アレックス・モールトンはじめました

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”アレックス・モールトンはじめました” と書いてしまうと冷やし中華みたいになってしまいますが、モールトンバイシクル駆け出しのぼくには十分な覚悟のフレーズあります。毎度のことですがメーカーサイトを見る限り悪いことは一切出ていません。DAHON / tern の良い所悪い所を包み隠さず書いてきて(悪い所を書けない人は、その自転車と真剣に向き合っていないのだとぼくは思う)お店の信頼を掴んだようにモールトンも辛口で行こうかと思います。

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Moulton TSR-9 FX  220.000円(税別) 完成車

アレックス・モールトン博士のスモールホイールバイク構想は1956年に始まる。1962年には、お城の敷地内にアッセンブリー工場を建設。1983年にAMシリーズのスペースフレームが誕生し、1992年イングランド、ストラットフォードにある老舗自転車メーカー Pashley(パシュレイ社)がAPBモデルのライセンス生産を開始。このAPBが現行モデルのTSR へと進化した。

モールトンバイシクルのラインナップは、フラッグシップモデルのダブルパイロンをはじめとするNEWシリーズが3機種、AMシリーズが5機種で、これらが俗に言う”お城製”。そして写真のTSR-9 FX とこれの分割フレーム構造を持つ TSR-9 SP(どちらも完成車)がパシュレイ社でライセンス生産されるものだ。

良く耳にするのが、「おー!モールトンですね! あっ、これお城で作ってないやつですね」って言われちゃうパターン。1.800.000万円もするダブルパイロンからすれば、220.000円のTSR は安いかもしれないが、220.000円の自転車は高級車の部類に入るはずだ。これではあまりに可愛そうである。

でもって、ぼくのようなモールトン入門者にはピッタリのTSR-9 FX を研究用に買ってみたわけです。今後、”お城で作っていないモールトンはダメなのか?” をシリーズ化してパシュレイライセンスモデルを詳しく検証して行きたいと思います。


実は、パシュレイ橋輪でも売っています!

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歴史は80年とあるが橋輪も80年あまりやってますからね。



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Pashley PARA BIKE   105.000円(税別)



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曲線を描くダブルパイプが特徴的なクラシックバイク。



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テールの外まで回り込んだ泥除けステーがミリタリーっぽい。



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Sturmey Archer XRD5 の内装5段。



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ブレーキは前後スタミのドラムブレーキ。



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BROOKS B67 が標準装備する。



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何だかTSR と同じ匂いがしません?



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現在このパシュレイ・パラバイクは、あのQ-RINGS プロフェッサー T 氏がカスタムして乗っています。(こちらも面白いので何かの機会にご紹介したいと思います)



そしてぼくが、しばらく前から気になっているこれ

(画像クリックで拡大)


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Pashley SPEED 5   220.000円(税別)



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価格もTSR とぴったり同じだ!