フロントサスペンションフォークのリペアー

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車体整備の最後は、フロントサスペンションフォークのリペアーであります。始めはビビりながらやっていた作業も大分慣れてきました。

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【APB リペアキット内容】
ダストブーツ 2.500円(以下税別)
アジャスターロックナット 1.000円
バンプストッパー 3.000円
ピストン 3.800円
スプリング 3.000円
リバウンドブッシュ2ヶ 1.800円
フリクションワッシャー8ヶ 3.000円
ボトムリンクブッシュ4ヶ 1.500円
(スプリングアジャスターは、再使用しました)



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先ずは、フォークエンドに圧入されたボトムリンクブッシュを打ち換えます。



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取り外した左は、ブッシュとは呼べない鉄のスリーブですね。リペアパーツの方は、メタルブッシュで内部にはテフロン加工がしてあります。



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これ左右均等にはみ出すようにセットするのですが、幸運にも内径10mm の丁度良い厚みのワッシャーが見つかりました。



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このワッシャーを入れて、



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圧入しますと、



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何時でも左右均等です。これ取っておこう。




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フォークコラムのクラウンレースが圧入される部分を測ってみると、




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Φ26.4 なのでイタリアン規格のヘッドパーツが組まれているのが分かります。スレッドヘッドのモールトンってみんなイタリアンなのかな?



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右の白いピストンがリペアーパーツで、固着しにくく摺動抵抗が少ない形になってますね。



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バンプストッパーをねじ込みます。



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次にロックナットとアジャスター、ピストン。アジャスターは、目一杯締め込んでおいた方がボトムリンクの組み立てが楽です。



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新しいスプリングをグリスまみれにして突っ込みます。勿論コラム内部は、洗浄済です。




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おっと忘れもの!




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ダストブーツを入れねば。



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件の方法でスプリングを圧縮。



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ボトムリンクを組み付けていきます。



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エンドが全て塗装されていますので今回はノーグリスで行ってみようと思います。



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赤いのがリバウンドブッシュで、緑がフリクションワッシャー。



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リンクプレートをナイロンナットでセットします。



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締め付け加減は、ワッシャーに爪を掛けて横にずれるぐらいかな。



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これで、フロントサスペンションフォークのリペアーが完了。



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リヤアームを組んだリヤセクションとフロントでクションを合体させましょう。



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ハイトルクロックリング 3.500円
オプションパーツで、「APB、TSR、AM-7、AM-14、AM-GT、New Series等の分割フレームに装着できフレーム剛性が向上します」とある。


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オリジナルにくらべ大きいので手で締めただけでもトルクが多く掛ります。穴にアレーンキーなどを差して締め込めば更に固定力が高まります。


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ところがこれ入んねース!



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左側のテーパー部分を旋盤で落としてあげないと無理ですね。APB にも使えるって書いてあんのに?



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こういう悪天候の日は、このような作業に持って来いですね。これで車体整備は、無事完了で〜す。それではパーツチョイスと行きますか。

次回につづく、