完全無給油ベアリング DU ブッシュのお話

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キモリファィトリーから先生の KIMORI COROSSUS HR 2号機フレームが戻って来た。今回はフロントフォークオイル交換を含むフルオーバーホールとなった。

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過剰なほどの梱包。



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完璧な精度で組まれたフレームは、新車の性能を取り戻したに違いない。



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全てのブッシュ類が交換された。特にリヤアームピポットブッシュは、圧入後に膨らんだブッシュの内径をアジャストリーマでの微調整が必要とされる。



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今回の交換部品は以下。(価格は税別)これにフロントダンパーユニットのフラッシング&オイル交換が加わる。

・ピボットシャフト                                            7.000円
・ピボットメタルブッシュ                   2.100×2 4.200円
・KS ブッシュ                              2.870×12 34.440円
・DU ブッシュ                                  800×12 9.600円
・ナイロンワッシャー                        110×12 1.320円
・MAED DU ブッシュ                         800×2 1.600円
・ピロボール(大)                                          1.800円
・ピロボール(小)                            1.460×2 2.920円
・ピロボールボルト                             500×2  1.000円
・ピロボールナイロンナット                     120×2 240円
・5mm ナイロンナット                             80×12 960円
・フロントダンパーフリーピストンOリング 100×2 200円
・フォークオイル50cc                    500円
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合計                           65.780円



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写真は、交換されたDUブッシュです。母材に圧入される可動部分の完全無給油ベアリングです。大同メタル工業のダイダインDDK05 という製品で、銅の表面にPTFEというテフロン加工のようなものが施してあるそうです。同ホームページによると給油無しの方が耐摩耗性、耐荷重性共に良好となっていることからキモリファクトリーでは現在、無給油で組んでいるそうです。


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全てのブッシュがダメだったわけではないが(黒いテフロンが剥がれた下に銅が見えている)次のオーバーホールまでの消耗部品の均一化ともう一つ、全てのブッシュを外す必要があったため全部の交換に至った。


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もう一つの理由とは、HR のフロントフォーク、リヤアームに施されたメッキ処理の上に吹いたクリアー塗装の剥離。HR プロトは、メッキのみでフィニッシュしたが、1号機から3号機までは、メッキへの錆びの誘発を嫌いクリアー塗装を施した。クリアーコーティングすれば錆びの発生は皆無となるが、何と言うかメッキに温かみが見えてしまう。クリヤーコートしなかったプロトのメッキには、冷たく冷徹で直線的な光が見える。この際オーバーホールがてらクリヤーを剥がそうという相談になった。先生、今度は放っておくと錆びますよ〜! ガラスコーティングしておきますね。

あれ今日は、Di2 まで行かなかったね?