今更聞けないことを誰かに聞いてみる

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先生のKIMORI COLOSSUS HR のリムをフルカーボンに入れ替えた。フルカーボンに対応するブレーキシューに入れ替えるのだが、ここで素朴な疑問が浮かんだ。自転車屋故に今更聞けない疑問を聞いてみた。

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これこれ、ブレーキシューカートリッジから出ている髭みたいの何?



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Shimano お客様相談窓口に電話して聞いてみた。



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電話に出られた担当の方は若そうな声だったが、ホイールを入れる際のキズ付防止だと言っていた。マイナスねじのように見えるものは樹脂製で、リムに当たってもキズにならない為だって。本当かな?


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カンパの古いキャリパーにも。納得行かないのでクラシックバイクの先生である ARAYA 工業の内藤さんに聞いてみた。


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その昔、ツールド・フランス等のレースシーンにおいて、スペアーホイールに入れ替える際、タイヤがブレーキシューの角に当り、なかなかエンドに納まらないという苛立ちから、ガイドを付けて素早く装着出来るようにしたものだという。流石は内藤さん物知りだわ。こんなことも言っていた。昨今UCI よりも ISO を重んじる傾向がありフォークエンドの返しがないものは、車検に受からないらしい。


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これがその返し。安全ではあるがこれでは、クイックレバーを解放しただけではホイールが外せない。返しから外れるまでナットをクルクル回してやる必要がある。素早いホイールの脱着が望まれるレースシーンにおいてこんなレギュレーション作ること自体が間違っているのではないか。


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内藤さんは、鉄のエンドには、必ず鉄のクイックを使いなさいとも言っていた。



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こちらアルミのクイックだが、使っているうちにアルミに付けたローレットが鉄のエンドに負けて全て無くなってしまう。


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こちら現代のDURA-ACE。ナット側は鉄でマグネットがくっ付いているが、



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レバー側はアルミだ。



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こちらGOKISO のクイック。軽さよりも安全性を求めてどちらも鉄。



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おっとKIMORI はツールド・フランスに出られませんな! 最も17インチなんてムリだけど。



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流石は、GOKISO のクイック。ハードクロームメッキにも歯が立ってます。(画像クリックで拡大)



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最早、今トレンドのワイドリムでは役立たず。



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ぼくはこれを冷却フィンとみた

彼方はどう思いますか?