Dynavector Moulton 研究室訪問記 その2
今日は、アンチノーズダイブ機構を持つサスペンションフォークを組み立てます。DV-1 は、モールトンと同じリーディングリンク式サスペンションフォークを採用していますが、モールトンのフォークコラム内に1本の押しバネを使っているのと違い、露出した引きバネを2本使うなど大きく違っています。更にメインフォーク、サブフォークとボトムリンクの作動部にベアリングが仕込まれ極限までフリクションロスをなくしたスムースな動きを実現しています。考え尽くされたサスペンションフォークは、複雑な構造となり部品点数は、82個(スプリングにゴムキャップ2ヶが追加された)にも及びます。
始めにフォークコラムのクラウンレースカットをやっておきましょう。
これで下準備完了。
メインフォークをバイスに固定。
ボトムリンクに組み込むベアリング4個です。
こちらメインフォーク。
エンドに左右均等に圧入できる冶具です。
続いてサブフォーク。上部の部品は、ロストワックス製法で製作されています。
こちらにもベアリングを圧入。
ブラックアルマイト処理されたボトムリンク。DV の文字がレーザーで入れられたステンレス製のリンクは、サブフォークを支持するパーツで、路面からの衝撃をスプリングに伝えます。
DV リンク(勝手に命名)をメインフォークに取り付けます。このDV リンクがアンチノーズダイブ機構に大きく関わってきますが、それは後ほど。
これでサブフォークが上下に動けるわけです。
メインフォークにボトムリンクを組み付けます。ここにはベアリングの突き出し量より少しだけ厚い無給油式のフリクションワッシャーが入っていますのでナットの締め加減でダンパー効果を調整できます。
次のサブフォークを組みます。こちら側にはフリクション機構がありませんから確実に締め付けます。真ん中のボルトは、リバウンドブッシュを止めているだけなので締めすぎない様に。
ホイール脱落防止のスプリングピンを打ち込んでボトムリンク部の組み立ては完了。
ちなみにフォーク組み付けに伴うボルト類は、全て DV-1 の為の特注で製作したものです。明日は、スプリングの組み付けを行いますが素敵なパーツが見れますのでお楽しみに!
明日につづく、
今日は、アンチノーズダイブ機構を持つサスペンションフォークを組み立てます。DV-1 は、モールトンと同じリーディングリンク式サスペンションフォークを採用していますが、モールトンのフォークコラム内に1本の押しバネを使っているのと違い、露出した引きバネを2本使うなど大きく違っています。更にメインフォーク、サブフォークとボトムリンクの作動部にベアリングが仕込まれ極限までフリクションロスをなくしたスムースな動きを実現しています。考え尽くされたサスペンションフォークは、複雑な構造となり部品点数は、82個(スプリングにゴムキャップ2ヶが追加された)にも及びます。
始めにフォークコラムのクラウンレースカットをやっておきましょう。
これで下準備完了。
メインフォークをバイスに固定。
ボトムリンクに組み込むベアリング4個です。
こちらメインフォーク。
エンドに左右均等に圧入できる冶具です。
続いてサブフォーク。上部の部品は、ロストワックス製法で製作されています。
こちらにもベアリングを圧入。
ブラックアルマイト処理されたボトムリンク。DV の文字がレーザーで入れられたステンレス製のリンクは、サブフォークを支持するパーツで、路面からの衝撃をスプリングに伝えます。
DV リンク(勝手に命名)をメインフォークに取り付けます。このDV リンクがアンチノーズダイブ機構に大きく関わってきますが、それは後ほど。
これでサブフォークが上下に動けるわけです。
メインフォークにボトムリンクを組み付けます。ここにはベアリングの突き出し量より少しだけ厚い無給油式のフリクションワッシャーが入っていますのでナットの締め加減でダンパー効果を調整できます。
次のサブフォークを組みます。こちら側にはフリクション機構がありませんから確実に締め付けます。真ん中のボルトは、リバウンドブッシュを止めているだけなので締めすぎない様に。
ホイール脱落防止のスプリングピンを打ち込んでボトムリンク部の組み立ては完了。
ちなみにフォーク組み付けに伴うボルト類は、全て DV-1 の為の特注で製作したものです。明日は、スプリングの組み付けを行いますが素敵なパーツが見れますのでお楽しみに!
明日につづく、