MOULTON DOUBLE PYLON を組む 3

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ダブルパイロンは、2015年モデルからこのタイプのリヤアームピポットに変わっているようですが、果たして改善されているのでしょうか?モールトンの最大の弱点であるピポットブッシュ。ぼくがメンテナンスしたモールトンは、2017年モデルのパシュレーライセンスTSR 以外全て納得のいくものではありませんでした。世界のモールトン販売ショップは皆苦労してるんだと思います。

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ピポットボルトを抜いてみます。結構なトルクで締まってました。



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ワッシャーが出てきました。




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ノルトロックワッシャーですね。ってことは、もう一枚入っているはず。



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奥にありました。互いに階段状のギザギザが向かい合い緩む方向に回ると圧縮力が高まり緩みませんってやつ。



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え〜!2013年以前のゴムブッシュタイプに戻ったのか?



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と思いきやまさかの O リング!



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中は、2分割のブラスブッシュのプレーンベアリングで、何とフランジ部が無い。




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フランジが無いってどうゆう事?



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この小さな O リングの潰れでスラストのガタを止めようっていうのか?



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遥か455mm 後方の車軸から揺さぶられるんだぞ!ゴム製の O リングなぞ何の役目にならないではないか。こんなに素晴らしい芸術作品のようなフレームを作っているのに何でピポットひとつまともに作れないんだろう?作れないというより考え方が幼稚すぎる。これで200万円のフレームといえようか?モールトン博士は亡くなってしまったが、お城の技術者は直ちに Dynavector DV-1 を the HALL に持ち込み研究し、全てのモールトンに DV-1 のリヤピポットシステムを採用すべきである。

明日につづく、



【2019年モデル入荷情報】

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