Moulton SST-22 フレームセット その2
BS モールトンには、あまり興味はなかったが、下の写真が目に入って来たとき断然強い興味が湧いてきた。どうやらBSからデザイン依頼を受けた博士が、F型と呼ばれるモールトン初期モデルを忠実に再現した自転車だったようだ。
航空機のサスペンションの写真。
博士はブリヂストンモールトンのアイデアを広げる意味で一冊の本を取り出した。H.Gコンウェイ氏の「LANDING GEAR DESIGN」だった。とある。是非見てみたい資料だ。戦時中、英国空軍技術将校に志願した経歴のある博士は航空機にも精通していたのである。
初期モデルF 型では、フォークの回り止めにセレーションを使っていたがBS モールトンではリンク機構を採用。
これならぼくも持ってる。
ラジコン用だが。
さて、ゴールデンウィーク突入で、ちと忙しかったので、この後は少し関連する記事ってことで再放送でお届けする。
2014年1月の記事より
6日の月曜日、天気が良いので趣味のラジコンを飛ばそうと我らがクラブ飛行場へ。到着すると6〜7mの風で吹き流しは真横に固定されているかのようです。ラジコン機にしたら強風どころか暴風です。
せっかく出かけたのに帰る気にもなれず、30km程離れた成田空港に来てみました。なんで着陸してくる方向が分かったかって?
YUPITERU VT-225
常に秘密兵器を持っているからです。これで事前にパイロットの無線交信を傍受します。118.20に周波数を合わせれば、成田空港に着陸しようとする便の会話が効けます。パイロトが「ランウェイ34レフト」と復唱すれば柴山側から、「16ライト」ならさくらの山公園側てな具合です。
R/W 34 L なら成田航空科学博物館へ
屋外にも沢山の航空機が展示されています。中でもお気に入りなのがこのエアロコマンダー。コクピットに座ることが出来ますが、強風時には良く揺れてくれ、臨場感一杯です。背後に777(ボーイング、トリプルセブン)を捕らえました。(iPonにて撮影)
FUJI FA-200
一方通行入口ゲートに展示されている富士重工製のエアロスバルです。
MITUBISHI MU-2
こちらも純国産機です。子供のころ大好きだった機体です。新聞社などで使われていました。国産機は、この他にも木村秀政先生のYS-11が展示されています。現役を退いた機体ばかりが展示されていますが、ぼくらにとっては嬉しいかぎりです。
先端にチョコンと付いたノーズギヤが好きです。
メインギヤのタイヤはレザーワックスでビカビカ。館長さんの愛が伝わります。
ぼくと同い年だったんだ。知らなんだ。
入場券500円払って館内へ
5階が360°のコントロールタワーに見立てた展望台。3階の屋外展望台よりパチリ。流石に奴ら強風の中、ビクともしないや。(風に完全に正対しているので殆ど揺れない。つまらん!)
いつ出来たんだろう、こんな展示があった。BOENG 747の頭。
飛行機足フェチのぼくとしては、ここはじっくりと。
現在飛んでいる多くの旅客機が、オレオ脚と呼ばれるこのタイプのノーズギヤ(緩衝装置)を採用しています。
二つのタイヤは、1本の軸で結ばれショックアブソーバーのインナーチューブに取り付けられています。インナーチューブはシリンダー内を自由にクルクル回ってしまいますので、何処に行ってしまうか解りません。パイロットがフットペダルを左右に踏むとワイヤリインケージによりアクチュエーターに伝わり、大きな力で”く”の字に連結されたパーツを動かします。このパーツがショックアブソーバーの収縮に屈伸運動しながら追従しつつ、ハンドルを切る重要な役割をしている訳です。これはDAHON の一部サスペンションモデルにも採用されました。
一度このヒンジ部分を見てみたかった
殆どの航空機はバックできません。ボーディングブリッジから搭乗を終えた後、平べったい大きな車が飛行機を押している姿を良く見かけますね。その際ハンドルを切るのは飛行機を押すトーイングトラクターが主導権えを取ります。従って、ステアリング系統に影響を与えないために、一度ここを外します。グランドスタッフが道具も使わずクイックリリース出来るようになってるんですね。向かって右側のキャッスルナット状になった部分に刺さる回り止めに注目。
親指でボタンを押すと先端のチェックボールが引っ込み抜ける仕組み。
反対側はネジになっていて、手で左に回せば(実際にぼくも道具は持ち合わせていない)簡単に抜けるようだ。(完全に抜いてしまって”ガターン”と落ちたら”こらーっ”となりそうだったので途中で止めといたが)
この部分が下に下がりトーイングバーと連結するのだ。でも本当にこんな簡単でいいのかな?
いいものを見せてもらった500円は安かった
退館し外から全体写真を一枚。すると建物から係員のおっさん1名と一家族が、どうやらオプショナルツアーの解説らしい。おっさん「このタイヤは25回ほど再生され1本100万円もします」などと得意げにレクチャー。ぼくは賺さずフェンスの外から手を上げて、「質問、このオレオは・・・・」と言ったら、「きみね、今お客さんに説明してるから、明日来て500円払ってこっちに来なさいよ、そしたら教えてあげるから」だって。
おっさん、本当は知らねーんじゃん!
職業柄、折り畳み構造には、うるさいもんで、失礼!
BS モールトンには、あまり興味はなかったが、下の写真が目に入って来たとき断然強い興味が湧いてきた。どうやらBSからデザイン依頼を受けた博士が、F型と呼ばれるモールトン初期モデルを忠実に再現した自転車だったようだ。
航空機のサスペンションの写真。
博士はブリヂストンモールトンのアイデアを広げる意味で一冊の本を取り出した。H.Gコンウェイ氏の「LANDING GEAR DESIGN」だった。とある。是非見てみたい資料だ。戦時中、英国空軍技術将校に志願した経歴のある博士は航空機にも精通していたのである。
初期モデルF 型では、フォークの回り止めにセレーションを使っていたがBS モールトンではリンク機構を採用。
これならぼくも持ってる。
ラジコン用だが。
さて、ゴールデンウィーク突入で、ちと忙しかったので、この後は少し関連する記事ってことで再放送でお届けする。
2014年1月の記事より
6日の月曜日、天気が良いので趣味のラジコンを飛ばそうと我らがクラブ飛行場へ。到着すると6〜7mの風で吹き流しは真横に固定されているかのようです。ラジコン機にしたら強風どころか暴風です。
せっかく出かけたのに帰る気にもなれず、30km程離れた成田空港に来てみました。なんで着陸してくる方向が分かったかって?
YUPITERU VT-225
常に秘密兵器を持っているからです。これで事前にパイロットの無線交信を傍受します。118.20に周波数を合わせれば、成田空港に着陸しようとする便の会話が効けます。パイロトが「ランウェイ34レフト」と復唱すれば柴山側から、「16ライト」ならさくらの山公園側てな具合です。
R/W 34 L なら成田航空科学博物館へ
屋外にも沢山の航空機が展示されています。中でもお気に入りなのがこのエアロコマンダー。コクピットに座ることが出来ますが、強風時には良く揺れてくれ、臨場感一杯です。背後に777(ボーイング、トリプルセブン)を捕らえました。(iPonにて撮影)
FUJI FA-200
一方通行入口ゲートに展示されている富士重工製のエアロスバルです。
MITUBISHI MU-2
こちらも純国産機です。子供のころ大好きだった機体です。新聞社などで使われていました。国産機は、この他にも木村秀政先生のYS-11が展示されています。現役を退いた機体ばかりが展示されていますが、ぼくらにとっては嬉しいかぎりです。
先端にチョコンと付いたノーズギヤが好きです。
メインギヤのタイヤはレザーワックスでビカビカ。館長さんの愛が伝わります。
ぼくと同い年だったんだ。知らなんだ。
入場券500円払って館内へ
5階が360°のコントロールタワーに見立てた展望台。3階の屋外展望台よりパチリ。流石に奴ら強風の中、ビクともしないや。(風に完全に正対しているので殆ど揺れない。つまらん!)
いつ出来たんだろう、こんな展示があった。BOENG 747の頭。
飛行機足フェチのぼくとしては、ここはじっくりと。
現在飛んでいる多くの旅客機が、オレオ脚と呼ばれるこのタイプのノーズギヤ(緩衝装置)を採用しています。
二つのタイヤは、1本の軸で結ばれショックアブソーバーのインナーチューブに取り付けられています。インナーチューブはシリンダー内を自由にクルクル回ってしまいますので、何処に行ってしまうか解りません。パイロットがフットペダルを左右に踏むとワイヤリインケージによりアクチュエーターに伝わり、大きな力で”く”の字に連結されたパーツを動かします。このパーツがショックアブソーバーの収縮に屈伸運動しながら追従しつつ、ハンドルを切る重要な役割をしている訳です。これはDAHON の一部サスペンションモデルにも採用されました。
一度このヒンジ部分を見てみたかった
殆どの航空機はバックできません。ボーディングブリッジから搭乗を終えた後、平べったい大きな車が飛行機を押している姿を良く見かけますね。その際ハンドルを切るのは飛行機を押すトーイングトラクターが主導権えを取ります。従って、ステアリング系統に影響を与えないために、一度ここを外します。グランドスタッフが道具も使わずクイックリリース出来るようになってるんですね。向かって右側のキャッスルナット状になった部分に刺さる回り止めに注目。
親指でボタンを押すと先端のチェックボールが引っ込み抜ける仕組み。
反対側はネジになっていて、手で左に回せば(実際にぼくも道具は持ち合わせていない)簡単に抜けるようだ。(完全に抜いてしまって”ガターン”と落ちたら”こらーっ”となりそうだったので途中で止めといたが)
この部分が下に下がりトーイングバーと連結するのだ。でも本当にこんな簡単でいいのかな?
いいものを見せてもらった500円は安かった
退館し外から全体写真を一枚。すると建物から係員のおっさん1名と一家族が、どうやらオプショナルツアーの解説らしい。おっさん「このタイヤは25回ほど再生され1本100万円もします」などと得意げにレクチャー。ぼくは賺さずフェンスの外から手を上げて、「質問、このオレオは・・・・」と言ったら、「きみね、今お客さんに説明してるから、明日来て500円払ってこっちに来なさいよ、そしたら教えてあげるから」だって。
おっさん、本当は知らねーんじゃん!
職業柄、折り畳み構造には、うるさいもんで、失礼!