モールトン DOUBLE PYLON のメンテナンス 4

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フランジ部を内側から見る。上面だけが擦れているのが分かる。



ペイント
スピンドルが短いためフランジ上面が赤矢印の方向に潰れるように締め付けられていたと思われる。



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それと気になっていたキズが左右ともにある。



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どうやらブッシュのツバが当たっていたようだ。これは一先ず置いといて。



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ブッシュの当たる部分の塗装を剥がしてみた。



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そしてスピンドルをピポットボルトでセットするが、例によって締め付けてはいけない。



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スピンドルをスラスト方向に振ると隙間が見える。



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この隙間がいくつかだ。先ず0.05mm。



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最終的に0.15mm が入った。



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スピンドルの長さが73.14mm。



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スピンドル長73.14 + 隙間0.15mm で、73.29mm を目指す。



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スピンドル外径は、11.93mm だから



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11.93mm 以上。



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内径も一応測って、8.18mm。



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このままでは、スピンドル内径とピポットボルトがガタガタなので、



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ピポットボルト外径7.81mm だから、



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7.81mm 強とする。



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勿論加工は必要になるが、この条件を満たす素材をモノタロウで見つけた。外径12mm 内径6mm。長さは、20〜1000mm 以内で1mm 単位でオーダーできる。

パイプリニアシャフトストレート




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それと気になったのがこれ、



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ヘリサートコイルが挿入されている。これモールトンの工場で加工してるんだって。8mm のしかも皿キャップボルトでねじ切れる人なんていないと思うが?

次回につづく、