もやい結びなフロントディレーラー

電動フロントディレーラーと同じパンタグラフ形式となった FD-9100 DURA-ACE、FD-8000 ULTEGRA、FD-5801 105 は、少々ワイヤーの取り回しが複雑になりました。今夜はそこんとこを。

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フロントディレーラーのインナーケーブルは、BBから立ち上がる際、リヤピポットと干渉するのでチューブを入れておきましょう。取り付け方はこの半分ガイドに乗っけちゃう方式。


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ここで KIMORI のフロントディレーラー台座についてアドバイス。特殊な台座は、1本の逆ねじで取付いていますが、連続写真のような遠くから一気に締めてしまうとフロントディレーラーが持ち上がって来てしまいます。


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「何だ!調子悪いじゃん」 などと言わないでください。台座がシートチューブに近づいて行くとチューブが丸いためツッパリ棒の樹脂が上方に滑って行ってしまうのです。


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正しい締め付け方は、先ず逆ねじを止まるところまで締めこみます。



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後にツッパリ棒をシートチューブに押し付けます。ここから締めこめば確実に固定出来ますよ。



それでは、もやい結びの授業を始めます!

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リンクカバーの外し方です。



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上から見て左にねじってあげると、



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簡単に外せます。



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取付は、リンクカバーのピンをケーブル取付ボルトに差し込んで、



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そのままパチンです。



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BB から立ち上がったケーブルは、フロントディレーラーのケーブルガイドを通り、



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溝を通って取付ボルトとアジャストバレルの間へ、



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これで手前に出てきます。ここでワイヤーを引きながら取付ボルトで固定しますが、チェーンを取り付けた後でないと調整が出来ませんので、こちらは後日。


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余ったワイヤーは、ケーブル調整ボルトの付いたインプットリンクの下を潜って向こう側へ、



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そしてリンクカバーの太い方の穴から通します。



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こうゆう状態。



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そしてパチンと戻して、



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余ったワイヤーをカット。


今夜のおまけ

お池から出てきた蛇が、木の後ろを回って、お池に戻る・・・・・