプのバッチとは厚みが全然違うので長めのパーカー鋲を入手しなければならない。モノタロウなどで簡単に入手可能で値段も1.490円ぐらいと安価だが最低パックで1000個入り。


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これがプロトタイプのヘッドバッジで今後の入手は不可能。量産タイプのアルミ製(0.66mm 厚)ではなくメダルのような厚み(0.95mm)のある真鍮製だ。寸法的には同じなので2枚重ねてマーキングすれば60mm ピッチの穴が開けられる。だが二度と入手できないバッジに穴を開けるには勇気がいる。


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なわけで横着させて頂きます。鈑金塗装屋さんが使うエンブレム装着用の極薄強力両面テープであります。


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あれ、セラコートってステッカーが貼れないんじゃなかったっけ?意外と付くんですねこれが。hasirin ステッカーもこの通り。


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実はこのバッチ薄手の両面テープでは貼り付けできなかった。長手方向に微妙に反っていて厚手の 3M の両面テープを中央部分だけ除いて何とか張り付けた。1mm 近い厚みの真鍮のバッチは非常に硬く、この反りを直しヘットパイプに密着させて正規にリベットで止めたいなら徽章(きしょう・優勝カップなどの製作)屋さんに依頼するしかないだろう。それも年老いた職人さんがいるようなところで。


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明日は、ラバーコーンの取付を