お客さんの工作技術が半端ない件

DSC_2672

Sさんが DAHON アニバーサリーに取り付けるBontrager Drafut Box 2の取付金具を作ってきたので紹介します。相変わらず工作技術が半端ないです。

DSC_9273
前回は、シートポストが下げられない理由からベルクロ止めでした。ですがこれだと本当に垂直尾翼効果が出てしまい高速で走るとプルプルしてました。今回折り畳みの際はシートポスト抜くので固定で行くそうです。


DSC_2674
AL 6063 の10mm 角棒から製作されたブラケット。しっかり肉抜されてますが「どうせ肉抜きするなら見える方向に穴開ければ」と言ったら、


DSC_2676
即座に作り替えて来ました。流石!



DSC_2677
シートポストへの取付に使うリクセンのボトルフィクスもチョイ加工してますね。



DSC_2678
アルミブラケットに当たる部分を面取り。



DSC_2679
5mm キャップボルトも7mm のスパナが掛るように頭を加工。



DSC_2684
位置的にはこんなもんかな。



DSC_2685
すかさずマーキング。



DSC_2686
一端外さないと締められないのが難点。



DSC_2691
垂直尾翼取付完了!



DSC_2713
おにぎりだったら三つは入るね。



DSC_2714
着脱ワンタッチ!



DSC_2690
これだけ大きかったら確かに整流効果期待できるかも。



DSC_2688




DSC_2689




DSC_2692




DSC_2693




DSC_2694




DSC_2695




DSC_2700




DSC_2698




DSC_2699


垂直尾翼ネタをおまけに

飛行機の垂直尾翼、英語で言いますところのバーチカルスタビライザーには、ラダー(方向舵)が付いており飛行機の進行方向を左右に向ける働きをしています。曲技飛行の種目でナイフエッジって技がありまして、真横になったまま飛行を続けるというラダーにとっては非常に大変な技です。主翼には全く浮力が発生していませんから胴体の側面積だけで浮いている状態です。その迎角を凄い力で維持しているのがラダーであります。

DSC_2701
アクロバティック機は、垂直尾翼より遥かに大きなラダーが付いていますので、その先端が反対側に切れるカウンターで操舵力を軽減しています。


DSC_2703
これがラダーを動かすサーボ JR8921です。模型飛行機でナイフエッジを行う場合、機体重量の3倍のトルクがあるサーボが必要とされています。7kg の機体だったら21kg.cm 以上のトルクです。この機体には36.5kg.cm のサーボを積んでいます。

サーボのトルクが足りないと以下の動画のように胴体がボッキリ折れることに!


 

明日は、RIDEA からリリースされる DAHON 用 NEW アイテムのテストを!