奥が深かった新型フロントディレーラー 2

調整に入る前に ULTEGRA FD-R8000 フロントディレーラーのディーラーマニュアルを熟読します。がこれ、やってみないと意図が掴めませんよシマノさん。

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「チェーンガイド外プレートと最大チェーンリングの隙間が1〜3mm になるよう調整します」とある。



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次に「ロー側調整ボルトを調整しチェーンガイド外プレートとチェーンリングの面を揃えます」とここまでは従来通りですが、



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次に「ワイヤーを取り付け初期伸びを取る」えっ もうワイヤー付けちゃうの?



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問題はこの部分。「ブラケットのインジケーター(B)とインプットリンクのインジケーター(A)が合うようにケーブル調整ボルト(C)でケーブルの張を調整します」 「ケーブル張調整が完了したらチェーンを取り付けて下さい」 

て書いてあるんだけど全く理解できない。チェーンが無ければローのスタート位置が決定できないと思い、この部分は無視して独自に進めてみた。まー、組み終わってからこのインジケーターの位置がどこに来ているのか見ればいいやぐらいの軽い気持ちでね。


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先にチェーン付けちゃいました。はいスタートはインナーローですね。



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内側のケージとチェーンの間隔を詰めて行きます。



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左側のLO アジャストボルト(イモネジ)を締めこんで行けば、チェーンに近づいてきます。



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内側の黒い樹脂のスキットプレートとチェーンの隙間は、0〜0.5mm です。ですから触っていてもOK!



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ここで初めてインナーケーブルを繋ぎますが、ワイヤーを引っ張るとインプットリンクがパタパタ動いて困ります。そこで打った手。


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ワイヤー張調整用キャップスクリューを示した赤矢印でインプットリンクの動きを見て下さい。このように出荷時には遊びが出るよう調整されています。



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ワイヤーはこのように通りますが、



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取付ボルトにレンチを掛けて締め付けようとすると、



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勿論押し付けて締めるものですからインプットリンクがパタンと下がってしまう。



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このまま締め付けると今ワイヤーが張っていますが、



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遊びの分を持ち上げるとこのように弛んでしまいます。これがやでやでどうしたかっていうと、



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HI 側アジャストスクリューを締めこんで行ったのです。



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LO 側のアームは、アジャストスクリューに当たって止まっています。HI 側は遊びがあるわけです。



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HI 側アジャストスクリューを締めこんで行くとやがてHI 側のアームと接触します。それ以上締めこむとLO 側にも影響が出ますから寸止めで止めておきます。(気を使ってるつもり)


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上の遊びがある状態からスクリューを締めこんで行きますと張調整用のキャップスクリューが真横を向くほど倒れてきます。これで遊びは、ほぼゼロ。してやったぜ! だがこれが後に大恥をかくことに・・・・

明日につづく、


【2018 FUJI 入荷情報】
本日、以下のモデルが入荷しました
PALETTE:オールカラー