KIMORI COLOSSUS は、SST(特殊工具)

マレーシアに送った KIMORI COLOSSUS HR 4号機のフロントサスペンションに問題が発生したとのメール。100Psi まで充填したエアーが一晩で抜けてしまうと言う。ぼくは、「バルブコアを増し締めしてみて下さい」と返信したが、全く緩んでなかったとの返事。 その後「エアー洩れの箇所を突き止めた」とのメール。海外への発送の場合PL法絡みもあってコンペモデル扱い(レース競技専用車・補償対象外)での出荷とさせて頂いているが、これはちょっと何とかしてあげねばと・・・・・。

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このトップキャップとインナーチューブの隙間からエアー洩れを起しているらしい。どうやってエアー洩れの箇所を突き止めたかが笑える。(困っているお客さんを笑ってはいけないが、その大胆さが凄い)パンク修理の要領で、キッチンのシンクを水で満たし、KIMORI を逆さに付け込んだそうだ。(笑)(失礼)


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このトップキャップを締めたり緩めたりするには、このキモリお手製のSST(スペシャルツール)が必要。しかもこのSST 現在木森さんのところに1個しかない。


そこでこんなメールをマレーシアへ送った

画像見ました。珍しい症例です。

おそらくトップキャップが緩んでいるのだと思います。

トップキャップに付くOリングが切れた事例はありませんので、

増し締めすれば治ると思います。

トップキャップはスペシャルツールが無ければ締めたり緩めたり出来ませんが、

身近なもので代用することを考え付きました。

説明は難しいので写真に撮り今夜の【橋輪Blog】にアップします。

簡単なので試して下さい。


橋輪風 KIMORI トップキャップの外し方

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ぼくのHR で実演してみましょう。



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SST は、COLOSSUS 自体に搭載されていた。これぞ車載工具。



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アルミ削り出しのキモリ製スペシャルステム。下面は特殊なアールを描くが上面はフラットだ。ここを使います。



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バルブからエアーを抜きます。



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するとサスが沈み込みブレーキワイヤーなどに余裕が出来ます。



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そしてステムを緩めます。



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こんどはハンドルクランプを緩めますが、クローズドタイプのキモリステムは、バーテープやブレーキレバーを外さないとハンドルバーが抜けません。この作業のためにそこまでやるのはちょっと。


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そこで考えたのが天地返しアップサイドダウンステム。ステムを緩めてひっくり返すんです。HR 1.2.3.4号機は、バークランプ径がΦ26.0仕様ですから精度出し過ぎてボルトを緩めた位ではステムが動かないと思いますので、こちらの方法でお試しください。



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逆さにしたステムをトップキャップの部分だけに被せます。



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ギリギリにね!



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軽くボルトを締めます。



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そしてハンドルを左に切れば、



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はい緩みました。



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Oリングを見て異常がないか確認してください。



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異常が見受けられなければ元に戻して下さい。Oリングにはオイルが付いています。



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同じ要領でハンドルを右に切れば絞まります。ちょっとで良いですからね。


どうですグッドアイデアだったでしょう!

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京都のI さん、HR5号機製作始まってますよ!

KIMORI COLOSSUS HR