MOULTON DOUBLE PYLON を組む 10

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リヤ変速は何とかなったが、何で何とかなったのが分からないのは気持ち悪い物です。そもそも SRAM RED のリヤディレーラーのチェーンテンション方向のスイングがホイールの面と一致しない理由が未だ分かりません。しかし問題は、フロントにも。


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アウターローでクランクを逆回転するとチェーンがインナーへと外れてしまう。



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BB または、クランクが SRAM じゃないなら分かるがオール SRAM だかんね。小径車故にリヤセンターが短いからチェーンラインがきついのか? いやいやモールトンは、114リンクじゃ足りないくらいでチェーンラインは、700c フルサイズより有利なはず。



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チェーンが外れ出すところにマーキングしてみた。毎回ではないが必ずこの位置から外れ出す。



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確かにマーキングした歯がインナーリンクに乗っかっている。



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では何故毎回ではないのか?アウターリングは、奇数の53T。チェーンはどんな長さでもリンク数は偶数なので、


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先ずはアウターリンクのところに刺さり、

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そこから1回転するとインナーリンク、

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また1回転するとアウターリンクと交互に入れ替わる。ちなみに54T の偶数だと変わらない。



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今問題の歯が、幅の広いアウターリンクに刺さっています。



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もう1回転するとインナーリンクに来る。なので外れるのは2回転に1回と規則的になる。これはもしやチェーンリングの加工不良か?



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DURA-ACE のカセットだって加工不良が見つかったくらいだからな。高い物は確かだって神話は崩れてっかんね。



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でもって新品のチェーンリングをもう一枚取り寄せた。ここでも改善を夢見てほくそえんではいけない。




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右の青いテープを張った方が新たに取り寄せた53T。



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表側を A 面とした。



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画像に撮って拡大してみたが違いが分からない。



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B 面も然り。全く同じにしか見えない。目に見えない違いなのだろうか?



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新たに取り寄せた53T を取り付けてみる。



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大変残念ながら結果は、同じだった。

寸分違わず全く同じ位置で外れる。しかも新たに取り寄せた方がインナーリンクに乗っかるどころか外に出てくる始末。てことは、2枚のチェーンリングは、ほぼ正確に同じ形に加工されているってことだ。

オール SRAM RED だぜ! どーする?